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古代ギリシアの歴史 ポリスの興隆と衰退 (学術文庫) 文庫 – 2004/7/10
伊藤 貞夫
(著)
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小王国分立から、外敵の侵入による混乱の時代を経て、紀元前8世紀に都市国家・ポリスの成立を見た古代ギリシア。民主主義の原点として、前5世紀に黄金期を迎えるポリスはいかに発展し衰退したか。アルファベットやオリンピア競技、ホメロスの詩、ソクラテス、プラトンの哲学など西洋文明の源流をたずね、古代ギリシアの栄光と落日をたどる名著。
- ISBN-104061596659
- ISBN-13978-4061596658
- 出版社講談社
- 発売日2004/7/10
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- 本の長さ320ページ
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対象商品: 古代ギリシアの歴史 ポリスの興隆と衰退 (学術文庫)
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/7/10)
- 発売日 : 2004/7/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4061596659
- ISBN-13 : 978-4061596658
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,830位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10位古代ギリシア史
- - 173位ヨーロッパ史一般の本
- - 224位講談社学術文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
通史を学ぶには最適。
2022年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代ギリシャ史の学術書は意外に少ない。その中で本著は学術的で詳しく史実を説明している。特にアテネとスパルタの比較は興味深い内容である。
アテネはアケメネス朝ペルシャとの交戦にて勝利したことで、次第にギリシャ圏での覇権を志向し始める。それが起因となってペロポネソス戦争の勃発に至る。
ペロポネソス戦争でアテネは敗退し、さらにその後のマケドニア(アレクサンドル3世)による征服でアテネは衰退し、独立不羈を失ったと理解していたが、そうではなく、何度か勢いを取り戻す。
アテネが独立不羈を失うのは、ローマ(共和政時代)による征服によってである。
アテネはアケメネス朝ペルシャとの交戦にて勝利したことで、次第にギリシャ圏での覇権を志向し始める。それが起因となってペロポネソス戦争の勃発に至る。
ペロポネソス戦争でアテネは敗退し、さらにその後のマケドニア(アレクサンドル3世)による征服でアテネは衰退し、独立不羈を失ったと理解していたが、そうではなく、何度か勢いを取り戻す。
アテネが独立不羈を失うのは、ローマ(共和政時代)による征服によってである。
2019年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一冊の古代ギリシャ通史として、ギリシャ民族が成立したと考えられる青銅器時代から線文字Bの解読によるミケーネ時代を中心とするエーゲ文明の諸王国、そして海の民と呼ばれる混成民族の襲来説やドーリア人の侵入説を挙げながら、混乱の中でのポリス、つまり都市国家の誕生、ペルシャ戦争での栄光とペリクレス時代に頂点を迎えるアテネの民主政、ライバル、スパルタとのペロポネソス戦争での敗北、更にマケドニアの台頭後ポリスという国家体制自体の終焉が分かり易く丁寧に説明されている。本書の前半はポリス形成に至るまでの、はるかに長いギリシャ史の、しかし最低限知っておきたいまとめの章になっている。民主政は一夜にして成り立ったものではないが、ギリシャ人には元来自分が傅く者はないという平等精神のDNAを受け継いでいたことが興味深い。こうした精神面を活写した著書としては、高津春繁著『古典ギリシャ』をお薦めする。
後半では対照的な政治体制をとった古代ギリシャを代表するふたつのポリス、アテネとスパルタに焦点が当てられている。ギリシャ的なポリスの観念は市民を限定した民主政であって、ペリクレス時代のアテネでは両親共にアテネ出身の男子で、兵士たりえる人物でなければ市民権は与えられなかった。ポリスが後のローマのようなグローバル政策を嫌った閉鎖国家であったことも厳然とした事実だ。結果的に彼らは国を拡張することに執着しなかった。伊藤氏はアテネが学芸の分野でスパルタを大きく引き離したのは、鎖国体制を布かず、文化的にも発展した東地中海諸国との交易の中心地となったからだとしている。自ずと彼らの軍事力は海軍が中心となり、スパルタが誇った陸軍と鮮やかな対比を成している。アテネ最盛期の国政は成年男子市民が出席する民会での討議と表決で決定された。市民は労働自体に価値を認めておらず、むしろ国政を議論したり哲学や芸術に時間を費やすことを良しとしたようだ。しかしながらこの民主政の土台をなしていたのは奴隷制であったことも事実で、ポリス民主政が支配を不可欠の存立条件としていると説明されている。
一方スパルタはアテネに先立って紀元前6世紀前半から市民の経済的平等を実現した、透徹した軍事国家としての民主政が始まる。そこでは平等に反する自由貿易を嫌って鎖国主義がとられ、地中海沿岸諸国との交易が厳しく制限され、また蓄財を不可能にする鉄の貨幣のみが流通できたと言うのも徹底している。しかし著者はスパルタが鎖国政策を取ることが出来た理由として、他のポリスにはなかった自給自足を可能にするラコニアとメッセニアの広い肥沃な土地を領有せしめたからだとしている。また総ての新生児は国家の検査を受けて、合格できなかったものはタユゲトス山に廃棄される。合格した男児は7歳から18歳までは家族から離され、団体生活の中で国防精神や基礎的軍事技術を叩き込まれる。まさにスパルタ教育たる所以だ。20歳からは正式な兵士として軍隊に所属し、30歳までは常に団体生活を強いられる。その後家庭への帰還が許されてからもグループごとに夕食を共にする共同食事の義務が課されている。これは一種の共産主義社会とも言えるだろう。
後半では対照的な政治体制をとった古代ギリシャを代表するふたつのポリス、アテネとスパルタに焦点が当てられている。ギリシャ的なポリスの観念は市民を限定した民主政であって、ペリクレス時代のアテネでは両親共にアテネ出身の男子で、兵士たりえる人物でなければ市民権は与えられなかった。ポリスが後のローマのようなグローバル政策を嫌った閉鎖国家であったことも厳然とした事実だ。結果的に彼らは国を拡張することに執着しなかった。伊藤氏はアテネが学芸の分野でスパルタを大きく引き離したのは、鎖国体制を布かず、文化的にも発展した東地中海諸国との交易の中心地となったからだとしている。自ずと彼らの軍事力は海軍が中心となり、スパルタが誇った陸軍と鮮やかな対比を成している。アテネ最盛期の国政は成年男子市民が出席する民会での討議と表決で決定された。市民は労働自体に価値を認めておらず、むしろ国政を議論したり哲学や芸術に時間を費やすことを良しとしたようだ。しかしながらこの民主政の土台をなしていたのは奴隷制であったことも事実で、ポリス民主政が支配を不可欠の存立条件としていると説明されている。
一方スパルタはアテネに先立って紀元前6世紀前半から市民の経済的平等を実現した、透徹した軍事国家としての民主政が始まる。そこでは平等に反する自由貿易を嫌って鎖国主義がとられ、地中海沿岸諸国との交易が厳しく制限され、また蓄財を不可能にする鉄の貨幣のみが流通できたと言うのも徹底している。しかし著者はスパルタが鎖国政策を取ることが出来た理由として、他のポリスにはなかった自給自足を可能にするラコニアとメッセニアの広い肥沃な土地を領有せしめたからだとしている。また総ての新生児は国家の検査を受けて、合格できなかったものはタユゲトス山に廃棄される。合格した男児は7歳から18歳までは家族から離され、団体生活の中で国防精神や基礎的軍事技術を叩き込まれる。まさにスパルタ教育たる所以だ。20歳からは正式な兵士として軍隊に所属し、30歳までは常に団体生活を強いられる。その後家庭への帰還が許されてからもグループごとに夕食を共にする共同食事の義務が課されている。これは一種の共産主義社会とも言えるだろう。
2019年7月24日に日本でレビュー済み
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米国、欧州、そしてNHKから国民を~党が出現した日本。大衆迎合主義の原点が古代ギリシャの民主制にあるのではないかという問題意識の問いを求めて本書を手に取りました。
本書P216~下層市民の台頭以下が参考になりました。ペルシャ戦争に勝利したアテネではその勝利の原動力をなった船のこぎ手などの下層市民の意思を無視できなくなったと説明される部分です。
一億総中流から下方へ放たれた年収300万以下の人々、GMにとって良いことはアメリカにとって良いこと~とは言えなくなったデトロイトの町の人々。ペロポネソス戦争後にポリスが帝国に飲まれていったことは歴史の必然か、偶然か。本書は答えてくれます。
本書P216~下層市民の台頭以下が参考になりました。ペルシャ戦争に勝利したアテネではその勝利の原動力をなった船のこぎ手などの下層市民の意思を無視できなくなったと説明される部分です。
一億総中流から下方へ放たれた年収300万以下の人々、GMにとって良いことはアメリカにとって良いこと~とは言えなくなったデトロイトの町の人々。ペロポネソス戦争後にポリスが帝国に飲まれていったことは歴史の必然か、偶然か。本書は答えてくれます。
2014年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか読み応えのある歴史書だった。ギリシャ旅行を終えました。
大いに参考になりました。感謝します。
大いに参考になりました。感謝します。
2017年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代ギリシアの通史。
クレタ、ミケーネ文明から古代ローマに征服されるまでを描く。
記述は非常にわかりやすく、かつ歴史の流れも把握しやすいように書かれているので、
読んでいて飽きることがなかった。
ヨーロッパ文化の二つの源流といわれるヘブライズムとヘレニズムであるが、
ヘレニズムのさらに源流となったのがこの古代ギリシアである。
だが、アテネは文学、哲学、美術、建築など様々な分野において文化が花開いたのに対し、
もう一つの雄であるスパルタは文化的には見るものが全くなかったのはどうしてかという疑問があったが、
それにもしっかりとした答えを返してくれているので、個人的には満足しました。
クレタ、ミケーネ文明から古代ローマに征服されるまでを描く。
記述は非常にわかりやすく、かつ歴史の流れも把握しやすいように書かれているので、
読んでいて飽きることがなかった。
ヨーロッパ文化の二つの源流といわれるヘブライズムとヘレニズムであるが、
ヘレニズムのさらに源流となったのがこの古代ギリシアである。
だが、アテネは文学、哲学、美術、建築など様々な分野において文化が花開いたのに対し、
もう一つの雄であるスパルタは文化的には見るものが全くなかったのはどうしてかという疑問があったが、
それにもしっかりとした答えを返してくれているので、個人的には満足しました。
2004年9月15日に日本でレビュー済み
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1976年に「世界の歴史」第2巻として、出版された本の再版である。
それ以降も、様々な概論書も出版されたかと思う。
また、本書に見える議論も、新しい発見によって、変わったかもしれない。
本書の特徴は、線文字Bの解読という、ドラマチックなストーリーからはじまる、読み物であるという点である。
かなり判りやすいながらも、読者の視点を複眼的なものにするために、説をいろいろと上げている点も、好感が持てる。
古いが、概論書として、大きな筋を掴むために読むといいだろう。
ホメロスや、プラトン、ありとあらゆる古典を駆使して書かれる歴史は、そうだいな物語のようだ。
巻末の資料集は、なかなか使える。なぜか、この部分だけ、改訂され、新しい本もそろっている。
それ以降も、様々な概論書も出版されたかと思う。
また、本書に見える議論も、新しい発見によって、変わったかもしれない。
本書の特徴は、線文字Bの解読という、ドラマチックなストーリーからはじまる、読み物であるという点である。
かなり判りやすいながらも、読者の視点を複眼的なものにするために、説をいろいろと上げている点も、好感が持てる。
古いが、概論書として、大きな筋を掴むために読むといいだろう。
ホメロスや、プラトン、ありとあらゆる古典を駆使して書かれる歴史は、そうだいな物語のようだ。
巻末の資料集は、なかなか使える。なぜか、この部分だけ、改訂され、新しい本もそろっている。
2019年1月31日に日本でレビュー済み
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本書は、ヨーロッパ文明の二つの礎である、ヘレニズムとヘブライズムのうち、前者の起源、成立、繁栄及び衰退を、コンパクトな文庫本に凝縮させた力作である。評者は、古代ギリシャ哲学に対して、並々ならぬ関心から本書を手にして読んだのだが、古代ギリシャのポリス(都市国家)においては、「自由人」=「女性や奴隷を除く成人男性」が、政治活動たる民会に参加し、戦争が起きたら兵士として参戦し、ひいては、ポリスの維持の為に、公共奉仕(レイトゥルギア)をする、個性溢れる「直接民主主義」であった事が、具体的かつ説得的に述べられている。さらに、アテナイには、ペリクレスという「カリスマ的リーダー」がいて、指導力を存分に発揮して、ポリスの維持発展の為に貢献する事大であった。ちなみに、ヘブライズムのストーリーには、神と共にユダヤ人を、やはり「カリスマ的」に導いたモーセがいた。政治的リーダーが賢者か愚者であるかで、国家の盛衰が決まる事態は、現代でも同じである事実を痛切に思い知ったのだった。