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日本語のしゃれ (講談社学術文庫 445) 文庫 – 1979/11/1
鈴木 棠三
(著)
「しゃれ」と言う言葉の語源は、「さる」という動詞が変化した「しゃる」の名詞形とのことだそうだ。変化する過程で微妙に意味が違う「しゃれ」と「じゃれ」の2つに分かれたらしい。 「しゃる」という言葉は元々「風雅である」とか「世馴れている」「あだめいている」といった意味だったが、後になってそこに「戯れる」という意味が加わって「しゃれる」になったのこと。今でも「オシャレ」という意味で普通に使われている。また「じゃれ」については「じゃれる」という表現で今に残っている。 ちなみに「しゃれ」を漢字で書くと『洒落』になるがこれは後世の当て字。「シャラク」という読みを持つ漢語起源の文字が、音の類似から流用/同一視されていったと思われる。『洒落』の本来の意味は「酒=ものごとに拘らずさっぱりしている」+「落=こせこせしない」の2つの漢字を掛け合わせたもの。それが「しゃれ」という日本語の当て字として使われた時に、更に意味の混合が起こり現在使われている意味のことばが成立した。 なお現在の意味は九鬼周造が『「いき」の構造』で分析した「粋」というものに(*)、陽気な楽しさや当世風の“軽さ”のエッセンスを加えたものと言えるかな。
- 本の長さ367ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1979/11/1
- ISBN-104061584456
- ISBN-13978-4061584457
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1979/11/1)
- 発売日 : 1979/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 367ページ
- ISBN-10 : 4061584456
- ISBN-13 : 978-4061584457
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