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戻り川心中 単行本 – 1980/9/1
連城 三紀彦
(著)
- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1980/9/1
- ISBN-104061307061
- ISBN-13978-4061307063
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1980/9/1)
- 発売日 : 1980/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 225ページ
- ISBN-10 : 4061307061
- ISBN-13 : 978-4061307063
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,082,711位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 176,155位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月31日に日本でレビュー済み
言わずと知れた名作。凄まじい小説力。
2021年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画のほうが、良かった。
しかし、この作者の短編はいい。
しかし、この作者の短編はいい。
2022年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全5編のいずれもが叙情的かつ繊細に、そして美しく儚く描かれ、無駄な描写が一切ありません。細やかな伏線が張り巡らされ、あっと驚く意外な真相が待っているという本格ミステリでありながら、物語全体は純文学としても成り立っていると言えます。謎が謎を呼ぶ展開に読者をどんどん引き込んでいくのは、著者の類稀なる力量と言えると思います。善悪に関わらず、どの物語の登場人物も非常に魅力的です。
2022年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔、表題作がテレビ化され、田村正和が歌人役だったと思ったが印象に残っている。
2021年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に名高い短編集なので手に取った。果たして読んでみて、どの作品もしっかりオチがついているし短編として素直に面白いと思った。特に表題となった「戻り川心中」では架空の歌人の歌がふんだんに登場し、その心理描写が精緻を極めるが、作者の文学的才能をこれでもかと見せつけられる気がする。
作者特有の細かい情景描写、心理描写は長編で読むと、私は少し疲れてしまうので、短編で読むほうが「おなか一杯」にならなくていいのかもしれないと思った。
作者特有の細かい情景描写、心理描写は長編で読むと、私は少し疲れてしまうので、短編で読むほうが「おなか一杯」にならなくていいのかもしれないと思った。
2014年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
花にまつわる五つの、ミステリー短編です。
と平たく説明するのは、私に表現力がないから。
月並みな表現になりますが、文章がとても美しいミステリー小説でした。
読後の余韻を味わおうと、巻末の解説を何気なく読み進めると、
本書を的確に言い当てた部分に出くわし、
私は気持ち良く本を閉じることができました。
解説にはネタバレとなる部分もあるため、
立ち読みできる方へも、今回は先に読むことをオススメできません。
そこで僭越ながら、一部を抜粋させていただきます。
『(中略)そのために著者が選んだのが、彼の作風を特徴づける、
余りにも流麗な文章である。
犯人たちが繰り出す極度に人工的なからくりを、
僅かな不自然さも感じさせることなく描ききるには、
その犯罪計画と拮抗するほど人工性を極めた美文が必要とされたのだ』
上記は、本書の巻末にあった、
作家でありミステリ評論家の千街昌之さんの解説です。
解説は、連城さんの美しい文章によっていた私の目を、
心地よく覚ましてくれました。
読書をしていると、作家オリジナルの比喩や、とても凝った文章に出会います。
そうしたときの多くは、文章そのものが鼻につくことが多い印象です。
しかし、連城さんの文章は、なんど読み返しても、美しいと感じる自分がいました。
さらに個人的な感想を言えば、とても読みやすい文章です。
1983年刊を底本としている本書は、
30年以上前の作品、ということになりますが、本書を読むと、
「日本人が感じる日本語の文章の美しさは普遍なんだ」
そんな感慨さえあります。
ミステリ小説の核となるトリック部分は洗練されている印象で、
タイトルにもなっていて、本作の最後に収録される「戻り川心中」は、
まさに本書の代表作品といえます。
万人にすすめたいところですが、
本書はすこしだけ、読者を選ぶような気もします。
理由は、美文が楽しめるか、にあると思うからです。
エンターテイメント性を強く求める読者にとって、
本書の最大の特長が、どれだけの効力を発揮するか。
その点が未知数です。
そういう視点に立つと、平均的か、すごくいいかの、
極端な感想を持つ読者に二分するようにも思います。
個人的には★を7つくらい、つけたい気分ですが、
僭越ながら、読者を選ぶような気がする、という理由で1つ減らし、
★6つ。
なんども読みたい、そう思う作品です。
と平たく説明するのは、私に表現力がないから。
月並みな表現になりますが、文章がとても美しいミステリー小説でした。
読後の余韻を味わおうと、巻末の解説を何気なく読み進めると、
本書を的確に言い当てた部分に出くわし、
私は気持ち良く本を閉じることができました。
解説にはネタバレとなる部分もあるため、
立ち読みできる方へも、今回は先に読むことをオススメできません。
そこで僭越ながら、一部を抜粋させていただきます。
『(中略)そのために著者が選んだのが、彼の作風を特徴づける、
余りにも流麗な文章である。
犯人たちが繰り出す極度に人工的なからくりを、
僅かな不自然さも感じさせることなく描ききるには、
その犯罪計画と拮抗するほど人工性を極めた美文が必要とされたのだ』
上記は、本書の巻末にあった、
作家でありミステリ評論家の千街昌之さんの解説です。
解説は、連城さんの美しい文章によっていた私の目を、
心地よく覚ましてくれました。
読書をしていると、作家オリジナルの比喩や、とても凝った文章に出会います。
そうしたときの多くは、文章そのものが鼻につくことが多い印象です。
しかし、連城さんの文章は、なんど読み返しても、美しいと感じる自分がいました。
さらに個人的な感想を言えば、とても読みやすい文章です。
1983年刊を底本としている本書は、
30年以上前の作品、ということになりますが、本書を読むと、
「日本人が感じる日本語の文章の美しさは普遍なんだ」
そんな感慨さえあります。
ミステリ小説の核となるトリック部分は洗練されている印象で、
タイトルにもなっていて、本作の最後に収録される「戻り川心中」は、
まさに本書の代表作品といえます。
万人にすすめたいところですが、
本書はすこしだけ、読者を選ぶような気もします。
理由は、美文が楽しめるか、にあると思うからです。
エンターテイメント性を強く求める読者にとって、
本書の最大の特長が、どれだけの効力を発揮するか。
その点が未知数です。
そういう視点に立つと、平均的か、すごくいいかの、
極端な感想を持つ読者に二分するようにも思います。
個人的には★を7つくらい、つけたい気分ですが、
僭越ながら、読者を選ぶような気がする、という理由で1つ減らし、
★6つ。
なんども読みたい、そう思う作品です。
2020年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
美しい文章、目に浮かぶ情景。
もっと早くに出会いたかった。
もっと早くに出会いたかった。
2020年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一遍ずつで、飽きない。
描写や、比喩、やはり、凄いなと!
人間の根っこを見た感じです。
描写や、比喩、やはり、凄いなと!
人間の根っこを見た感じです。