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集団の心理学 (講談社現代新書 714) 新書 – 1983/12/1
磯貝 芳郎
(著)
集団を円滑に機能させ、積極的に関わっていくために……肩書きで仕事をするな。自分の能力と地位・役割を混同してはいないか。無駄話や挨拶がコミュニケーションを豊かにする。とにかく声を出せ。異端者になるな。どんな立派な正論を吐こうと、無視され、相手にされなくなる。人は、なぜ群れ、そのなかでどう行動するのか。本書は、集団のまとまりから、お互いの同調・非同調、リーダーシップの条件まで、集団行動のダイナミズムを解剖し、集団に溶けこみつつ、個性的に生きる道を提示する。
たった一人の反乱――異端者のレッテルをいちど貼られてしまうと、どんなに正確を吐こうが、それは無視される。多数が正義なのである。異端者は変わり者としてあつかわれ、多数者はもはや相手にしなくなる。流れは低きにつくとよくいうけれど、仕事をなまけてもさぼっても、自分に実害がないとなれば、そしてそういう仲間の多いところでは、いきおいそれが大勢を占めていくことになるだろう。よほどおおがかりな配置転換でもして、職場の雰囲気を変えていかなければならない。たぶん、「たった一人の反乱」ではどうにもならないだろう。――本書より
たった一人の反乱――異端者のレッテルをいちど貼られてしまうと、どんなに正確を吐こうが、それは無視される。多数が正義なのである。異端者は変わり者としてあつかわれ、多数者はもはや相手にしなくなる。流れは低きにつくとよくいうけれど、仕事をなまけてもさぼっても、自分に実害がないとなれば、そしてそういう仲間の多いところでは、いきおいそれが大勢を占めていくことになるだろう。よほどおおがかりな配置転換でもして、職場の雰囲気を変えていかなければならない。たぶん、「たった一人の反乱」ではどうにもならないだろう。――本書より
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1983/12/1
- ISBN-104061457144
- ISBN-13978-4061457140
商品の説明
著者について
1929年、東京生まれ。1951年、東京文理科大学心理学科卒業。武蔵野美術大学教授、東京学芸大学教授を経て、現在、明星大学教授。専攻、社会心理学、コミュニケーション心理学。主な編著書に、『心理学面白事典』(共著)――主婦と生活社、『教育心理学の世界』『心の実験室』『情報と人間』(以上、編著)――福村出版、『子どもの社会心理3』(編)金子書房――など。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1983/12/1)
- 発売日 : 1983/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 198ページ
- ISBN-10 : 4061457144
- ISBN-13 : 978-4061457140
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,233,472位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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