13世紀フランスの都市トロワを中心として、当時の都市生活の様々な部分を章立てて解説しています。
写真や当時の絵画、図面等も解説付きで載っているため、門外漢でしたが楽しく読むことができました。
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中世ヨーロッパの都市の生活 (講談社学術文庫) 文庫 – 2006/8/11
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賑わうシャンパーニュの大市
今も変わらぬ主婦の生活
1250年、トロワを描く
中世、城壁が築かれ、都市があちこちで誕生した。
異民族の侵寇や農業・商業の発達はそれに拍車をかけた。1250年、シャンパーニュ伯領の中心都市、トロワ。そこに住む人々はどのような生活を送っていたのか。主婦や子供たちの1日、結婚や葬儀、教会や学校の役割、医療や市(いち)の様子などを豊富なエピソードを盛り込み描く。活気に満ち繁栄した中世都市の実像が生き生きと蘇る。
西ヨーロッパにおいて、現在へとつながる都市が成立したのは、中世のことである。1250年には、古代から栄えた地中海沿岸地域だけでなく、北西ヨーロッパにおいても都市は活気に満ち、繁栄していた。本書では、この時期に新たに花開いた都市の一つであるトロワを選び、13世紀の折り返し点、1250年におけるトロワの人々の生活を追ってみようと思う。――<本書「プロローグ」より>
今も変わらぬ主婦の生活
1250年、トロワを描く
中世、城壁が築かれ、都市があちこちで誕生した。
異民族の侵寇や農業・商業の発達はそれに拍車をかけた。1250年、シャンパーニュ伯領の中心都市、トロワ。そこに住む人々はどのような生活を送っていたのか。主婦や子供たちの1日、結婚や葬儀、教会や学校の役割、医療や市(いち)の様子などを豊富なエピソードを盛り込み描く。活気に満ち繁栄した中世都市の実像が生き生きと蘇る。
西ヨーロッパにおいて、現在へとつながる都市が成立したのは、中世のことである。1250年には、古代から栄えた地中海沿岸地域だけでなく、北西ヨーロッパにおいても都市は活気に満ち、繁栄していた。本書では、この時期に新たに花開いた都市の一つであるトロワを選び、13世紀の折り返し点、1250年におけるトロワの人々の生活を追ってみようと思う。――<本書「プロローグ」より>
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/8/11
- 寸法10.8 x 1.3 x 14.8 cm
- ISBN-104061597760
- ISBN-13978-4061597761
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/8/11)
- 発売日 : 2006/8/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4061597760
- ISBN-13 : 978-4061597761
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 14.8 cm
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- - 103位西洋史
- - 390位ヨーロッパ史一般の本
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トップレビュー
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2015年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中世ヨーロッパを様々な題材で読み解き、数多くの作品を上梓しているジョゼフ&フランシス・ギース夫妻が本書で取り上げるのは“都市の生活”である。
シャンパーニュ伯領の中心都市だったトロワに着目し、中世欧州の都市を考察する。
勿論、一つの都市を以ってして全てが解る訳ではないが、対象を絞り込んでいる分、論述は詳細であり、平均的な都市生活を垣間見る上では十分であろう。
本書は全16章を以ってトロワの過ぎ去りし日々を再現している。
先ずは、本書の主役となるトロワについて解説し、庶民の日々の暮らし、出産や子育て、冠婚葬祭、職人、商人、医師、信仰、教育、文化、政治等々、実に多彩に取り上げているので臨場感に溢れているし、中世欧州の都市の様子が手に取るように解るのだ。
例えば、第二章「ある裕福な市民の家にて」~第三章「主婦の生活」に於いては住居(現存する遺構を写真で紹介)、服装、食事などの基本を詳述…特に当時の食材や調理器具などを取り上げている所は具体性があって読み応えがあるし、また、商店の話題では「あくどい商売」の逸話も盛り込んでいるので面白い。
また、第六章「職人たち」では当時、どのような工芸が盛んだったかを知る事が出来ると同時に、教科書でもお馴染みのギルドの仕組みをお浚いする事も可能…更には、中世の欧州と言えば、誰もが壮大な教会建築や大聖堂を中心とした街づくりを思い浮かべるだろうが、これについては第九章と第十章に纏められているので、当時の人々の信仰心と併せて学ぶ事が出来るであろう。
但し、文芸を扱った第十二章「本そして作家たち」では当時どのような作品が流行したかを知る上では興味深いのだが、単に一部の粗筋を追っているだけなので、出来れば続く第十三章「「中世演劇の誕生」のように、その時代ならではの特色や後世に与えた影響等にも言及して頂けると、より意義深かったと思えるので、その点だけはやや物足りなかった。
いずれにしても、本書を読むと、トロワという一つの町を通して、中世欧州の都市生活が良く解る。
歴史…と言うよりも寧ろ、風俗史、食文化史、工芸に代表されるような美術史等に関心のある方にお勧めしたいと思う。
シャンパーニュ伯領の中心都市だったトロワに着目し、中世欧州の都市を考察する。
勿論、一つの都市を以ってして全てが解る訳ではないが、対象を絞り込んでいる分、論述は詳細であり、平均的な都市生活を垣間見る上では十分であろう。
本書は全16章を以ってトロワの過ぎ去りし日々を再現している。
先ずは、本書の主役となるトロワについて解説し、庶民の日々の暮らし、出産や子育て、冠婚葬祭、職人、商人、医師、信仰、教育、文化、政治等々、実に多彩に取り上げているので臨場感に溢れているし、中世欧州の都市の様子が手に取るように解るのだ。
例えば、第二章「ある裕福な市民の家にて」~第三章「主婦の生活」に於いては住居(現存する遺構を写真で紹介)、服装、食事などの基本を詳述…特に当時の食材や調理器具などを取り上げている所は具体性があって読み応えがあるし、また、商店の話題では「あくどい商売」の逸話も盛り込んでいるので面白い。
また、第六章「職人たち」では当時、どのような工芸が盛んだったかを知る事が出来ると同時に、教科書でもお馴染みのギルドの仕組みをお浚いする事も可能…更には、中世の欧州と言えば、誰もが壮大な教会建築や大聖堂を中心とした街づくりを思い浮かべるだろうが、これについては第九章と第十章に纏められているので、当時の人々の信仰心と併せて学ぶ事が出来るであろう。
但し、文芸を扱った第十二章「本そして作家たち」では当時どのような作品が流行したかを知る上では興味深いのだが、単に一部の粗筋を追っているだけなので、出来れば続く第十三章「「中世演劇の誕生」のように、その時代ならではの特色や後世に与えた影響等にも言及して頂けると、より意義深かったと思えるので、その点だけはやや物足りなかった。
いずれにしても、本書を読むと、トロワという一つの町を通して、中世欧州の都市生活が良く解る。
歴史…と言うよりも寧ろ、風俗史、食文化史、工芸に代表されるような美術史等に関心のある方にお勧めしたいと思う。
2013年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか見つからなかった、昔の人の職業別くらしぶり。
いい学びになります。
くわしくなりたい! というひと必見!!
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くわしくなりたい! というひと必見!!
2007年2月11日に日本でレビュー済み
ヨーロッパ中世の都市住民の生活を、ルポルタージュ風に描いたもの。1250年のフランス・トロワの街をモデルとして、主婦や子どもの生活、医者や職人の仕事風景、結婚や葬儀、食事といった風俗などを、細かく説明してくれています。
ヨーロッパの中世とはどんな時代だったのかということが、私の最近の興味だったために、たまたま本屋で目にとまった本書を手にとってみました。生活の具体的な場面が細かく描かれているために、庶民の生活がイメージできたことが収穫でした。歴史を知る上で、当時の具体的な生活風景のイメージをつかむことは重要だと最近思っています。ただ、生活風景は、一般的な歴史概説書では扱っていないことが多い気がします。本書では、その穴を埋めるように、当時のようすが目に浮かんでくるような具体的な生活の叙述が多く、参考になりました。
たとえば、教育にかんすること、医師や職人にかんすること、または街の具体的な構造などさまざまな当時の生活状況を読んでいくと、中世ヨーロッパでは教会が人々の生活を、ほとんどといっていいほど掌握していたことが自然とイメージされてきます。
ただ、何ゆえにそうした風習や習俗があったのかという点にかんしては、ほとんど説明がありません。そのため、読んでいる間中、疑問がいくつも浮かんできました。そのことが消化不良にはなりますが(これが星3つの理由です)、私のようにこの時代の歴史についてほとんど知識がない人にとっては、当時の状況をリアルにイメージできる入門書としてよいと思いました。
ヨーロッパの中世とはどんな時代だったのかということが、私の最近の興味だったために、たまたま本屋で目にとまった本書を手にとってみました。生活の具体的な場面が細かく描かれているために、庶民の生活がイメージできたことが収穫でした。歴史を知る上で、当時の具体的な生活風景のイメージをつかむことは重要だと最近思っています。ただ、生活風景は、一般的な歴史概説書では扱っていないことが多い気がします。本書では、その穴を埋めるように、当時のようすが目に浮かんでくるような具体的な生活の叙述が多く、参考になりました。
たとえば、教育にかんすること、医師や職人にかんすること、または街の具体的な構造などさまざまな当時の生活状況を読んでいくと、中世ヨーロッパでは教会が人々の生活を、ほとんどといっていいほど掌握していたことが自然とイメージされてきます。
ただ、何ゆえにそうした風習や習俗があったのかという点にかんしては、ほとんど説明がありません。そのため、読んでいる間中、疑問がいくつも浮かんできました。そのことが消化不良にはなりますが(これが星3つの理由です)、私のようにこの時代の歴史についてほとんど知識がない人にとっては、当時の状況をリアルにイメージできる入門書としてよいと思いました。
2015年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事実かよく書かれていたが、読んでいてとても単調だったので、眠たくなったのが難点
2012年6月6日に日本でレビュー済み
中世のフランス内陸の都市トロワを取り上げ、膨大な文献や、当時の記録を元に、当時の統治や経済や風俗、人々の暮らしを具体的に再現している。
トロワはヨーロッパの交易都市の一つだったそうだ。
とはいえ、異民族間で繰り返される侵略や略奪を背景に、城壁で市街区域を囲ったものとして都市が現れたということだから、日本の昔の都市とは意味あいが違うかもしれない。
都市についての史料は豊富なのであろう、本書の章立ては多岐に渡る。
肉を切るナイフはあってもフォークはまだ発明されていなかったとか、窓はあっても窓ガラスを持っているのは貴族の一部だけだったとか、びっくりするような細部もある。
けれども、書いてあることの何もかもが奇想天外、とは感じなかった。
農村では、住人は共同体の構成員だった。顔が割れている。
都市では、(商売にしろ手工業にしろ)仕事は他者に対する行為であり、中世の都市の生活者は既に無名性を獲得していたのではなかろうか。
読んで「まあそうだろうな」と感じることが案外多かったのは、一つにはそういうことと関係があるかもしれないと思う。
同じ原著者による『中世ヨーロッパの城の生活』『中世ヨーロッパの農村の生活』と本書の三冊の中では、主観的には『中世ヨーロッパの農村の生活』が一番面白かった。
ジョセフ・ギース/フランシス・ギース『中世ヨーロッパの都市の生活』 青島淑子訳
講談社学術文庫
2006年8月10日 第1刷発行
2011年2月21日 第7刷発行
トロワはヨーロッパの交易都市の一つだったそうだ。
とはいえ、異民族間で繰り返される侵略や略奪を背景に、城壁で市街区域を囲ったものとして都市が現れたということだから、日本の昔の都市とは意味あいが違うかもしれない。
都市についての史料は豊富なのであろう、本書の章立ては多岐に渡る。
肉を切るナイフはあってもフォークはまだ発明されていなかったとか、窓はあっても窓ガラスを持っているのは貴族の一部だけだったとか、びっくりするような細部もある。
けれども、書いてあることの何もかもが奇想天外、とは感じなかった。
農村では、住人は共同体の構成員だった。顔が割れている。
都市では、(商売にしろ手工業にしろ)仕事は他者に対する行為であり、中世の都市の生活者は既に無名性を獲得していたのではなかろうか。
読んで「まあそうだろうな」と感じることが案外多かったのは、一つにはそういうことと関係があるかもしれないと思う。
同じ原著者による『中世ヨーロッパの城の生活』『中世ヨーロッパの農村の生活』と本書の三冊の中では、主観的には『中世ヨーロッパの農村の生活』が一番面白かった。
ジョセフ・ギース/フランシス・ギース『中世ヨーロッパの都市の生活』 青島淑子訳
講談社学術文庫
2006年8月10日 第1刷発行
2011年2月21日 第7刷発行
2021年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良くまとめられていて良かったです。