大学生度について知らないことが多くたいへん参考になりました。
教育制度が大きく変わる今、根幹である大学の成り立ちを知ることができました。
貴重な書籍です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
東京大学の歴史 大学制度の先駆け (講談社学術文庫) 文庫 – 2007/1/11
寺崎 昌男
(著)
大学の基本的枠組みを築き上げた東大の歴史学部、学位、大学院、停年制等、大学の組織・制度の多くは東大が先駆となった。それらの側面から東大の歴史を追い、併せて大学が直面する今日的課題を考察する。
- 本の長さ299ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/1/11
- ISBN-10406159799X
- ISBN-13978-4061597990
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/1/11)
- 発売日 : 2007/1/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 299ページ
- ISBN-10 : 406159799X
- ISBN-13 : 978-4061597990
- Amazon 売れ筋ランキング: - 363,327位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,160位講談社学術文庫
- - 30,559位教育・学参・受験 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
5グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
旧七帝国大学(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州)の歴史は、大日本帝国の大本である富国強兵のまさに“富国”の大事を担ったものであった。“旧七帝”は以後一貫して、“善しにつけ悪しきにつけ”、国家のリーダー層たるを輩出しつつ、先の大戦を経て現在に至っている。本書は、千葉・国府台の代替地として、東京・本郷にその歴史を開いた日本初の“帝大”の、130年にも及ぶ営みを、今昔の視点より巧み見事に描き出している。読者は、その一方で、現在の大学諸制度で“常識”とされている事実が、必ずしも設置当初からの“それ”ではなかったという真実にも目を見開かされることとなる。この背景には、開国以降、欧米の教育制度そのママであった諸事象を、日本独自のものへ、すなわち“日本国と日本人”に適した形に“修正”したいとの、当時の為政者らの熱い愛国的心情が少なからずあったのだという。さて、上述の“常識”については、本章節の中より、“4月始学期制”と“講座制”をここに抽出してみたい。驚くなかれ、帝大創設当初より1920年前後までの大学の始学期は9月であった。一方、教授―助教授・講師―助手という職階ピラミッドより構成される現行の講座制は、設置当初は一教員(教授、助教授、講師のいずれでも可)一講座(教室)であったという。すなわち、当初の形態は、今般の時流の一つである“大講座制”に近しいものであったのである。昨今のこれらに対する議論は、その歴史的背景は異なるとはいえ、初源の大学制度への回帰を“結果として”指向していたのであった。驚愕とはまさにこの事である。現在巷間に跋扈するいわゆる“常識”には様々なものがある(マイホーム信仰等)。だが我々はまず考えねばならぬ。“常識”とされる事実を無条件に受け入れる前に、まずは自身の頭で考えねばならぬのである。副次的ではあるが、この“警鐘”もまた本著の醍醐味の一つであった。
2007年3月8日に日本でレビュー済み
権威主義に陥るのもよいことではないが、東京大学が学術や政治など、様々な分野に超一流の人材を輩出してきたのは間違いない事実であるし、多くの大学の制度は東大のそれを参考にしているものである。
本書はとくに、東京大学の成立から現代の激動の時代までの通史である。現在ではどこの大学でも見られる制度の原点がここにあったり、東大の制度的成立は意外に味気ないもので、成立時において「大学独自の理念はない」など、興味深い発見が多い。
単に権威主義的に「東大だからすごい」と思考停止に陥るのではなく、何がどう優れているのか、どんな歴史があるのか、特に東大に縁がなくても教養と知っておくのも悪いことではあるまい。
本書はとくに、東京大学の成立から現代の激動の時代までの通史である。現在ではどこの大学でも見られる制度の原点がここにあったり、東大の制度的成立は意外に味気ないもので、成立時において「大学独自の理念はない」など、興味深い発見が多い。
単に権威主義的に「東大だからすごい」と思考停止に陥るのではなく、何がどう優れているのか、どんな歴史があるのか、特に東大に縁がなくても教養と知っておくのも悪いことではあるまい。
2022年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明治維新による新しい教育の歴史を知りたかったので、ちょうどよかったです。