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ムーミン谷の彗星 (講談社文庫) 文庫 – 1978/10/27

4.4 5つ星のうち4.4 427個の評価

長い尾をひいた彗星が地球にむかってくるというのでムーミン谷は大さわぎ。ムーミントロールは仲よしのスニフと遠くの天文台に彗星を調べに出発し、スナフキンや可憐なスノークのお嬢さんと友達になるが、やがて火の玉のような彗星が……。国際アンデルセン大賞受賞作家ヤンソンの愛着深いファンタジー。

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商品の説明

著者について

【下村隆一】
1928年大阪市生まれ。東京大学経済学部を病気のため中退。北欧児童文学の翻訳家として活躍したが、1969年没。訳書は、『ノロちゃんのおとぎ話』『長くつ下のピッピ』『ムーミン谷の夏まつり』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1978/10/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1978/10/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 210ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061380729
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061380721
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 427個の評価

著者について

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トーベ・ヤンソン
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月24日に日本でレビュー済み
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トーベ・ヤンソンさんの世界観に触れたくてあえて初期作品を読んでみました。
特にムーミンたちがどうやって寒い冬を乗り越えるのか知りたくて。
それは読み始めてすぐに分かりました。
ムーミンたちは冬眠していたのでした!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃アニメで観たムーミンとはいい意味で違う世界観がよかったです。挿絵も可愛くて、何度も見返してしまいます。心に沁みます。
全巻揃えるきっかけになりました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャラクターそれぞれの性格が立っていて、魅力的。ムーミンは危機的状況も楽しんで、いつのまにか乗り越えている所が凄い。のほほんとしていて可愛い。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月19日に日本でレビュー済み
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先日、新聞の読書欄の「なつかしい一冊」で、映画監督の河瀬直美さんが、『ムーミン谷の彗星』を取り上げていた(2020年5月16日、毎日新聞)。河瀬さんは、TVアニメ版の「ムーミン」を、「おかしな「いきもの」たちがそれぞれの生き方を尊重しながら、関係を結んでゆく物語は幼い私には、不思議すぎて夢の中を旅しているようだった。」と回想し、『ムーミン谷の彗星』のことを、「彼らは親子と言えども、一人の人としてそれぞれの関係を築き、尊重しているのだ。」と述べている。

当時、中学生だった私は、『ムーミン谷の彗星』が意外に手ごわく、初めての異文化体験という感じがした。ムーミントロールたちの会話には、しばしば、処世訓じみた見識が織りまぜられ、ときおり、哲学的な響きを帯びてくる。この人間関係は、西洋的な人権感覚に基づくものだろうが、中学生の私が感じたのは、情緒的なものを排除した冷ややかな対等性だった。

さらに目を引くのが、画家でもあったトーベ・ヤンソン自身による挿絵だった。こんなに暗闇が存在感を持つ挿絵を見たことがなかった。ムーミントロールたちは、地球を破滅させるかもしれない彗星を観測し、「宇宙がほんとに黒いかどうか」を調べるために、「おさびし山」の天文台へ旅をする。暗い森、暗い火山、暗い底なしの穴、暗い谷間、暗い天文台…、彼らの前に立ちふさがる暗闇の圧倒的な深さに対し、ムーミントロールたちがどんなに小さく、か弱い存在にみえたことか。彼らは不条理な自然災害に何度も翻弄されるが、知恵を出し合って苦難を乗り切っていく。トーベ・ヤンソンの世界観には、北欧の深い暗闇とカタストロフィへの親近感があったかのようだ(終わったばかりの第二次世界大戦の影響が指摘されているようだが)。だが、さすがに彼女も、児童文学として絵柄が暗すぎると思ったのか、次の作品の『たのしいムーミン一家』では、ムーミン谷が等身大の親密な世界として描写され、巨大な暗闇がかなりな程度で後退している。

私にとって、トーベ・ヤンソンという作家は、「陽」よりも「陰」、「情」よりも「知」のひとだ。『ムーミン谷の彗星』は、北欧的な感性に目覚めたという意味では「なつかしい一冊」だが、冷ややかな手ざわりの文学だったのも事実だ。その印象は、彼女が少女時代を回想した短篇小説集『彫刻家の娘』でも同じだった。もちろん、作者のメッセージをどう受け取るかは、読者次第だ。河瀬さんは、ムーミン親子の愛に注目し、先ほどの書評を、「小さなウイルスに脅かされる人類は今、その愛の形を模索している」と結んでいる。社会の不条理に疲れたおとなが『ムーミン谷の彗星』を夜中に開いて、静かに心が癒される、そんな文学として受け取る人がいてもおかしくないだろう。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全体的に言葉が乱暴で、同一人物の同じ発言中に状況や感情の変化もないに急に口調(語尾の表現)が変わったりします。物語はもっと読みたいですが、乱暴な言葉遣いに耐えられません。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年9月5日に日本でレビュー済み
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ムーミンが登場する話としては、
1945年の「小さなトロールと大きな洪水」が第1作になりますが、
日本では1948年の第3作目「楽しいムーミン一家」から紹介され、
それが実質、第一作のような紹介になっていました。

その後大全集が編成されて、
この「ムーミン谷の彗星」が第1作に位置づけられ、
その後の作品を合わせた8作がムーミンの物語で、
1945年の作品は、別冊扱いということになりました。

ムーミンの物語は人気を博し30言語で翻訳され、
1950年代には60の言語まで増えていったということです。

今回はその大全集の1冊目「ムーミン谷の彗星」を読みました。

この本は1946年に「彗星追跡」という原話が元になり、
現在出版されている物語となりました。

話自体は、彗星がムーミン谷に落ちてくるという噂をめぐり、
その真相を探る旅に出て、途中、本物の彗星が近づいてきて、
大騒ぎになるというだけの話です。

旅といっても「大冒険」なのですが、その大冒険を通じて、
人間的成長があるとか、ひとまわり大きくなるというわけでなく、
大変なのに、みんなが常に飄々としているのが特徴です。

そこには、自分の好きなことがわかっていて、
自由に自分らしく生きている人物という、
基本が貫かれているように感じました。

この物語は、第二次世界大戦中に構想を練った処女作とは違い、
1946年という戦後に、自分が自分らしく生きるということへの、
渇望があったのではと感じることもできました。

またこの「彗星」とは、あの大戦を指していたのかもしれません・・・
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終戦直後に書かれたムーミンシリーズで彗星直撃を原爆投下に置き換えて書かれている。
自分たちの知っている世界が日に日に変わっていく恐ろしさとそんな世界を美しいと感じる感性が見事に共存している。
児童文学でありながらキャラクター一人一人の価値観の違いを情景描写と味のあるセリフで表現しておりどの年代の人でも楽しめるものとなっている。
特に世界を旅して様々な景色を見てきたスナフキンとそうではないムーミントロールたちの対比は見ごたえがあった。
ムーミンというのは純文学なのだとはっきりと認識することができる一作だった。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめて、ムーミンシリーズを読んでみています。

日常の小さな発見に心躍らせ、
自分の言葉で表現するムーミン

そして、それをいつも優しく受け止めているムーミンママ

二人の会話のトーンがとても心に残りました。

また、全体的に背景描写が丁寧で
色や形、大きさ、
何番目の棚にはどんなものが置いてあるかなど
もともと原作が、アニメーションに向いているのだなと
今回わかりました。

スト―リー展開を気にしながら読んだ1回目は、
少し退屈な感じもしました。

でも、細やかに描写された一つひとつを丁寧に思い浮かべながら
読んでいると、
日常の何気ない出来事の中に
たくさんの小さな喜びがあるのだということに
気づかされました。

シリーズの他のお話も読んでみたいです。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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