芸術の話なのにほとんどお金に纏わる話になっているのがいかにもです。
そもそも1枚の絵を数億円も出して買う人がいるのが変です。
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芸術とスキャンダルの間――戦後美術事件史 (講談社現代新書) 新書 – 2006/8/18
大島 一洋
(著)
日本の画壇、美術界には魑魅魍魎が跋扈する
騙す方が悪いのか、贋作をつかまされた方がバカなのか。盗まれた名画の数奇な運命とは?作者、画商、鑑定家の折りなす人間模様は、作品の価値以上に面白すぎる!
騙す方が悪いのか、贋作をつかまされた方がバカなのか。盗まれた名画の数奇な運命とは?作者、画商、鑑定家の折りなす人間模様は、作品の価値以上に面白すぎる!
- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/8/18
- ISBN-104061498541
- ISBN-13978-4061498549
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/8/18)
- 発売日 : 2006/8/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 278ページ
- ISBN-10 : 4061498541
- ISBN-13 : 978-4061498549
- Amazon 売れ筋ランキング: - 778,534位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年8月31日に日本でレビュー済み
加藤唐九郎の「永仁の壷事件」やら、美術館からの盗難やら、美術関連の訴訟やらについて、贋作、盗難、裁判、破損といった分類で記述がなされています。コミック『ギャラリーフェイク』の元ネタになった事件(佐野乾山等)も紹介されています。
一方で、短いコラムで、新しいところでは「和田義彦ースギ事件」(の紹介にとどまらず、和田氏を持ち上げていた、朝日新聞社を記事盗用で退職した現松本市美術館館長につっこみをいれているのがすごいなあ)などから、リキテンスタインの六億円(妥当な額だとは思いますが)等など、複数もりこまれています。
様々な現代美術史の事件への覗き見趣味で読んでも楽しいですし、その一方でいろいろなテーマをまとめているため、まとまりに欠けると感じるところもありますが、美術界での、文化事業への税金投入、美術品管理のいい加減さ、ちゃんとしていない美術ジャーナリズムへのまっとうな批判には好感が持てます。
一方で、短いコラムで、新しいところでは「和田義彦ースギ事件」(の紹介にとどまらず、和田氏を持ち上げていた、朝日新聞社を記事盗用で退職した現松本市美術館館長につっこみをいれているのがすごいなあ)などから、リキテンスタインの六億円(妥当な額だとは思いますが)等など、複数もりこまれています。
様々な現代美術史の事件への覗き見趣味で読んでも楽しいですし、その一方でいろいろなテーマをまとめているため、まとまりに欠けると感じるところもありますが、美術界での、文化事業への税金投入、美術品管理のいい加減さ、ちゃんとしていない美術ジャーナリズムへのまっとうな批判には好感が持てます。
2006年10月12日に日本でレビュー済み
被害の関係者には、たいへん申し訳ないですが、贋物、詐欺師もどき、、、どこか惹かれるのは私だけでしょうか。
絵画や壺、古代の秘宝などの贋物騒ぎが9個、盗難関係の話が5個ほど紹介されています。
当時の新聞・雑誌の記事等を引用しながら、事件の概要を説明し、芸術や芸術界、事件に関する筆者の見解が述べられています。
その他数ページのコラムが10個強あります。
ぜんぜん門外漢です。知らない話ばかりで、珍しいことばかりでした。こんな事件があったのか、世界は広いなぁ、、、という印象です。
また、なんとなく美術界の様子も窺えて、興味深いことだらけの本でした。
絵画や壺、古代の秘宝などの贋物騒ぎが9個、盗難関係の話が5個ほど紹介されています。
当時の新聞・雑誌の記事等を引用しながら、事件の概要を説明し、芸術や芸術界、事件に関する筆者の見解が述べられています。
その他数ページのコラムが10個強あります。
ぜんぜん門外漢です。知らない話ばかりで、珍しいことばかりでした。こんな事件があったのか、世界は広いなぁ、、、という印象です。
また、なんとなく美術界の様子も窺えて、興味深いことだらけの本でした。
2006年8月22日に日本でレビュー済み
盗作、美術事件は残酷ではないし、謎も多く、手口は美しいといえるほど巧妙でセンセーショナルだ。犯罪にならないことも多い。芸術家の作品が絶賛される一方で、こうした真贋騒ぎは後を絶たない。美術界の「闇」ともいえるが、「闇」にもまた、独特の魅力がある。本書は戦後あった27の美術を巡る騒動について、新聞記事を手がかりに、著者は週刊誌記者を永年勤めてきただけあって、平易かつ毒のある読ませる筆致で、複雑で専門的な要素のからまる事件の魅力を照らし出している。
三越の偽秘宝展はよく知られているが、本書を読むと、国立の施設でもこれだけだまされているのかとちょっとびっくりした。何が正しくて何が間違っているのか。美術は本当に難しいものだと実感する。
三越の偽秘宝展はよく知られているが、本書を読むと、国立の施設でもこれだけだまされているのかとちょっとびっくりした。何が正しくて何が間違っているのか。美術は本当に難しいものだと実感する。