知らないから歴史がないわけではない。
蝦夷は独自の文化や黙殺されてきた歴史があった。
中央とは大和からの視点だから、辺境は黙殺され、蔑まれた。
そこに光が当たっていることが嬉しい。
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エゾの歴史 (講談社学術文庫) 文庫 – 2006/2/11
海保 嶺夫
(著)
北の地に繰り広げられた、もう一つの日本史かつて大陸と壮大な交易を展開していた北方の民、日の本・唐子・渡党。記録の間に垣間見える彼らの姿、そしてついには「日本」に組みこまれてゆく過程を活写する
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/2/11
- ISBN-104061597507
- ISBN-13978-4061597501
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/2/11)
- 発売日 : 2006/2/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4061597507
- ISBN-13 : 978-4061597501
- Amazon 売れ筋ランキング: - 387,302位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年8月16日に日本でレビュー済み
本書は、エゾと呼ばれてきた人々が、平安末期から近代化へと行きつくプロセスを負う目的で、96年に刊行されました。
序章では、アイヌ民族の交易と和人の北海道進出を解説します。
第一章で「エミシ論」と「エゾ論」を語るのですが、「エミシ=アイヌ説」などの諸説を紹介しつつ
それぞれの説を批判するため、結論に至っていません。
第二章では「エゾ」なる人々が、いつ・どのように、資料に現れたか検証しますが、よく分かりません。
第三章で擦文文化とアイヌ文化からエゾの実態を探り、
第四章で蝦夷管領と日の本将軍・安東氏を解説します。
第五章で明治期のエゾ観・アイヌ民族観と、渡党と日の本・唐子党を解説し、
第六章で豊臣・徳川政権下での蠣崎氏を解説します。
第七章で鎖国体制下での松前藩の交易を解説し、
第八章で隔離体制下での松前藩の役割と江戸末期のエゾ永住を解説します。
第九章で人別帳からエゾの人口の推移を解説し、終章でまとめて終わります。
北海道への移住は明治期が初めてではなく、すでに天保の飢饉を機に移住が急増していたことには驚きました。
大雑把には「エゾの近代化」のプロセスを掴めましたが、失礼を承知で申し上げますと、
海保氏は学会で異端ではないかと思える記述が幾つかあり、分かり難い文章も多々あります。
序章では、アイヌ民族の交易と和人の北海道進出を解説します。
第一章で「エミシ論」と「エゾ論」を語るのですが、「エミシ=アイヌ説」などの諸説を紹介しつつ
それぞれの説を批判するため、結論に至っていません。
第二章では「エゾ」なる人々が、いつ・どのように、資料に現れたか検証しますが、よく分かりません。
第三章で擦文文化とアイヌ文化からエゾの実態を探り、
第四章で蝦夷管領と日の本将軍・安東氏を解説します。
第五章で明治期のエゾ観・アイヌ民族観と、渡党と日の本・唐子党を解説し、
第六章で豊臣・徳川政権下での蠣崎氏を解説します。
第七章で鎖国体制下での松前藩の交易を解説し、
第八章で隔離体制下での松前藩の役割と江戸末期のエゾ永住を解説します。
第九章で人別帳からエゾの人口の推移を解説し、終章でまとめて終わります。
北海道への移住は明治期が初めてではなく、すでに天保の飢饉を機に移住が急増していたことには驚きました。
大雑把には「エゾの近代化」のプロセスを掴めましたが、失礼を承知で申し上げますと、
海保氏は学会で異端ではないかと思える記述が幾つかあり、分かり難い文章も多々あります。