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カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書) 新書 – 2005/5/19

3.7 5つ星のうち3.7 33個の評価

2000年代の若者達のリアルを鮮かに斬る。「やりたいこと」を探し続けるニートたち、自己確認をするデータベースとしての監視社会、そして「ケータイ依存」。これらを支える社会のメカニズムを分析する。


分断される自己イメージ、データベース化する人間関係…
ネット世代の論客が解き明かす「僕たちの日常」

「日常の祝祭化」の中を生きる
私たちの生きる社会は、上述してきたような「祭り」を駆動原理にし始めているのではないか、と私は考えている。本書では、そうした祭りのメカニズムについて、様々な事例に分け入りながら明らかにしていきたい。祭りといっても、季節とともに訪れる、伝統的な祝祭のことではない。21世紀に入って以降の我が国で、そしておそらく欧米では20世紀の終わり頃から顕在化し始めた、日常生活の中に突如として訪れる、歴史も本質的な理由も欠いた、ある種、度を過ぎた祝祭について、それはいったい何なのか、なぜ今になってそうした祭りが頻発するのか、といった問題を、様々な角度から論じたのが、この本である。結論を先取りして述べることになるが、私が本書で論じる「日常の祝祭化」は、近代化と、そしてその徹底として生じる「後期近代」に特有な現象として説明することのできるものだ。また、そうした「日常の祝祭化」の中を生きる私たちのライフスタイルも、これまで近代のシステムが前提にしてきた、確固たる自己像とはまったく異なった種類の自己モデルを要請し始めている。本書で取り扱うのは、こうした、日常に祝祭がビルトインされることによって可能になる、社会や自己の仕組みや、その要因についてなのだ。――<本書より>

商品の説明

著者からのコメント

 情報化によって生じた様々な出来事、例えば携帯電話やインターネットの普及などによって、若者が「馬鹿になっている」といった類のバッシングがたびたびなされるようになりました。
 本書は、そうした安易な社会批判、若者批判に対して、それが「近代化」という大きなメカニズムの帰結として生じていること、それゆえ、単に批判をするだけでは意味がないことを、社会学という学問の最新の研究成果を生かしながら解説しています。
 その意味で、本書は単純な現代社会批判、若者批判の本としてではなく、そうした批判が生じるような状況がなぜ生まれたのか、そしてその結果どのようなことが起こりうるのか、といった点について考えるための本として書かれました。特に、「批判」される対象になることの多い若者にとって、本書が、私たちの生きる社会についての見通しをよくするものになることを願います。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2005/5/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/5/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 176ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406149788X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061497887
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 0.9 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 33個の評価

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鈴木 謙介
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
労働の液状化・監視社会化・携帯電話の普及 この3つをもとに「カーニヴァル化する社会」に関して論じています。

しかし、私のおつむが足りないのか、3つの整合性が感じられず一冊の本としては散漫な印象を受けました。
なんだか別の本を三冊並行して読んでいる感じです。

ただ、2章の「情報化社会における監視」については、それ単体でも十分に読む価値のある内容でした。
とりわけ著者の言う「社会の監視化」の一言には大きく頷けました。曰く、監視の主体は私たち自身であり、監視「される」のもまた私たち自身である。監視監視と言うと1984のようなディストピアを連想してしまいますが、よくよく考えればそうじゃないことが分かりちょっと賢くなれた気分です…!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何も筆者の情報を知らずに、はじめと結論部分と最後を読んだ。

まだ、私には実感がわかないが、非常に示唆に富んだ本であり、納得感が得られた。

現時点の私にとっては、星5つとさせていだだくが、それは普遍的なものかはわからない。
2005年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い研究者だからでしょうか、議論をまとめようという努力をしつつも、なかなか説得力のある形、目から鱗が落ちるような形には仕上げられていないと思います。それでも、個々の議論の視点は斬新と思われるものもあり、部分的には好奇心を覚える考えもありました。自分にとって面白いと思える部分をピックアップして吸収すればよい本だと思います。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会学を専攻する人にはいいかもしれないが、自分のような専門外の人間にとってはとても難解だった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年2月9日に日本でレビュー済み
『文化系トークラジオLife』が結構好きで、メインパーソナリティのcharlie(チャーリー)こと鈴木謙介さんに興味を持って本作を読んでみた。

いやはや、驚いた。

こんなに真面目な文章を書かれる人だとは。

とても、ラジオのキャラクターと同じ人が書いているとは思えないほど、まぁ、なんというか、堅い!!

堅いし真面目。真面目すぎるほど真面目!!

本当にあのサブカル大好きラノベ大好きcharlieなのか?と読んでいるときは???となってしまった。

が、本質はやっぱりcharlieなのだ。

最近の若者は甘えてるだけだ。とか言われるとワナワナするほど怒るボクらのcharlieなのだ。

他のレビューはやはり、まとまりがない。言いたいことが伝わりずらい。みたいな事が多いみたいだ。

ボクもそう思う。

言いたいことがありすぎて、まとまってない。アレも言いたい。コレも言いたい。そうこうしているうちに、結局、結論は?
ってなるラジオの時と同じなのだ。

さすがに、本ぐらい結論をちゃんと出そうよ。と、思ってもしまうけど。それは、俺もこれからも考え続けるし、君達も考えていこうよ。っていうのが、彼のメッセージなのだと思う。

安易に結論を書くことは多分誰にでもできること。

答えがある問題も答えのない問題も、無理やりでも強引でも一応の「答え」は出すことができる。

でも、charlieは真面目だ。真面目な人は、そんな安易な方法は選ばない。

判らない事は判らない。判るところまで書く。

きっと、「答え」を求めてこの本を読む人は怒るだろう。
charlieというキャラクターを知らなかったら、ボクも怒ったかもしれない。

「いかにしてあるべきか」の前に、「いかにしてあるのか」を徹底して問う、というのが、社会学という学問のあり方だとするならば、現在の私たちは誰も「いかにしてあるべきか」を語りうるほどに、現在についての知識を蓄積していると私は考えていない。(P168)

読みにくい文章だ。理解しずらい文章だ。だが、「何か」が伝わる。

最後のページにこれかい!という怒りよりも、その「何か」が伝わることに「何か」しらの意味があるような気がしなくもない。

いかん!これが、鈴木謙介病ってやつか!?(笑)

個人的には第一章の「やりたいこと」しかしたくない−液状化する労働観−の若者の価値観が自分にあてはまりすぎてグサっときた。多分、この章で書いていた事を深く追求していけば、恐ろしい(程素晴らしい)本になっていたのだろう。

すげえぜ!charlie!!
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カーニヴァル化とは、まあぶっちゃけて言うと、2ちゃんねるの「祭り」のような

状態を差すようです。

「監視社会」(監視国家ではない)あたりの下りとか、相手に期待される自分像の

集合としての自分としてしか自己を捉えられない(「キャラ」の集合としての自

分)とか、データベース化される人間関係、とか、いろいろと興味深い話が多かっ

たです。こういう本を読むと、別の人の「世界観」がかいま見れて、面白いです。

ただ、これが一般的に敷衍されるのかというと、どーかなーとも思うわけですが。

たとえばうちの奥さんがこれを読んでも「???」とか思うかも。mixi とかやっ

てれば、データベース化され視認化される人間関係、とか言われると「あー」とか

思うし、データベースから生まれる「監視社会」についても、Amazon や i-Tune

あたりの例から「そんなこともあるかもなー」と思うでしょうが…。

また、最後のあたりの問題意識は、「下流社会」と似たものになるわけですが、や

はり結論は出てきません。「カーニヴァル化」についても、うまく定義できたとは

思えない。でも「下流社会」みたいに、無理矢理な結論を出さないで、「現在は調

査の段階」としているのは正直で良いと思いました(笑)。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルに惹かれ購入
しかしタイトルと内容が合っていない
合っていないだけでなく内容にまとまりがない(著者も本書の中で認めている)
文章もわかりにくい
編集者はなぜ本書にOKをだしたのだろうか?
あとがきで東浩紀の尽力に感謝を述べているが、本書がこの内容だと単なるコネだと思ってしまう
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年3月5日に日本でレビュー済み
 現代思想研究の若手研究者の作品。

 現在の社会が容認している「監視体制」とは
いかなるものか、これらの事象がどの様に
社会において受容されてきたかを考察。
一見識だと思われるところもありますが、
社会学的な用語に幻惑される可能性も。
わかりずらい部分もあるが、論旨は適切か
と思われるので星3つ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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