なかなか難解な本ではあったものの、自分が唯一知りえた一休宗純の逸話で、彼が自殺未遂を二回行った事が、実は虚構ではなかったのかという話には驚かされてしまった。
山折氏は、一休の話を弟子が鵜呑みにしたのか。又は弟子自身が改竄したのかと推測している。弟子自身が一休の罠に嵌って自殺したという言葉を真に受けたのではという説には、本当であろうかという疑問点を考えながらも、へそ曲がりの一休ならばと思わせる書き込みには考えさせられてしまった。
他にも、日蓮の持つインターナショナル的思想(蒙古襲来を述べたと言われる立正安国論)が、石原莞爾などの影響や、鶴屋南北の戯曲を引用した説明など視点の面白さはあったものの、自分の勉強不足もあってわかりずらい部分もありました。

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日本仏教思想の源流 (講談社学術文庫 803) 文庫 – 1987/9/1
山折 哲雄
(著)
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1987/9/1
- ISBN-104061588036
- ISBN-13978-4061588035
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商品の説明
著者について
1931年サンフランシスコに生まれる。東北大学文学部卒業。前国際日本文化研究センター教授。専攻は宗教史・思想史。主著は『人間蓮如』『日本人の霊魂観』『道元』『霊と肉』『日本宗教文化の構造と祖型』『地獄と浄土』『日本人の心情』『神と仏』、学術文庫に『「坐」の文化論』『日本仏教思想論序説』『仏教信仰の原点』など。
著者について
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