50年ほど前の1968年発行なので、こうした分野では内容が古くなっているのではと懸念しました。
読後、これは一般人にとっては初歩的、基本的で今でも通じる内容です。
「だまされないために、だます方法を知る」がテーマです。
有り難いことに数式が一切ないのですらすらと読めます。
最初にアンケート調査、サンプリング、平均値といったお馴染みの統計数値は作り手の意図によって歪曲され、勘違いを起こさせる方法が実例で紹介されます。
アメリカの大学で男女共学が始まったころ驚くべき結果が発表されました。
なんと女子大学生の33.3%がその大学の教授と結婚したというのです。
これは数千人の大学生のうち女子大学生は3人しかおらず、その中の一人が教授と結婚したというだけの結果です。
統計数字に基づいて事実を発表しただけですが、受け手に誤った印象を与えます。
このような実例が多く紹介され、手口も巧妙で複雑で私のような一般人は簡単に騙されてしまいます。
作者は、統計のウソを見破る5つの注意点を挙げています。
1.誰がそれを言っているのか(統計の出所を疑え)
2.どういう方法でその結果が出されたのか(調査方法を疑え)
3.足りないデータは何か(隠されたデータに注意)
4.言っていることが違うのではないか(問題のすり替えに注意せよ)
5.意味のある内容なのか(どこかヘンではないか)
毎日、マスコミなどで尤もらしい統計に基づくCM、意見、主張に囲まれている私たちですが、冷静に見ればどこかヘンなところがあるので注意が必要と思いました。
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統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス) 新書 – 1968/7/24
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世の中には統計が氾濫している。「平均」とか「相関関係」とか言って数字やグラフを示されると、怪しい話も信じたくなる。しかし、統計数字やグラフは、必ずしも示されている通りのものではない。目に見える以上の意味がある場合もあるし、見かけより内容がないかもしれないのだ。統計が読み書きの能力と同じぐらい必要になっている現在、「統計でだまされない」ためには、まず「統計でだます方法」を知ることが必要だ!
だまされないためには、だます方法を知ることだ!
かの有名な英国の政治家ディズレーリは言った――ウソには3種類ある。ウソ、みえすいたウソ、そして統計だ――と。確かに私たちが見たり聞いたり読んだりするものに統計が氾濫しているし、「平均」とか「相関関係」とか「トレンド」とか言って数字を見せられ、グラフを示されると、怪しい話も信じたくなる。しかし、統計数字やグラフは、必ずしも示されている通りのものではない。目に見える以上の意味がある場合もあるし、見かけより内容がないかもしれないのである。私たちにとって、統計が読み書きの能力と同じぐらい必要になっている現在、「統計でだまされない」ためには、まず「統計でだます方法」を本書によって知ることが必要なのである!
だまされないためには、だます方法を知ることだ!
かの有名な英国の政治家ディズレーリは言った――ウソには3種類ある。ウソ、みえすいたウソ、そして統計だ――と。確かに私たちが見たり聞いたり読んだりするものに統計が氾濫しているし、「平均」とか「相関関係」とか「トレンド」とか言って数字を見せられ、グラフを示されると、怪しい話も信じたくなる。しかし、統計数字やグラフは、必ずしも示されている通りのものではない。目に見える以上の意味がある場合もあるし、見かけより内容がないかもしれないのである。私たちにとって、統計が読み書きの能力と同じぐらい必要になっている現在、「統計でだまされない」ためには、まず「統計でだます方法」を本書によって知ることが必要なのである!
- ISBN-104061177206
- ISBN-13978-4061177208
- 出版社講談社
- 発売日1968/7/24
- 言語日本語
- 寸法11.4 x 1.1 x 17.4 cm
- 本の長さ223ページ
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商品の説明
著者について
【ダレル・ハフ】
1913年アイオワ州の生まれ。アイオワ州立大学で学士号、博士号を取る。社会心理学、統計学、心理テストなどを研究。一時「ルック」誌などの雑誌編集にたずさわったが、ここ20年間くらいはフリーランサーとして、「ハーパーズ」誌などに記事や短編小説を寄稿。ブルーバックス『確率の世界』は、本書の姉妹書で、面白い話で確率の考え方を解説している。1963年、National School Bell賞を受賞。
【高木秀玄】
元関西大学経済学部教授。専門は統計学。かつてロンドン大学留学の折に、ちょうど本書が発売され、大変評判になったそうである。統計に関する著訳書多数。1987年、惜しくも逝去された。
1913年アイオワ州の生まれ。アイオワ州立大学で学士号、博士号を取る。社会心理学、統計学、心理テストなどを研究。一時「ルック」誌などの雑誌編集にたずさわったが、ここ20年間くらいはフリーランサーとして、「ハーパーズ」誌などに記事や短編小説を寄稿。ブルーバックス『確率の世界』は、本書の姉妹書で、面白い話で確率の考え方を解説している。1963年、National School Bell賞を受賞。
【高木秀玄】
元関西大学経済学部教授。専門は統計学。かつてロンドン大学留学の折に、ちょうど本書が発売され、大変評判になったそうである。統計に関する著訳書多数。1987年、惜しくも逝去された。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1968/7/24)
- 発売日 : 1968/7/24
- 言語 : 日本語
- 新書 : 223ページ
- ISBN-10 : 4061177206
- ISBN-13 : 978-4061177208
- 寸法 : 11.4 x 1.1 x 17.4 cm
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- - 35位ブルーバックス
- - 469位数学 (本)
- - 2,631位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キレイです。満足です。
2021年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
統計学に造詣がある方には確認程度の内容だが、読み物として面白かった
統計学初心者には特にオススメします
統計学初心者には特にオススメします
2022年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の発売が1968年(昭和43年)。もう50年以上も前の本である。この本がアメリカで発売されたのが1954年(昭和29年)つまり68年も前の本ということである。
実例が古いのであるが、アメリカのマスコミの無茶苦茶な統計実例から統計に基づいたと称する「広告」など、色々と皮肉の利いた内容であり、統計だからといって容易に信じてはならないと、面白おかしくも考えさせられる本である。
現代でも、この頃の様なひどい実例はさすがに影を潜めたが、「個人差があります」とか、「推奨しているものではありません」といった、小さい文字での「但し書き」という名の逃げ口上をしていないと、裁判で消費者生活センターとか、JAROとかから告発されたら敗北必至の世となっても、統計データそのものへの崇拝は今でも基本変わらない。なぜなら、今の世なら「統計は正しい」と勝手思っていることの方が考えない分「楽」であることと、「統計の背後を一々調べるのは手間とコストに見合わない」という潜在的な理由から、そう「信じている」方が脳内エネルギーの節約になるからである。でも今の世ではもうその考え方そのものがまずいと個人的に思う。
例えば私も、統計データを山ほど示して「人類史」を書いた「ある本」については、潜在的に批判的である。ナシーム・ニコラス・タレブが著者本人にtwitterで批判している本のことである。理由はこの本を読めばわかる。
この辺の「騙されない為には、騙す方法を知っておく」ことで、「古典」ですら疑問を持って読まなくてはいけないと腰を正してくれる。
あのマルクスですら、統計データを自らの持論に都合良く書いている様で、この本でもその事例を提示しているので、思わず苦笑いすることだろう。圧倒的事例があるからといって、その背後の因果関係まで確たる「物証」が無い限りは、そう簡単には確信してはいけないのが「科学」なのだ。カール・ポパー「反証可能性」というものが無い限り、それは「科学」とは呼べないとまで言っている。従って「神の存在証明」は「反証」出来ないから、「科学」とは呼べないのだ。
圧倒的な統計データを用いる手法が最も活躍しているのは、経済学であるが、この本を読んだ後ならば、経済学が最も「ペテン」に近いことをしている可能性がある気がしてくる。
作者は、統計のウソを見破る5つの注意点を挙げている。
1.誰がそれを言っているのか(統計の出所を疑え)
2.どういう方法でその結果が出されたのか(調査方法を疑え)
3.足りないデータは何か(隠されたデータに注意)
4.言っていることが違うのではないか(問題のすり替えに注意せよ)
5.意味のある内容なのか(どこかヘンではないか)
この本は古本で安く手に入れられたら是非読むことをお勧めしたい。
実例が古いのであるが、アメリカのマスコミの無茶苦茶な統計実例から統計に基づいたと称する「広告」など、色々と皮肉の利いた内容であり、統計だからといって容易に信じてはならないと、面白おかしくも考えさせられる本である。
現代でも、この頃の様なひどい実例はさすがに影を潜めたが、「個人差があります」とか、「推奨しているものではありません」といった、小さい文字での「但し書き」という名の逃げ口上をしていないと、裁判で消費者生活センターとか、JAROとかから告発されたら敗北必至の世となっても、統計データそのものへの崇拝は今でも基本変わらない。なぜなら、今の世なら「統計は正しい」と勝手思っていることの方が考えない分「楽」であることと、「統計の背後を一々調べるのは手間とコストに見合わない」という潜在的な理由から、そう「信じている」方が脳内エネルギーの節約になるからである。でも今の世ではもうその考え方そのものがまずいと個人的に思う。
例えば私も、統計データを山ほど示して「人類史」を書いた「ある本」については、潜在的に批判的である。ナシーム・ニコラス・タレブが著者本人にtwitterで批判している本のことである。理由はこの本を読めばわかる。
この辺の「騙されない為には、騙す方法を知っておく」ことで、「古典」ですら疑問を持って読まなくてはいけないと腰を正してくれる。
あのマルクスですら、統計データを自らの持論に都合良く書いている様で、この本でもその事例を提示しているので、思わず苦笑いすることだろう。圧倒的事例があるからといって、その背後の因果関係まで確たる「物証」が無い限りは、そう簡単には確信してはいけないのが「科学」なのだ。カール・ポパー「反証可能性」というものが無い限り、それは「科学」とは呼べないとまで言っている。従って「神の存在証明」は「反証」出来ないから、「科学」とは呼べないのだ。
圧倒的な統計データを用いる手法が最も活躍しているのは、経済学であるが、この本を読んだ後ならば、経済学が最も「ペテン」に近いことをしている可能性がある気がしてくる。
作者は、統計のウソを見破る5つの注意点を挙げている。
1.誰がそれを言っているのか(統計の出所を疑え)
2.どういう方法でその結果が出されたのか(調査方法を疑え)
3.足りないデータは何か(隠されたデータに注意)
4.言っていることが違うのではないか(問題のすり替えに注意せよ)
5.意味のある内容なのか(どこかヘンではないか)
この本は古本で安く手に入れられたら是非読むことをお勧めしたい。
2020年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生活の中に紛れ込んでいる、安直に信じてしまう図やグラフの多いこと多いこと。でも、この本は、面白おかしく注意喚起もしてくれて、悪意のない商業主義的な世界にも対処しやすくなると、楽しく読んだ。
2024年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
訳者は統計の専門家のようであるが、翻訳が非常に分かりづらい。
2016年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事で統計処理をすることがあるので、知見を広げるために購入しました。
自分が良いと感じた点、そうでないと感じた点は以下の通りです。
・良い点
1.統計結果が出てきたときに疑ってかかるべき勘所がわかる
2.実例が多く載せられているので、自分が何か統計処理をしようと思った時に関連したケースに当てはめてうまく処理したり、他人に指摘されそうな箇所にあらかじめ対処することができる
・良くない点
1.例が多いのはいいが、解説が少ない
→後半の章になるにつれその例が何を言いたいのか、解説が不十分ではないか感じるようになった。例えば6章では、極端な絵グラフについて載せているが、なぜそのグラフで表していいのか、そのグラフを使っていいのはどういう時か、といった解説がない。自分が統計におけるどういったケースの事例(統計における何の知識)についての内容を読んでいるのかがわからなくなってくる。章ごとのタイトルがキャッチー過ぎることがそれに拍車をかけている。(あえて難しい言葉を使わない本なのだということはわかりますが、、、)
2.構成がわかりにくい
→全10章の構成で、1-9章はケースごとの具体的処理法の説明、10章は統計の嘘を見破る5つのカギを載せている。10章では5つのカギと言っているが1-9章と同様に例示が多く解説不十分で、それぞれのカギの中でなぜその例が出てくるのか、その例がカギをどういった点で解説(表現)しているのか、が理解しにくかった。10章の5つのカギと、1-9章の内容のレベルの違いがわかりにくい。
全体を通して、例が多く解説が不十分な上にそれぞれ章のタイトルが曖昧なため、何がいいたいのか咀嚼しにくいと感じました。
とにかくたくさんの例に触れて「こういう統計処理があるのか」と知りたい人にはおすすめです。
自分が良いと感じた点、そうでないと感じた点は以下の通りです。
・良い点
1.統計結果が出てきたときに疑ってかかるべき勘所がわかる
2.実例が多く載せられているので、自分が何か統計処理をしようと思った時に関連したケースに当てはめてうまく処理したり、他人に指摘されそうな箇所にあらかじめ対処することができる
・良くない点
1.例が多いのはいいが、解説が少ない
→後半の章になるにつれその例が何を言いたいのか、解説が不十分ではないか感じるようになった。例えば6章では、極端な絵グラフについて載せているが、なぜそのグラフで表していいのか、そのグラフを使っていいのはどういう時か、といった解説がない。自分が統計におけるどういったケースの事例(統計における何の知識)についての内容を読んでいるのかがわからなくなってくる。章ごとのタイトルがキャッチー過ぎることがそれに拍車をかけている。(あえて難しい言葉を使わない本なのだということはわかりますが、、、)
2.構成がわかりにくい
→全10章の構成で、1-9章はケースごとの具体的処理法の説明、10章は統計の嘘を見破る5つのカギを載せている。10章では5つのカギと言っているが1-9章と同様に例示が多く解説不十分で、それぞれのカギの中でなぜその例が出てくるのか、その例がカギをどういった点で解説(表現)しているのか、が理解しにくかった。10章の5つのカギと、1-9章の内容のレベルの違いがわかりにくい。
全体を通して、例が多く解説が不十分な上にそれぞれ章のタイトルが曖昧なため、何がいいたいのか咀嚼しにくいと感じました。
とにかくたくさんの例に触れて「こういう統計処理があるのか」と知りたい人にはおすすめです。