伝えたい通りには伝わらない
技術は伝えるものではなく、受け手が自らもぎ取っていくもの
とても分かる話でした。
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組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書) 新書 – 2006/12/19
畑村 洋太郎
(著)
ダブルポイント 詳細
2007年問題を乗り越えるための必読書! 「伝えよう」としても「伝わらない」。「伝える」のではなく、「伝わる」のが正解だ! 各企業で大問題になっている技術伝達の本質を明らかにし、解決法を示す。(講談社現代新書)
2007年問題を乗り越えるための必読書! 「伝えよう」としても「伝わらない」。「伝える」のではなく、「伝わる」のが正解だ! 各企業で大問題になっている技術伝達の本質を明らかにし、解決法を示す。
2007年問題を乗り越えるための必読書! 「伝えよう」としても「伝わらない」。「伝える」のではなく、「伝わる」のが正解だ! 各企業で大問題になっている技術伝達の本質を明らかにし、解決法を示す。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/12/19
- 寸法10.6 x 0.9 x 17.4 cm
- ISBN-104061498703
- ISBN-13978-4061498709
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/12/19)
- 発売日 : 2006/12/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4061498703
- ISBN-13 : 978-4061498709
- 寸法 : 10.6 x 0.9 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 353,431位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 421位企業革新
- - 1,696位講談社現代新書
- - 18,245位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科教授、工学院大学グローバルエンジニアリング学部特別専任教授 を歴任。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。’02年にNPO法人「失敗学会」を、’07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『失敗学実践講義 文庫増補版』(ISBN-10:4062766132)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明は平易で良く分かる。やっぱり基本は聞き手を考えた話し方。
相手をどの様にして理解するか?それは絶え間ない会話から理解、吸収してゆくのであろう。
相手をどの様にして理解するか?それは絶え間ない会話から理解、吸収してゆくのであろう。
2007年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「技術の伝達」をテーマにしていますが、
そのじつ、もっと広い意味での「知識の伝達」を扱っています。
なので、ここに書かれていることは技術に限定されることなく、
教育の現場や広告のようなものに至るまで、
あらゆる伝達の場所で使えると思います。
最も興味深いのは、技術を含めた知識は、
「伝えるもの」ではなく「伝わるもの」としている点です。
これをベースに説いている独特の「伝達論」は、
一読の価値があります。
そのじつ、もっと広い意味での「知識の伝達」を扱っています。
なので、ここに書かれていることは技術に限定されることなく、
教育の現場や広告のようなものに至るまで、
あらゆる伝達の場所で使えると思います。
最も興味深いのは、技術を含めた知識は、
「伝えるもの」ではなく「伝わるもの」としている点です。
これをベースに説いている独特の「伝達論」は、
一読の価値があります。
2017年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伝えるためにはまず相手の立場に立つことが大切だと、地道に説いている本。
プロの伝達者を育成することが必要ではないかとのこと。
興味深かったのが、経験と慣れだけで技術を獲得してきた人はたくさんいて、そんなことはすごくもなんともないということ。
価値があるのは30年ふつうにやっていれば得られるそういう技術を2,3年で獲得し、残りの時間をさらなる進歩のために使うことだという。
これこそ技術を蓄積して次の世代へと受け渡す意味なのだろうと思う。
技術とは連綿と続く個人の取り組みの積み重ねであると再確認できる本。
教える立場と教わる立場どちらにも立って地道なアドバイスがされていて、技術に携わるどの段階の人にもためになり背筋の伸びる内容ではないかと思う。
プロの伝達者を育成することが必要ではないかとのこと。
興味深かったのが、経験と慣れだけで技術を獲得してきた人はたくさんいて、そんなことはすごくもなんともないということ。
価値があるのは30年ふつうにやっていれば得られるそういう技術を2,3年で獲得し、残りの時間をさらなる進歩のために使うことだという。
これこそ技術を蓄積して次の世代へと受け渡す意味なのだろうと思う。
技術とは連綿と続く個人の取り組みの積み重ねであると再確認できる本。
教える立場と教わる立場どちらにも立って地道なアドバイスがされていて、技術に携わるどの段階の人にもためになり背筋の伸びる内容ではないかと思う。
2007年1月3日に日本でレビュー済み
伝える側の立場で作ったテキストが多く、伝えられる側の立場に立ったテキストは少ないという。また伝えられる側の意欲を引き出さなければ効果は少ないともいう。
研修を行う際のカリキュラムの組み立て方などの参考になったのは事実。
しかし読み進むうちに、この本は「技術の伝え方」ではなくて、むしろ「技術の伝えられ方」として読んだ方が参考になるような気がした。自己学習のテクニックがいろいろと記載されているのだから。
研修を行う際のカリキュラムの組み立て方などの参考になったのは事実。
しかし読み進むうちに、この本は「技術の伝え方」ではなくて、むしろ「技術の伝えられ方」として読んだ方が参考になるような気がした。自己学習のテクニックがいろいろと記載されているのだから。
2007年1月22日に日本でレビュー済み
元々、この作者は「失敗学」の権威で、様々な事故の分析なんかをやっている人ですが、そこで、2007年問題(もう今年ですね)で、団塊の世代の技術を如何に若者に伝えるかを解いた1冊。
「技術を伝える」ということは、技術を相手に「わからせる」ということですが、面白いのは、それは基本的に無理、相手が「わかろう」とする状態になっていない「わかる」ことは出来ないというのです。
いきなり不意をつかれた感じですが、
そのために、相手が分かろうとする状態に持っていくことを、様々な見地から説明しています。
・受け入れの素地を相手に作る(基本的な知識を身につけさせる=基本的なテンプレートをインプットする)
・守・破・離が重要(最初は、言われたことを守り、次にそれを破ってみて、言われたことの正しさと間違いを知り、最後にそこを離れることで、自分流の技術となる)
・全体を見せてから、部分を見せる
・伝えるには、文字と、画像、音等の的確な組み合わせが必要
etc...etc...
私は、山本五十六の
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」
という言葉を思い出してしまいました。
さらには、常日頃のコミュニケーションが重要であることや、伝えずに消えた方がよい技術もあること、伝わっていく過程で技術や情報が劣化していくことで、失敗や事故が起こること、
技術をわかる、身につけるには「失敗体験」も重要であると言っています。
わかること以上に、伝えるってことは難しいんだなあと思いましたが、同時にすごく面白くも感じました。
「技術を伝える」ということは、技術を相手に「わからせる」ということですが、面白いのは、それは基本的に無理、相手が「わかろう」とする状態になっていない「わかる」ことは出来ないというのです。
いきなり不意をつかれた感じですが、
そのために、相手が分かろうとする状態に持っていくことを、様々な見地から説明しています。
・受け入れの素地を相手に作る(基本的な知識を身につけさせる=基本的なテンプレートをインプットする)
・守・破・離が重要(最初は、言われたことを守り、次にそれを破ってみて、言われたことの正しさと間違いを知り、最後にそこを離れることで、自分流の技術となる)
・全体を見せてから、部分を見せる
・伝えるには、文字と、画像、音等の的確な組み合わせが必要
etc...etc...
私は、山本五十六の
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」
という言葉を思い出してしまいました。
さらには、常日頃のコミュニケーションが重要であることや、伝えずに消えた方がよい技術もあること、伝わっていく過程で技術や情報が劣化していくことで、失敗や事故が起こること、
技術をわかる、身につけるには「失敗体験」も重要であると言っています。
わかること以上に、伝えるってことは難しいんだなあと思いましたが、同時にすごく面白くも感じました。
2009年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
畑村洋太郎氏が、技術をどのように伝えていくのか、また技術を伝えられることで人はどのように成長していくのかを提起しています。
恐らく日本のどの企業でも直面している問題であり、技術を伝えていくことがどれほど重要である一方、どんなにこれが難しいことか、嫌というほど感じているはずです。
しかし、重要性が分かっているといいながら、目の前の利益や業務量に捉われて行動を起こせていないか、何をやるのが効果的なのか全くわからない、未だそのような状況にあると思われます。
本書の方法論は、一般化されていてどの業界でも使えるところまで落としこまれていると思います。
しかし、このような良書があっても、実際に具体化するのは企業であり、個人です。
最終的には組織や個人のやる気や情熱に頼らざるを得ないところにもどかしさを感じてしまいました。
恐らく日本のどの企業でも直面している問題であり、技術を伝えていくことがどれほど重要である一方、どんなにこれが難しいことか、嫌というほど感じているはずです。
しかし、重要性が分かっているといいながら、目の前の利益や業務量に捉われて行動を起こせていないか、何をやるのが効果的なのか全くわからない、未だそのような状況にあると思われます。
本書の方法論は、一般化されていてどの業界でも使えるところまで落としこまれていると思います。
しかし、このような良書があっても、実際に具体化するのは企業であり、個人です。
最終的には組織や個人のやる気や情熱に頼らざるを得ないところにもどかしさを感じてしまいました。
2007年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何かを人に伝えるときには、
「伝える相手のことを考える」
簡単に言ってしまえば、この一言に尽きます。
これだけを聞くと、そんなの当たり前だって感じると思いますが、
実際に実行するのは、結構難しい。
本書は、その難しさと具体的な解決方法を、
まさに読み手である私たちにわかり易い言葉で紹介しています。
組織、技術といった言葉に関係なく、
伝えることの難しさを実感したことのある方は、ぜひ一読してみてください。
「伝える相手のことを考える」
簡単に言ってしまえば、この一言に尽きます。
これだけを聞くと、そんなの当たり前だって感じると思いますが、
実際に実行するのは、結構難しい。
本書は、その難しさと具体的な解決方法を、
まさに読み手である私たちにわかり易い言葉で紹介しています。
組織、技術といった言葉に関係なく、
伝えることの難しさを実感したことのある方は、ぜひ一読してみてください。