結婚とは何か。本書を読み終えた後でもその答えは見つからない。ただ数々の物語を通して、遠藤氏も私達と一緒にその答えを探し続けてくれる。
最後に載せられた、自伝?と思わせる「もし・・・」を読み終える頃には、答えの方角くらいは見えてくるはずだ。
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結婚 (講談社文庫 え 1-21) 文庫 – 1981/3/1
遠藤 周作
(著)
限りない期待と、多くの不安に心がゆれる結婚――それはたまたまめぐりあった1組の男女の単なる共同生活なのか、あるいは美しい愛情物語なのか。持続する愛とは?思わぬもろさを含む夫婦生活をつなぐものは?夫と妻の間に横たわる問題を、オムニバス風の手法で追求した表題作ほか8編を収録。
- 本の長さ306ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1981/3/1
- ISBN-10406131677X
- ISBN-13978-4061316775
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1981/3/1)
- 発売日 : 1981/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 306ページ
- ISBN-10 : 406131677X
- ISBN-13 : 978-4061316775
- Amazon 売れ筋ランキング: - 508,633位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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(1923-1996)東京生れ。
幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、11歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て、1955(昭和30)年「白い人」で芥川賞を受賞。
一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある。主な作品は『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』等。1995(平成7)年、文化勲章受章。1996年、病没。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結婚てこんなものといった、いくつかの話で構成されている。
読み終わってみて、結婚は決して安定したものではなく、本当に微妙なバランスで成り立つものなんだなと、あらためて感じた。
だからこそお互いの努力と少しばかりの運が必要なんだと思う。
読み終わってみて、結婚は決して安定したものではなく、本当に微妙なバランスで成り立つものなんだなと、あらためて感じた。
だからこそお互いの努力と少しばかりの運が必要なんだと思う。
2016年4月3日に日本でレビュー済み
やはり、第5話「夫婦の損得」の無償の愛の話に尽きると思う。とにかく感動しました。涙が止まりませんでした。この章だけでもぜひご一読を。
2005年9月16日に日本でレビュー済み
結婚生活そのものや、それに至る恋愛やお見合いなどについて、中短編小説集形式で描かれている。
時代背景は少々古いが、現代の晩婚化・少子化の時代の前の男女の風景がここにある。この作品には、それを批判する意図があるのかもしれないが、私はこの本の登場人物たちの生き方を否定することはできない。
また、解説が大変勉強になった。結婚と恋愛の違いについて、一言で表現してあり、今までもやもやとしていたものが晴れた。
時代背景は少々古いが、現代の晩婚化・少子化の時代の前の男女の風景がここにある。この作品には、それを批判する意図があるのかもしれないが、私はこの本の登場人物たちの生き方を否定することはできない。
また、解説が大変勉強になった。結婚と恋愛の違いについて、一言で表現してあり、今までもやもやとしていたものが晴れた。
2001年3月22日に日本でレビュー済み
男女の考え方の違いを、結婚という枠で捉えた短編集。 10年後、20年後と読み返した時、どう思うのかな。 まだ見ぬ将来のだんな様・・今頃何をしているのかしら?