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失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書) 新書 – 2002/3/19
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個人にも組織にも必要なこれからの仕事術。めまぐるしく社会の状況が変わるいまの時代は、今日の成功は明日の失敗へとすぐ変わる。失敗と真正面から向き合い、よりよい仕事をするための考え方を明快に説く。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/3/19
- 寸法10.6 x 1 x 17.4 cm
- ISBN-104061495968
- ISBN-13978-4061495968
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商品の説明
商品説明
著者が長年携わってきた機械設計の研究・講義においては、新しいものを創造する過程で失敗がつきものである。その仕事を通じて失敗の扱い方にこだわりを持ちはじめた著者は、官民協同で失敗のデータベース作りを行う「失敗知識活用研究会」の活動などを通じて、現代社会のあらゆる分野において失敗に学ぶことの必要性を感じるに至り、その考えやノウハウを体系化してきた。
本書の内容は、失敗を取り込んだものの考え方、組織運営、社会の考え方の3つに大別され、それぞれ具体的にまとめてある。たとえば「失敗を生かす組織運営」の章では、もんじゅの原発事故を「局所最適・全体最悪」の例として挙げ、失敗対策におけるトップダウン方式の重要性を説いている。
「この本を読んで、実際に仕事を進める上でのヒントを見つけていただけたならば、筆者としてこれに勝る喜びはありません」とのこと。確かに本書には、「スタンド・アロンには決してならないこと」など、仕事をするうえで頭の片隅に置いておくと便利な情報が満載である。また、読むと失敗に対する考え方が前向きになり、自然に新しいことに挑戦する意欲と勇気がわいてくる。これも本書の魅力のひとつであろう。(加島有理)
メディア掲載レビューほか
著者は官民共同の失敗事例のデータベース化に取り組むなど、失敗を知識化する「失敗学」を提唱している。失敗を隠し、遠ざけ、そこから学び取ることをしない日本人の体質が、企業不祥事の相次ぐ発生要因になっているだけでなく、バブル崩壊後の閉塞状況の元凶であると強調する。
本書は起こしてはいけない失敗をどう防ぐべきかを解説すると同時に、「新しいことにチャレンジする」過程で起こした前向きな失敗をどう生かせばいいかを指摘する。
労働災害が発生する確率を経験則で導き出した「ハインリッヒの法則」になぞらえ、新聞種になるような1件の失敗の陰には29件のクレーム程度の失敗があり、さらにその背景に300件の「苦情にもならないが当事者がヤバイと認識した失敗」があるという。こうした前兆を把握し、危険性の検討をしておくことが致命的な失敗の防止につながる。
また、失敗を隠すか否かは「損得勘定で行うべきだ」という。隠していた失敗が発覚した時の代償や、小さな失敗の隠蔽が大きな失敗を招くことを考えれば、隠すことがいかに損であるかが分かるという。「失敗対策はトップダウンで」「失敗経験者を優先せよ」といった持論も披露する。
(日経ビジネス2002/4/22Copyright©2001日経BP企画..Allrightsreserved.)
-- 日経BP企画
著者について
1941年、東京都に生まれる。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授を経て、現在工学院大学国際基礎工学科教授。東京大学名誉教授。著書に『失敗学のすすめ』――講談社、『設計の方法論』――岩波書店など。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/3/19)
- 発売日 : 2002/3/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4061495968
- ISBN-13 : 978-4061495968
- 寸法 : 10.6 x 1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 725,531位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,924位仕事術・整理法
- - 2,302位講談社現代新書
- - 9,974位その他のビジネス・経済関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授、工学院大学グローバルエンジニアリング学部特別専任教授 を歴任。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。’02年にNPO法人「失敗学会」を、’07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『失敗学実践講義 文庫増補版』(ISBN-10:4062766132)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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避けて通れない失敗のくだり。そのようなレベルの失敗に大して
「教訓」という具体的な見解を有していて大変参考になりました。
失敗学の第一人者である畑村氏の著書で
他の著書も読みましたが、主張がこの一冊に
かなり凝縮されているいる印象を受けました。
タイトルに仕事術と含まれていますが
何かしらの問題を抱えていたりするようなら
仕事云々に関わらず読んでも良いと思います。
まとまった時間が無くとも読めます。
あとこれは内容とは直接関係しませんが、文体が論理立っていて
言葉選びが非常に丁寧で読んでいると語彙が充実します。
説明がとても上手で読み終わった後、頭の中が整理されました。
こちらも具体例がいくつも挙がっていますので、分かりやすいですし、すごく納得します。
思わず笑ってしまったのは(いい意味で、ですよ)、
著書の中で「思考展開図」と呼んでいる、課題を自ら発見し、その課題を解決するために具体的にどうすればいいかを発見していく手法の図が、
データ構造化の際のサービス定義、データ定義、システムの要求機能の整理の図にそっくりで、こちらの方がより素人に分かりやすいということです。
また、失敗は隠れたがる傾向があるが、隠れさせてはいけない
失敗や事故が起きたときには、「原因追求」は徹底して行うべきだが「責任追及」は起こってならない、
アメリカには、事故が起きた際に、「原因追求のためにすべての情報を開示する代わりに責任は一切追及しない」という司法取引が実在する言う話は、とても参考、勉強になりました。
失敗、失敗経験、失敗情報こそが、技術の習得を確実にし、技術の発展・進展にも大きく寄与する
失敗こそ、創造の源である
著者が、失敗の権威であると同時に、創造学の権威であるのも頷けます。
『失敗学のすすめ』(2005、講談社)が売れたらしく、その続編。
半ページ紙幅を割いたあまり意味をなさないイラストがあったり、書かれている内容は、巷間にあふれるハウツー本と大差はない。
畢竟、何を言いたいかと言うと「失敗を生かす」これに尽きる。
基礎工学科教授の著者が示す失敗の具体例は、研究上の失敗かと思えば、著者の日常生活や趣味でのそれが多く、別にこの著者でなくとも書けそうな内容…とも思うけれど、読んでいると不思議と失敗することがネガティブではなくポシティブなことに思えてくる。
「失敗を生かす」なんて当たり前すぎることだけれど、本書を読んだ後には、不思議と以前にも増して「この失敗を次にしない為にはどうすればいいんだろう?」と意識付くようになる。
「次にしない」というより、システム面で根本的な問題があることも多く、“失敗”について多面的に捉えるようになった気がします。
斯界の碩学がいかにして、このような考え方にたって、この「失敗学」を進めているかという動機や基本的な考え方を把握できた。
この考え方大事だと思う。忙しい人ほど大事だと思う。そういう人に、これ読んでみてください。
と薦められる一冊である。
明日からでも、自分の仕事に反映することができるテーマだと思いますが、なかなか難しいでしょう。
しかしながら、ルール(本書では定式)を使う人が求められるのではなく、「ルールを作る、付け加えていく人」こそが求められるという著者の主張はそのとおり。自分の仕事に当てはめて、少しずつでも自分の習慣に取り入れたいものです。
みなそれぞれの失敗学を持っているはずである。
本書の素晴らしいことは、それを簡潔明瞭に一般化して
万人にわかりやすく提示しているところである。
私も実は個人的な失敗学を持っているんだということに、
この本を読んで初めて気づかされた。
潜在的な思いを顕在化させ、実生活に役立たせてくれる本であると言えよう。
ただし、失敗を糧にしていない人が読んでも何もならないと思います。
悪しからず。
著者のこれまでの主張をコンパクトにまとめられた一冊です。
「失敗学」からすれば主張も、文章もこなれてきてわかりやすい。
畑村氏入門という1冊です。