「悪女こんなに面白」くて、為になる本は、滅多にない。
「運命の女性」とは、男をもてあそび、散々に悩ませた挙げ句、さっと逃げてしまい、男を迷わせつづけ、生涯、その傷を忘れられないようにしてしまう女性。すなわち「悪女」なのだろう。
フランスには、「ファム・ファタル」(運命の女性)と呼ぶしかないような女性たちがいた。男の運命、生涯を狂わせる女性の系譜と、その本質。
本書は、フランス文学に登場する「運命の女性」(男を破滅させるために、運命が送りとどけたかのような魅力をたたえた女性たち)、名作のヒロインたちを通して、その本質を明らかにしてくれる名著。
アベ・プレヴォの「マノン・レスコー」から、「カルメン」、そしてバルザック、フロベール、ゾラからバタイユに至る名作の数々を分析しつつ、悪女の悪女たる所以を、解き明かしてくれる、読み出したら止まらない、面白くて、為になる本である。
「フランスの恋愛文学というのは、全部が全部、人妻と若者の恋です。フランス文学の傑作はすべて、人妻の不倫小説です」など、フランス文学の本質を、教えてくれる。「その恋愛を制度的に支えていたのが、サロンと社交界です」など、門外漢にも、フランス文学の本質や背景をさらりと教えてくれる。
著者の蘊蓄が縦横に語られる、実に内容たっぷりで、面白い、ためになる本だ、
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悪女入門 ファム・ファタル恋愛論 (講談社現代新書) 新書 – 2003/6/19
鹿島 茂
(著)
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男を惑わす<危険な女>の秘術
男を破滅させずにはおかない運命の女femme fatale――魔性の魅力の秘密は何か。宿命の恋の条件とは。フランス文学から読み解く恋愛の本質、小説の悦楽。
男を破滅させずにはおかない運命の女femme fatale――魔性の魅力の秘密は何か。宿命の恋の条件とは。フランス文学から読み解く恋愛の本質、小説の悦楽。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/6/19
- 寸法10.6 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104061496670
- ISBN-13978-4061496675
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/6/19)
- 発売日 : 2003/6/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 248ページ
- ISBN-10 : 4061496670
- ISBN-13 : 978-4061496675
- 寸法 : 10.6 x 1.1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,240位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19位フランス文学研究
- - 133位講談社現代新書
- - 6,526位ノンフィクション (本)
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2022年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きな本です。この本がきっかけで、フランス小説にハマりました
2023年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はフランス文学素人だが。
そこまで運命の人!私だけの人!なんて相手にめぐり合うことはなかったはず。熱い思いも冷めてみれば、なんら、他にもいい人いるもんだな、など。運命の赤い糸は、島国では島国根性愛国心の裏返しで、一人きり!なんて想ってしまうが、大陸別見れば、案外40本ぐらい運命の糸は、ありそうだ、てな論理性で解ける程度の問題でしかないかな。
だが、運命の糸に色があり、赤以外にも青黄緑とあるとすればやはり赤い糸は、感覚的にいうても、いわずとも一番心地よい!はず。不明。
この本は、肩肘張りすぎ?型を恋愛に求めすぎ?それも素で、素直に肩肘張りすぎ?な感じかな。つまり、ウブな少年から見た恋愛というスタンスを取りすぎかな?不明。そういう見せ方なのか?
少なくとも強い研究心の発露かな。
あるいは、上でも下でも、どの階層でもいいけど、悪女通して男の子の、変身願望!みたいなものが、下がるのであれ上がるのであれ、見て取れるはず。
その、一見幼稚なところが、傍から見れば恋愛狂いは、馬鹿にされやすく。そして、それこそが、恋愛問題を分かりにくくしてしまうし。簡単に恋愛は、他国では、片付けられてしまう理由だろ。それこそが、フランスが、恋愛を一大テーマとして大真面目に取り組んでる所以なのか?
いずれにせよ、好きになってしまった人が、たまたま悪女でしてん。困りましてん。
みたいなケースしかあり得ない?悪女シリーズに見え醒めたかな?
そこまでが前半感想。
後半すごく良い部分有り。特定情報を具体的には言わないが。そのため、星評価上げた。
総論では、
少年であることを隠しながら、プロ悪女をデイするけなす本かな?不明。
そこまで運命の人!私だけの人!なんて相手にめぐり合うことはなかったはず。熱い思いも冷めてみれば、なんら、他にもいい人いるもんだな、など。運命の赤い糸は、島国では島国根性愛国心の裏返しで、一人きり!なんて想ってしまうが、大陸別見れば、案外40本ぐらい運命の糸は、ありそうだ、てな論理性で解ける程度の問題でしかないかな。
だが、運命の糸に色があり、赤以外にも青黄緑とあるとすればやはり赤い糸は、感覚的にいうても、いわずとも一番心地よい!はず。不明。
この本は、肩肘張りすぎ?型を恋愛に求めすぎ?それも素で、素直に肩肘張りすぎ?な感じかな。つまり、ウブな少年から見た恋愛というスタンスを取りすぎかな?不明。そういう見せ方なのか?
少なくとも強い研究心の発露かな。
あるいは、上でも下でも、どの階層でもいいけど、悪女通して男の子の、変身願望!みたいなものが、下がるのであれ上がるのであれ、見て取れるはず。
その、一見幼稚なところが、傍から見れば恋愛狂いは、馬鹿にされやすく。そして、それこそが、恋愛問題を分かりにくくしてしまうし。簡単に恋愛は、他国では、片付けられてしまう理由だろ。それこそが、フランスが、恋愛を一大テーマとして大真面目に取り組んでる所以なのか?
いずれにせよ、好きになってしまった人が、たまたま悪女でしてん。困りましてん。
みたいなケースしかあり得ない?悪女シリーズに見え醒めたかな?
そこまでが前半感想。
後半すごく良い部分有り。特定情報を具体的には言わないが。そのため、星評価上げた。
総論では、
少年であることを隠しながら、プロ悪女をデイするけなす本かな?不明。
2021年4月28日に日本でレビュー済み
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めっちゃ面白かった。声立てて笑いました。
フランス文学読んでみよっと。
フランス文学読んでみよっと。
2020年6月30日に日本でレビュー済み
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「悪女入門」の名の通り、悪女になるための入門本という体で書いているのが面白い。語り口が柔らかい印象であっという間に読むことが出来る。形式は、いくつかのフランス文学のあらすじを、時代背景や考察も交えながら大まかに解説し、ヒロインがファム・ファタルと言われる所以を読み解くというものだ。一口にファム・ファタルと言っても様々な生き方があることがわかる。彼女たちは(自覚の有無に関わらず)相手を破滅させながら、常に自身が破滅するリスクも抱えており、悪女は本当に悪なのか?と深く考えさせられた。
ファム・ファタルを目指している人、ファム・ファタルに引っ掛かりたくない人、「カルメン」「マノン・レスコー」「椿姫」と聞いてビビっと来る人にはお勧めしたい。
ファム・ファタルを目指している人、ファム・ファタルに引っ掛かりたくない人、「カルメン」「マノン・レスコー」「椿姫」と聞いてビビっと来る人にはお勧めしたい。
2020年4月10日に日本でレビュー済み
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全てのモテ女を目指す女性におすすめです。
2013年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女性の読者に向けて、文学小説を「悪女」という視点で読み解いた本−というより誘惑の指南書。
恋愛は人間にとっての最大の関心事のテーマの一つであり、それ故、文学小説の中心になって当たり前なのだが、作家それぞれが悪女の理念形を生み出しているところが面白い。別の見方をすれば、作家の感性が素晴らしいということか。
最近読んだ藤田尚弓氏の「悪女の恋愛術」では、男女がWin-Winになることを主題に書いているが、本著では男を破滅させる究極の悪女を描いている。それだけに、全体としてエロチシズムが色濃く描かれており、ドキドキさせられる。
また、各文学書が書かれた時代の世相や社会構造の解説は解りやすく、ヨーロッパ社会の裏側を垣間見ることができる(例えば、社交界って何なの?)。
オペラ好きには、紹介されている小説(悪女?)にカルメン・椿姫・マノン(レスコー)についての章もあるので、興味深いだろう。
恋愛は人間にとっての最大の関心事のテーマの一つであり、それ故、文学小説の中心になって当たり前なのだが、作家それぞれが悪女の理念形を生み出しているところが面白い。別の見方をすれば、作家の感性が素晴らしいということか。
最近読んだ藤田尚弓氏の「悪女の恋愛術」では、男女がWin-Winになることを主題に書いているが、本著では男を破滅させる究極の悪女を描いている。それだけに、全体としてエロチシズムが色濃く描かれており、ドキドキさせられる。
また、各文学書が書かれた時代の世相や社会構造の解説は解りやすく、ヨーロッパ社会の裏側を垣間見ることができる(例えば、社交界って何なの?)。
オペラ好きには、紹介されている小説(悪女?)にカルメン・椿姫・マノン(レスコー)についての章もあるので、興味深いだろう。
2017年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フランス文学に登場する悪女から恋愛術を学んでしまおうという、「文学解説書」と「恋愛ハウツー本」の両側面を兼ね備えた本です。「カルメン」「椿姫」「ナナ」といった近代フランス文学に登場する代表的なファム・ファタル(悪女)を例に、男性を意のままに操る恋愛ノウハウから、悪女に引っかかる男性の心理、近代フランスの恋愛事情までが読みやすい語り口で展開されていきます。1回のランチ代相当でお手軽に教養と雑学、恋愛術が学べますよ。
【女性のみなさんへ】
作中で鹿島氏は「自分のタイプに合った悪女になること」「相手の男性が弱い悪女のタイプで攻める」ことが重要と述べています。本作品では11人もの悪女が登場します。お手本がこれだけいれば、策略にはまる男性のタイプも十人十色。自分のキャラや落としたい男性のタイプによって、どの悪女を師と仰ぐかを豊富なサンプルから選ぶことができます。ただ、現代社会で行動に移すにはかなり危険で際どいノウハウが多いです。最悪の場合、相手も自分も死に至る危険性があります。「気になる彼と両想いになってずっと一緒にいたいな♡」程度の目標ならば、取捨選択した上で慎重に実践しましょう。
【男性のみなさんへ】
男性心理を上手くついた悪女の手腕に「落胆する」「憤りを覚える」「目からうろこが落ちる」「過去の苦い経験がよみがえり胸が苦しくなる」など、様々なショック症状が現れるはずです。つらいでしょうが、どうか読み切ってください。本書に登場する男性陣はみな、あなたの反面教師です。心も懐も精力もすっからかんになるまで搾り取られてしまう前に、悪女の方法論を知ることが何よりも大切です。とはいっても、ファム・ファタルの魅力には抗えないのもまた男性の悲しき宿命。登場する男性陣に救いはありません。そのあたりを心しておいてください。
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作中で鹿島氏は「自分のタイプに合った悪女になること」「相手の男性が弱い悪女のタイプで攻める」ことが重要と述べています。本作品では11人もの悪女が登場します。お手本がこれだけいれば、策略にはまる男性のタイプも十人十色。自分のキャラや落としたい男性のタイプによって、どの悪女を師と仰ぐかを豊富なサンプルから選ぶことができます。ただ、現代社会で行動に移すにはかなり危険で際どいノウハウが多いです。最悪の場合、相手も自分も死に至る危険性があります。「気になる彼と両想いになってずっと一緒にいたいな♡」程度の目標ならば、取捨選択した上で慎重に実践しましょう。
【男性のみなさんへ】
男性心理を上手くついた悪女の手腕に「落胆する」「憤りを覚える」「目からうろこが落ちる」「過去の苦い経験がよみがえり胸が苦しくなる」など、様々なショック症状が現れるはずです。つらいでしょうが、どうか読み切ってください。本書に登場する男性陣はみな、あなたの反面教師です。心も懐も精力もすっからかんになるまで搾り取られてしまう前に、悪女の方法論を知ることが何よりも大切です。とはいっても、ファム・ファタルの魅力には抗えないのもまた男性の悲しき宿命。登場する男性陣に救いはありません。そのあたりを心しておいてください。