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内乱記 (講談社学術文庫) 文庫 – 1996/6/10

4.3 5つ星のうち4.3 23個の評価

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古代ローマの運命を、内乱から平和へ、そして共和政から帝政へと大きく変えた英雄カエサルと政敵のポンペイユスとの対決を描く劇的な記録。前49年ルビコン川を渡ったカエサルは、西はスペインから東はバルカン半島まで、北はアルプスから南は地中海を渡ってエジプトまでローマ世界を東奔西走して戦う。困難を克服し勝利するまでを、カエサル自ら迫真の名文で綴る、『ガリア戦記』と並ぶ重要史料。
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商品の説明

著者について

1926年広島県生まれ。京都大学文学部卒業。西洋古典学専攻。椙山女学園大学教授、名古屋大学名誉教授。著書に『新ラテン文法』(共著)、『中世ラテン語入門』など。訳書にタキトゥス『年代記』、スエトニウス『ローマ皇帝伝』ほか。学術文庫に『ガリア戦記』がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1996/6/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1996/6/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061592343
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061592346
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.3 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 23個の評価

著者について

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ユリウス・カエサル
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年4月5日に日本でレビュー済み
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読んでからですよね。

(amazonさん。20文字以上レビューせよって、書評を書くわけじゃなく商品レビューなんだからこれくらいしか言うことないですよ。)
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ポンペイウスが本当は好きだったカエサル故に歯切れが悪い。初期の敗戦は故にナポレオンに最悪の策と言われますが、カエサルの誘き出しの何時もの策としか思えない。が、書けない。

ただ、この内戦は軽く書かれますが大内戦だなと、判ります。

再読すると、キケロら元老院派に送る、カエサルならではの、二つ狙いの本だなと。
ポンペイウスも罠と知りつつ、戦いを終わりに、したかった感じが、します。
どちらも。スッラの再現を恐れてます。

第二次のアウグスツスらは、スッラトラウマが、無かったんでしょう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前に買ったガリア戦記が読みやすかったので、読んでみました。(岩波の昔のガリア戦記は読みずらい)
ガリア戦記は、いうなれば外敵との戦いですが、こちらは内乱ですから、単に戦うだけでなくその後の政治的な配慮が必要で、カエサルの思考が非常に良く出ていると思います。負けかけていても常に先を読みあらゆる手を打って、最後に勝ちにもって行くところはさすがだと思います。それにしても英雄とは運を手繰り寄せると言うか、運が必ず付いて来る。だからこそ英雄になれたのでしょう。
ローマ帝国の始まりと書いたのは、共和制が終わり歴史としてのローマ帝国とはここからだと思うからです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月24日に日本でレビュー済み
事実の列挙という内容であるが、非常にまとまっており読みやすい。何を伝えたいかがはっきりしており、できの良いレポートという感じなのだろうか。

小説というような作者の妄想を交えた部分がないので、その辺が読みにくいと感じるところだろうが、歴史小説を望む向きにはお奨めしない。

内容的に人名や地名がいろいろあるので、カエサル時代をこの本でデビューするというのもお奨めしない。一通りローマ内乱時代をほかの書物で学んだ後に読むとよさそうである。

ちなみに同じ翻訳者の「ガリア戦記」もあります。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 そもそもカエサルに興味なかったがコネでもらった仕事の一環だと、
翻訳者が自分で書いているw

佐藤大輔を叩き起こして書き直させてほしい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年4月14日に日本でレビュー済み
 シーザーの『内乱記』は、彼がルビコン川を渡ってから最後の決戦にいたるまでの戦記であるが、平家物語に匹敵する面白さである。また城攻めのときの工兵の活躍は太閤記を読む面白さがある。

 シーザー派とポンペイウス派との戦いはイタリアからフランス南部から、さらにはスペインにまで至り、最後のギリシアでのポンペイウスとのファルサロスの決戦はまさに壇ノ浦の戦いであろう。

 翻訳はこの国原訳しかないが充分楽しめる。

 ただし、この本の訳者は原文の歴史的現在形を日本語の現在形にそのまま置き換えているところが多い。これは事態が急速に進展するところではいいが、違和感のあるところもある。

 また「彼らは」とあったら「敵は」と読み替える必要があるところが間々あって、推敲が足りないようだ。(以前断念したものを再読して☆1を4に改めた)
38人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート