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わたしが・棄てた・女 (講談社文庫 え 1-4) 文庫 – 1972/12/1
遠藤 周作
(著)
2度目のデイトの時、裏通りの連込旅館で体を奪われたミツは、その後その青年に誘われることもなかった。青年が他の女性に熱を上げ、いよいよ結婚が近づいた頃、ミツの体に変調が起こった。癩の症状である。……冷酷な運命に弄ばれながらも、崇高な愛に生きる無知な田舎娘の短い生涯を、斬新な手法で描く。
- ISBN-104061311417
- ISBN-13978-4061311411
- 版第58
- 出版社講談社
- 発売日1972/12/1
- 言語日本語
- 本の長さ286ページ
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登録情報
- 出版社 : 講談社; 第58版 (1972/12/1)
- 発売日 : 1972/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 286ページ
- ISBN-10 : 4061311417
- ISBN-13 : 978-4061311411
- Amazon 売れ筋ランキング: - 310,168位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1923-1996)東京生れ。
幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、11歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て、1955(昭和30)年「白い人」で芥川賞を受賞。
一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある。主な作品は『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』等。1995(平成7)年、文化勲章受章。1996年、病没。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年4月20日に日本でレビュー済み
映画「愛する」の原作ということで、読んでみましたが、酒井美紀が演じた森田ミツが美しすぎて別の作品として解釈せざるを得ない。この作品のはヒロインは美しい方が良いと思った。
2020年10月17日に日本でレビュー済み
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内容も良いけど、本が傷んでいないので気持ちよく読めてます。綺麗に読んでくれた持ち主さんに「ありがとう❤️」
2011年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぐーたらな大学生と、要領の悪い若い女性との出会い、および二人のつきあいが描かれています。女性の気の良さは並外れており、いつも損ばかりしています。終わりの方ではハンセン病と診断され、特殊病棟に入れられますが、後に誤診であったことが判明します。そのあたりの心理描写がすばらしい。
2023年3月7日に日本でレビュー済み
この本は遠藤周作氏の講義のテープを聴き返したときに、本人が自信の作品として紹介をされていたので、手に取りました。 主人公の吉岡は、森田ミツを自分の欲望にだけ利用して、忘れようとします。 ミツは作者の他の作品にも登場しますが、「スキャンダル」に描写してあるように、「誰かが辛い目にあっていると、損になることでもやってしまうお人好しな性格の子」です。 講義では、一度会ったら忘れることの出来ない、キリストのような存在だとありました。 「ヘチマくん」の鮒吉、「おバカさん」のガストンにも通じるものがあるのですが、ミツが遠藤作品では最も印象的な登場人物です。
2007年11月17日に日本でレビュー済み
本書では自分の思うままにうまく世の中を渡っていく吉岡と、吉岡に棄てられ惨めな生活を強いられながらも心の清さを失わないミツとの対比がが主題になっているわけだが…。
あちこちの書評で本書の評判を聞き、これはと思い手に取ったが、私はどうしてもミツに肩入れできなかった。
小児麻痺の影響がわずかに残る吉岡を哀れみ乞われるままに体を許すことも、ほしい服を買うために残業を重ね、やっと貰った給料を貧しい親子にやってしまい、服屋の前で(仕方ないわ。だって…仕方ないもん。)と後悔することも、絶対どこか違うと思う。
そもそも本当に良心に従った行動だったら後悔したりせずに自分の行いを誇りに感じるはずなのでは。
ミツの性質は次の文でよく表されている。
「諦めることに、子供のときからミツはなれていた。彼女には人生の運命とは反抗するものではなく、受け入れるものだった。(90頁)」
要するに、ミツがあちこちで行う善行は「諦め」だということだ。なんだかガックリしてしまう。
読んだ書評から「純粋で高潔なミツ」という先入観を植えつけられ「感動するぞ!」と意気込んで本書を開いてしまったので、予想していた内容とのズレにどうにも落胆してしまった。本書を吉岡とミツという二人の弱い人間の交差を描いた純文学として最初から手に取っていれば、それなりに楽しめたと思う。
慈愛ある主人公の悲哀を読みたいのなら三浦綾子の「塩狩峠」をお勧めする。
あちこちの書評で本書の評判を聞き、これはと思い手に取ったが、私はどうしてもミツに肩入れできなかった。
小児麻痺の影響がわずかに残る吉岡を哀れみ乞われるままに体を許すことも、ほしい服を買うために残業を重ね、やっと貰った給料を貧しい親子にやってしまい、服屋の前で(仕方ないわ。だって…仕方ないもん。)と後悔することも、絶対どこか違うと思う。
そもそも本当に良心に従った行動だったら後悔したりせずに自分の行いを誇りに感じるはずなのでは。
ミツの性質は次の文でよく表されている。
「諦めることに、子供のときからミツはなれていた。彼女には人生の運命とは反抗するものではなく、受け入れるものだった。(90頁)」
要するに、ミツがあちこちで行う善行は「諦め」だということだ。なんだかガックリしてしまう。
読んだ書評から「純粋で高潔なミツ」という先入観を植えつけられ「感動するぞ!」と意気込んで本書を開いてしまったので、予想していた内容とのズレにどうにも落胆してしまった。本書を吉岡とミツという二人の弱い人間の交差を描いた純文学として最初から手に取っていれば、それなりに楽しめたと思う。
慈愛ある主人公の悲哀を読みたいのなら三浦綾子の「塩狩峠」をお勧めする。
2023年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
劇を見たので原作を読みたくて購入しましたが字も小さく日焼けしてて匂うので読まないと思います。