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おとぎ草子 (講談社学術文庫 576) 文庫 – 1982/8/1
桑原 博史
(著)
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1982/8/1
- ISBN-104061585762
- ISBN-13978-4061585768
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商品の説明
著者について
1933年生れ。1956年東京教育大学文学部卒業。1958年同大学院修士課程卒業。筑波大学文芸言語系教授。専攻は中古中世文学史。著書に『中世物語の基礎的研究』『徒然草の鑑賞と批評』『無名草子(訳注)』『とりかへばや物語(全訳注)』『西行物語(全訳注)』その他がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1982/8/1)
- 発売日 : 1982/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 307ページ
- ISBN-10 : 4061585762
- ISBN-13 : 978-4061585768
- Amazon 売れ筋ランキング: - 800,965位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絶版で、もう手に入らないので、助かりました。また購入したいです。
2013年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『御伽草子』は百種以上に及ぶ作品が流布していると言うが、本書はその中から「一寸法師」「道成寺」「横笛草子」「鏡男」「鉢かづき」「長谷雄草子」「猫の草子」の七作品を収録している。
本書はそれぞれの作品を解説、原典、現代語訳、注釈、鑑賞という順番で紹介しており、取り分け最初の解説であらすじを掴む事が出来るので、原典でも難なく読みこなせる所が有難い。
勿論、注釈も実に丁寧であり、尚且つ現代語完訳も付いているので古典を苦手とする方にもお勧め出来る。
扱っている作品数は少ないものの、その分配慮が行き届いていると言えよう。
本来の作品は絵入りの筈なので挿絵が皆無なのは残念だが、それ以外に関しては非常に優れた編集がなされている印象を受けた。
但し、このような所謂「初心者向けの古典」というものを果たして絶賛して良いものかどうかには迷いもある。
と言うのも、誰もが私のような初心者では無いであろうし、多くの方が「何を今更…」という印象を持ってしまうかもしれないからだ。
然しながら、本書は鑑賞という項目を挿入する事に依って作品の味わい方を提供してくれるし、また、当時の背景についても言及しているので参考にもなる。
特に、例えば私達が馴れ親しんでいるギリシャの『イソップ童話』でも、必ずと言って良い程「教訓」が含まれているが、この『御伽草子』も例に漏れず、物語の中には読者に強く訴えたい「教え」というものがあるようだ。
その多くが信仰心の大切さを伝えるものであり、本書ではこうした内容についてもかなり詳しく解説してくれているので、既に物語をよく知っている方でも一味違った読み方が出来るのではなかろうか。
その他、子供の頃に聞いた話との違い等に気付いて新鮮な面白さを感じる方も多いであろうし、本書を切っ掛けに『御伽草子』の魅力を再発見出来る事は間違いないと思う。
本書はそれぞれの作品を解説、原典、現代語訳、注釈、鑑賞という順番で紹介しており、取り分け最初の解説であらすじを掴む事が出来るので、原典でも難なく読みこなせる所が有難い。
勿論、注釈も実に丁寧であり、尚且つ現代語完訳も付いているので古典を苦手とする方にもお勧め出来る。
扱っている作品数は少ないものの、その分配慮が行き届いていると言えよう。
本来の作品は絵入りの筈なので挿絵が皆無なのは残念だが、それ以外に関しては非常に優れた編集がなされている印象を受けた。
但し、このような所謂「初心者向けの古典」というものを果たして絶賛して良いものかどうかには迷いもある。
と言うのも、誰もが私のような初心者では無いであろうし、多くの方が「何を今更…」という印象を持ってしまうかもしれないからだ。
然しながら、本書は鑑賞という項目を挿入する事に依って作品の味わい方を提供してくれるし、また、当時の背景についても言及しているので参考にもなる。
特に、例えば私達が馴れ親しんでいるギリシャの『イソップ童話』でも、必ずと言って良い程「教訓」が含まれているが、この『御伽草子』も例に漏れず、物語の中には読者に強く訴えたい「教え」というものがあるようだ。
その多くが信仰心の大切さを伝えるものであり、本書ではこうした内容についてもかなり詳しく解説してくれているので、既に物語をよく知っている方でも一味違った読み方が出来るのではなかろうか。
その他、子供の頃に聞いた話との違い等に気付いて新鮮な面白さを感じる方も多いであろうし、本書を切っ掛けに『御伽草子』の魅力を再発見出来る事は間違いないと思う。
2016年3月14日に日本でレビュー済み
おとぎ草子は、公家・僧侶・武家・庶民・異国・異類小説に大別されるようで、
本書では、庶民の夢と希望をつないだ「一寸法師」、古典芸能の素材として有名な「道成寺縁起」、
史実をふまえた悲恋物語の「横笛草子」、古典落語の種となった「鏡男絵巻」、平安時代風の恋愛物語「鉢かづき」、
おとぎ草子的世界のさきがけとなった説話「長谷雄草子」、動物こっけい談「猫の草子」の7編を取り上げています。
まず話の解説があり、具体的な内容が分かったうえで、本文が紹介されます。
本文が分かり難くても、解説で内容が分かっているため読み難くはありません。
次に現代語訳があり、語釈でさらに理解が深まります。
また最後に「鑑賞」があり、話しの背景なども分かります。
わずか7編ですが、おとぎ草紙を垣間見るには良い本です。お勧めします。
本書では、庶民の夢と希望をつないだ「一寸法師」、古典芸能の素材として有名な「道成寺縁起」、
史実をふまえた悲恋物語の「横笛草子」、古典落語の種となった「鏡男絵巻」、平安時代風の恋愛物語「鉢かづき」、
おとぎ草子的世界のさきがけとなった説話「長谷雄草子」、動物こっけい談「猫の草子」の7編を取り上げています。
まず話の解説があり、具体的な内容が分かったうえで、本文が紹介されます。
本文が分かり難くても、解説で内容が分かっているため読み難くはありません。
次に現代語訳があり、語釈でさらに理解が深まります。
また最後に「鑑賞」があり、話しの背景なども分かります。
わずか7編ですが、おとぎ草紙を垣間見るには良い本です。お勧めします。