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「美少女」の現代史 (講談社現代新書) 新書 – 2004/5/20

4.5 5つ星のうち4.5 18個の評価

商品の説明

著者からのコメント

 この本は、以下のような疑問を手がかりにして、書き進められました。
■なぜ宮崎駿は、あんなに少女ばかりを主人公にしてアニメを作るんだろうか?
■最近よく聞く「萌え」っていう言葉は、結局のところ何なんだ?
■六本木ヒルズにぶら下がっていた巨大なまんがっぽい絵の現代美術のオブジェって、もしかしてすごく恥ずかしいような気がするんだけど、気のせいだろうか。
■「Z」以降のガンダムは、なんとなく見るのが辛いのはなぜだろう。
■ギャルゲーをプレイしていると、なぜか昔の少女まんがを思い出してしまう。
■吾妻ひでおは、やはり歴史的にきちんと評価されるべきじゃないだろうか。
■小説はあまり読まないが、村上春樹はなんとなく読んでしまうのは、なぜだろう。
■最近のまんがやアニメや小説では、なぜあんなに「妹」がもてはやされるんだろうか。
■等身大フィギュアはともかく、ラブドールはさすがにヤバイような気がするんだが、行ってしまっていいんだろうか。
■「ほしのこえ」を作ったのは男性なのに、なぜ女性の一人称で話が進むんだろうか。
■昔「男おいどん」を読んで泣けたのはなぜだろう。
■「少女民俗学」を書いた大塚英志も、「制服少女たちの選択」を書いた宮台真司も、なぜあんなに少女のことばかり気にするんだろうか。
■実写のセーラームーンの最近のルナは、さすがにやり過ぎじゃないかと思うんだが、とりあえず見てしまっている私がそこにいるのには困ったもんだ。

 上記の疑問を2つ以上感じたことのある方には、ぜひ本書のご講読をお勧めします。(ササキバラ・ゴウ)

出版社からのコメント

「思想家ササキバラ・ゴウの誕生に立ちあえ」大塚英志

 十何年か前、ササキバラ・ゴウが新入社員で徳間書店に入ってきた時、ぼくは彼に2本の原稿を見せた。誰かの原稿が落ちて代原を決めなくてはいけなかったのではなかったか。「君ならどっちを雑誌に載せる?」とぼくは聞いた。彼は無難な方の原稿を恐る恐る選んだが、彼の趣味はもう一本の方にあることがぼくにはわかった。だったら正直に選んだほうがいいよ、と言った。それが永野のりこのデビューのいきさつだ。
 あるいは編集者として地道に生きていくようなもう一本の原稿を選ぶ方が正解だったかもしれない。けれど、ぼくはついうっかり、永野のりこの原稿を選ぶ生き方を彼に勧めてしまった。そんな風にぼくと彼は出会った。
 それからずっと、ぼくたちはまんがの話しかしなかった。

 ササキバラが明らかに変わったのは9・11からで、ぼくが徳間を辞めてからしばらく疎遠だったけれど、また何となく行き来が始まっていた少し後だった。皮肉なことに「9・11」を機にぼくたちの年代の物書きや「おたく」たちは明らかに右傾化していったけれど、ササキバラだけは例外的に「戦後民主主義」や「九条」を選択した。いわば「左傾化」した。

 ネットの風向きや「世論」を考えれば物書きは右傾化するか、政治とまったく関係ないところに身を潜めるのがかしこい選択だ。けれど、ササキバラはそれを選択しない。通すべき筋を持たない人間には、そんな選択はできない。
 だからササキバラの「左傾化」はそう遠くない将来、それが正しい選択だったことが理解されるはずだ。

 講談社現代新書の新刊に関しては、あたかも『「おたく」の精神史』の姉妹編に見えるかもしれないが、本としてはササキバラの本の方が先に準備されていた。ササキバラの本を読者に届けるために少し下地がいる気がしたので、ぼくの本を先行させたのである。だから、ぼくの本で論じられなかったこと、踏み込まなかったことが徹底して論じられている。ササキバラの本が『「おたく」の精神史』の本論だとさえ言える。
 あの日、永野のりこでなく、ありふれたまんがの方を選択する編集者になることだってできたササキバラは、しかし、そうではない生き方を選んでとうとうここまで来てしまった。
 そして彼はぼくたちの世代の最後尾の、最も遅れてきた思想家としてたった今、その姿を見せた。

 繰り返すが、9・11以降のササキバラの選択がいかに我々にとって重要だったのかは、やがて「戦時下」が終結した時にわかる。
 思想家ササキバラ・ゴウの誕生にリアルタイムで立ちあえる君たちは幸福なのである。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2004/5/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/5/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 196ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061497189
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061497184
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 18個の評価

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ササキバラ ゴウ
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