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鏡の中の物理学 (講談社学術文庫) 文庫 – 1976/6/4

4.1 5つ星のうち4.1 44個の評価

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ノーベル物理学賞に輝く著者がユーモアをまじえながら平明な文章で説く、科学入門の名篇「鏡のなかの物理学」「素粒子は粒子であるか」「光子の裁判」を収録。“鏡のなかの世界と現実の世界との関係”という日常的な現象をとおして、最も基本的な自然法則や科学することの意義が語られる。また量子的粒子「波乃(なみの)光子」を被告とした裁判劇は、わかりやすく量子力学の本質を解き明したノン・フィクションの傑作として、読者に深い感銘を与える。
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商品の説明

著者について

1906年東京生まれ。京都帝国大学卒業。同大助手、理化学研究所を経て、1941年東京教育大学(文理大)教授。1956〜62年同大学長、1963年日本学術会議議長をつとめる。1952年文化勲章受章。1965年「超多時間理論」「くりこみ理論」によりノーベル物理学賞を受賞。主著に『量子学的世界像』など。1979年没。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1976/6/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1976/6/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 129ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061580310
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061580312
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 0.6 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 44個の評価

著者について

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朝永 振一郎
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その分野を極めた人の説明はわかりやすい!ほんとにわかっているからでしょうね。この分野の呪文「粒子でも波動でもある」がすこしイメージできるかもしれません^^)
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
薄めの厚さでわかりやすい。
表題に興味がある方はぜひ!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
光子の裁判は、光子を擬人化して素粒子の持つ粒子と波動の二つの性格を、かなり分かりやすく、かつ、柔らかな日本語で示しています。これを読むと、ディラックの量子力学を読んでみたくなります。朝永振一郎も訳者になっており、自ら「名訳」と書いてありました。
朝永振一郎の文章は、柔らかでユーモアがあって、どれも面白いですが、特に光子の裁判はオススメです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自然科学に志す多くの人たちに読んでほしい本。
もう少し早くこの本に出会いたかったです。
日本的な考え方の勉強にもなります。
もちろん、それにとらわれる必要はありませんが。
 自然という神様、そして地球というまるい星のうえでは、
人は皆平等で、かけがえのない存在です。
ニュートンの万有引力の考えや、アインシュタインの相対性理論も
同じ考え方に基づいて導き出されたものです。きっと。
 「光子の裁判」あなたは体験しましたか?
身体を壊さない程度に実験してみましょう。
ところで、“素粒子の各々は自己同一性をもっていない”という言葉と、
福岡伸一さん「生物と無生物のあいだ」の
“生命は動的平衡にある流れである”という言葉が
なぜかリンクしてしまいます(笑)
 人類最高の頭脳をクレージーにするもの、それはきっと
人類の未来を明るくするものに違いありません。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年4月29日に日本でレビュー済み
物理学の短編集。

「鏡の中の物理学」
鏡が物理学理解の鍵だと分かりました。

空間の鏡と、時間の鏡。
対称性に着目することが、問題を解く鍵のひとつだと分かりました。

「素粒子は粒子であるか」
位置と運動量の両方を同時には定められないという事象を丁寧に説明している。

「光子の裁判」
古典的な物理の知識だけで、光子に法律を適用しようとすると矛盾がおきることを、
裁判形式で展開している。

物理学が苦手な人が読むとよい。

こんなに面白い本を、読んでいない人がいるのは残念。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年1月23日に日本でレビュー済み
ある人に、量子力学に興味があるなら「光子の裁判」を、と勧められて知った。
とても有名な文章だったのですね。

「光子の裁判 ある日の夢」の副題のとおり、夢幻的な気分に誘われる。
ノーベル賞受賞の物理学者に、こんな文才もあろうとは。
ふと、荘子の「胡蝶の夢」や、佐藤春夫の「西班牙(スペイン)犬の家」を連想した。
春夫は美人女優を落とそうと思って書いたかもしれないが、もちろんこちらにはそんな下心はない。
真理を探究する者の素直な喜びと、遊び心があるのみだ。

もちろんこれを読んだからといって、ただちに量子力学が分かるというわけではない。
しかし、現代物理学の最高の理解者による啓蒙書であって、一般向けにこれ以上のものは望めないといえる。
なお「キリバコ法」とあるのは、桐箱ではなく霧箱(最初間違えそうになった)。

複数の版で読めるが、講談社学術文庫版は値段も安く、薄くコンパクトで、たいへん良い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ノーベル物理学賞受賞者である朝永振一郎先生が、専門である量子力学について判りやすく説明してくれている本です。

朝永先生の残された言葉や文章には、非常に親しみのあるもの、はっとさせられるものが沢山あり、非常に文才のある方なのだと感じていました。まさに難しい量子力学の、特に光が波の性質と粒子の性質をあわせ持ち、それまでの物理の概念では理解し難かったが、量子力学では矛盾なく説明できることを、私のような物理素人にも分かりやすく説明されています。

特に「光子の裁判」は推理小説仕立てで面白い!よくこのレベルで物語を構成できるものだと感心します。

最近出版されている本のほうが、物理的な事例が豊富であるとは思いますが、このレベルの筆力で語られているものは、あまりないのではないでしょうか?

少し古さを感じるかもしれませんが、特に中学・高校生に読んでもらい、何かを感じ取ってもらえると良いと思います。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年8月19日に日本でレビュー済み
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だであるがごちゃまぜ、無駄に話が長い、余談が多い。ノーベル賞をとったからといって、文が上手いとは限らない。昔は名著だったのだろうが、現代では、本としてはブルーバックスの足元にも及ばない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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