「苦しいか」「ええ、苦しいんです」
苦しむのは苦しまないよりはかえって良い。
自分で苦しむようになったことは進歩なのだ。
絶望することはない。
欠点を並び立てて自分の気休めにする暇があるのなら、なぜもっと苦しんでみないのだ。
自分に力があるかないかは努力してみてでなければわからない。
力不足は斃れて初めて証明されるもので、試してもみないうちから自分の力の足りぬことを予定するのは、天に対する冒涜だ。
まだ試してもみない自分の力を否定するほどの悪はない。それは生命そのものの否定を意味するからだ。
---------
伯牛疾(やまい)あり
これ泣けます。
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論語物語 (講談社学術文庫) 文庫 – 1981/4/8
下村 湖人
(著)
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このうえなくわかりやすい言葉で、『論語』のエッセンスを読める!
孔子が伝えたかったことは、こんなことだった。
『次郎物語』で名高い作家にして教育思想家であった下村湖人が、
人生をかけて読んだ『論語』を、そこに残された言葉をもとに、ひとつの物語として書き紡いだ。
ページをひらけば、孔子や弟子たちが直接語りかけてくる!
【永杉喜輔「まえがき」より】
湖人は生涯をかけて『論語』に学んだ。二千年以上も経た『論語』の章句を自由自在に使って、『論語』で養われた自分の思想を物語に構成したものが本書で、『論語』の精神を後世に伝えたい一念が結晶している。孔子と弟子たちが古い衣をぬぎすて、現代に躍り出す。その光景がみずみずしい現代語でたんねんに描かれている。
【本書「富める子貢」より】
「なるほど、貧富ともに体験をつんだという点では、君は第一人者じゃな」
子貢の耳には、孔子のこの言葉は、ちょっと皮肉に聞こえた。しかし、孔子がみだりに皮肉をいう人でないことを、彼はよく知っていたので、次の瞬間には、それを自分がほめられる脱提であると解した。
「君が、貧にしてへつらわなかったことも、富んで驕らないことも、わしはよく知っている」
そういった孔子の口調は妙に重々しかった。子貢は、ほめられると同時に、なぐりつけられたような気がした。
「それでいい。それでいいのじゃ」
孔子の言葉つきはますます厳粛だった。子貢は、もうすっかり叱られているような気になってしまった。
「だが――」と孔子は語をつづけた。
「君にとっては、貧乏はたしかに一つの大きな災いだったね」
子貢は返事に窮した。彼は、今日道々、「貧乏はそれ自体悪だ」とさえ考えてきたのであるが、孔子に真正面からそんな問いをかけられると、妙に自分の考えどおりを述べることができなくなった。
「君は、貧乏なころは、人にへつらうまいとして、ずいぶん骨を折っていたようじゃな。そして、今では人に驕るまいとして、かなり気を使っている」
「そうです。そして自分だけでは、そのいずれにも成功していると信じていますが……」
「たしかに成功している。それはさっきもいったとおりじゃ。しかし、へつらうまい、驕るまいと気を使うのは、まだ君の心のどこかに、へつらう心や、驕る心が残っているからではあるまいかの」
子貢は、その明敏な頭脳に、研ぎすました刃を刺しこまれたような気がした。孔子はたたみかけていった。……
孔子が伝えたかったことは、こんなことだった。
『次郎物語』で名高い作家にして教育思想家であった下村湖人が、
人生をかけて読んだ『論語』を、そこに残された言葉をもとに、ひとつの物語として書き紡いだ。
ページをひらけば、孔子や弟子たちが直接語りかけてくる!
【永杉喜輔「まえがき」より】
湖人は生涯をかけて『論語』に学んだ。二千年以上も経た『論語』の章句を自由自在に使って、『論語』で養われた自分の思想を物語に構成したものが本書で、『論語』の精神を後世に伝えたい一念が結晶している。孔子と弟子たちが古い衣をぬぎすて、現代に躍り出す。その光景がみずみずしい現代語でたんねんに描かれている。
【本書「富める子貢」より】
「なるほど、貧富ともに体験をつんだという点では、君は第一人者じゃな」
子貢の耳には、孔子のこの言葉は、ちょっと皮肉に聞こえた。しかし、孔子がみだりに皮肉をいう人でないことを、彼はよく知っていたので、次の瞬間には、それを自分がほめられる脱提であると解した。
「君が、貧にしてへつらわなかったことも、富んで驕らないことも、わしはよく知っている」
そういった孔子の口調は妙に重々しかった。子貢は、ほめられると同時に、なぐりつけられたような気がした。
「それでいい。それでいいのじゃ」
孔子の言葉つきはますます厳粛だった。子貢は、もうすっかり叱られているような気になってしまった。
「だが――」と孔子は語をつづけた。
「君にとっては、貧乏はたしかに一つの大きな災いだったね」
子貢は返事に窮した。彼は、今日道々、「貧乏はそれ自体悪だ」とさえ考えてきたのであるが、孔子に真正面からそんな問いをかけられると、妙に自分の考えどおりを述べることができなくなった。
「君は、貧乏なころは、人にへつらうまいとして、ずいぶん骨を折っていたようじゃな。そして、今では人に驕るまいとして、かなり気を使っている」
「そうです。そして自分だけでは、そのいずれにも成功していると信じていますが……」
「たしかに成功している。それはさっきもいったとおりじゃ。しかし、へつらうまい、驕るまいと気を使うのは、まだ君の心のどこかに、へつらう心や、驕る心が残っているからではあるまいかの」
子貢は、その明敏な頭脳に、研ぎすました刃を刺しこまれたような気がした。孔子はたたみかけていった。……
- ISBN-104061584936
- ISBN-13978-4061584938
- 出版社講談社
- 発売日1981/4/8
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.4 x 14.8 cm
- 本の長さ300ページ
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商品の説明
著者について
下村 湖人
1884年佐賀県生まれ。作家、社会教育家。本名虎六郎。東京帝国大学文学部卒。大学時代には「帝国文学」の編集委員として文学評論に活躍。のち台北高等学校校長となったが、1931年教職を辞して上京、大日本青年団講習所長として青少年教育に従事。1937年ごろからは文筆と講演の生活に専念した。1955年没。主著に『次郎物語』『教育的反省』ほか多数。
1884年佐賀県生まれ。作家、社会教育家。本名虎六郎。東京帝国大学文学部卒。大学時代には「帝国文学」の編集委員として文学評論に活躍。のち台北高等学校校長となったが、1931年教職を辞して上京、大日本青年団講習所長として青少年教育に従事。1937年ごろからは文筆と講演の生活に専念した。1955年没。主著に『次郎物語』『教育的反省』ほか多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1981/4/8)
- 発売日 : 1981/4/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 300ページ
- ISBN-10 : 4061584936
- ISBN-13 : 978-4061584938
- 寸法 : 10.8 x 1.4 x 14.8 cm
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著者について
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2021年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて、まるで直接ご指導して頂いているような気分になります。
こんな人が近くに居て、教えを受けれたら、どんなに素晴らしい人物になることやら…
有り難い書物です…
読んでいて泣きそうになります。
こんな人が近くに居て、教えを受けれたら、どんなに素晴らしい人物になることやら…
有り難い書物です…
読んでいて泣きそうになります。
2013年7月21日に日本でレビュー済み
新聞などで中国に典拠のあると思われる諺(例、過ぎたるは及ばざるが如し)がよく引用されているが、そのような諺がどういう物語に由来するのか又、論語がどういう書物なのか常識的に知っておくのには役立つと思う。
2017年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルどおりです。本の品質、梱包、納品時期もお約束通りです。
ただ、納品書が、不調のプリンターから印刷したのか、アート的なものを狙ったのか、縦に黒い筋が入っており、公的な書類として使い物にならないレベルのものでした。
業務用に購入し、しかるべき処理をしなければならないものだったので、これには困りました。
ただ、納品書が、不調のプリンターから印刷したのか、アート的なものを狙ったのか、縦に黒い筋が入っており、公的な書類として使い物にならないレベルのものでした。
業務用に購入し、しかるべき処理をしなければならないものだったので、これには困りました。
2021年12月3日に日本でレビュー済み
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論語は初心者ですが、孔子の生き様が手に取る様にわかりやすく描かれていて、物語としても心を打つものでした。仕事、人生の指針となる書です。
2021年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待通りの商品でした。
2018年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここ最近、この手の分野の本を読んでいます。
学生時代は真面目に勉強してこなかったので、論語に関しましても、孔子というおじいちゃんの話。という認識程度でした・・・。
しかし、渋澤栄一翁の書籍を読んで、自分の浅薄にウンザリして色々本を探していたところ、こちらの本がレビューで高い評価を受けていたので購入致しました。
感想としましては、
自分程度の論語への認識でも、感動しました。
登場する人々の日常や、情景が容易に思い描ける事はさる事ながら、人間の心の機微が豊かな文学的な表現で描かれていて、あたかも同じ時代に生きている人達の話の様に感じました。
著者自身も言っていますが、歴史的事実ではなく「心」を描いている、と。
実際に、孔子と弟子達の関係や、問答が、この本に描かれているものとかけ離れていようと、良いです。
この本から考えさせられる事が沢山ありましたので。
十分に評価されている書籍ですが、自分の様にレビューを参考に本を探している人に、この本と出逢う一助となる様に書かせていただきました。
学生時代は真面目に勉強してこなかったので、論語に関しましても、孔子というおじいちゃんの話。という認識程度でした・・・。
しかし、渋澤栄一翁の書籍を読んで、自分の浅薄にウンザリして色々本を探していたところ、こちらの本がレビューで高い評価を受けていたので購入致しました。
感想としましては、
自分程度の論語への認識でも、感動しました。
登場する人々の日常や、情景が容易に思い描ける事はさる事ながら、人間の心の機微が豊かな文学的な表現で描かれていて、あたかも同じ時代に生きている人達の話の様に感じました。
著者自身も言っていますが、歴史的事実ではなく「心」を描いている、と。
実際に、孔子と弟子達の関係や、問答が、この本に描かれているものとかけ離れていようと、良いです。
この本から考えさせられる事が沢山ありましたので。
十分に評価されている書籍ですが、自分の様にレビューを参考に本を探している人に、この本と出逢う一助となる様に書かせていただきました。
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日ハムの栗山監督のオススメの本だったので、買ってみたのですが、孔子の話を読みやすく書いていて、納得したり、ワクワクします。何回も繰り返して読みたい本です。