結構、特徴のある皇帝がいたこと。
「ギリシャの皇帝」ではなく、「ローマ皇帝」を自認していたこと。
「東ローマ帝国」ではなく、「ローマ帝国」と考えていたこと。
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生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫 1866) 文庫 – 2008/3/10
井上 浩一
(著)
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ローマ皇帝の改宗からコンスタンティノープル陥落まで
「奇跡の1000年」興亡史
栄華の都コンスタンティノープル、イコンに彩られた聖ソフィア教会……。興亡を繰り返すヨーロッパとアジアの境界、「文明の十字路」にあって、帝国はなぜ1000年以上も存続しえたのか。キリスト教と「偉大なローマ」の理念を守る一方、皇帝・貴族・知識人は変化にどう対応したか。ローマ皇帝の改宗から帝都陥落まで、「奇跡の1000年」を活写する。
「奇跡の1000年」興亡史
栄華の都コンスタンティノープル、イコンに彩られた聖ソフィア教会……。興亡を繰り返すヨーロッパとアジアの境界、「文明の十字路」にあって、帝国はなぜ1000年以上も存続しえたのか。キリスト教と「偉大なローマ」の理念を守る一方、皇帝・貴族・知識人は変化にどう対応したか。ローマ皇帝の改宗から帝都陥落まで、「奇跡の1000年」を活写する。
- ISBN-10406159866X
- ISBN-13978-4061598669
- 出版社講談社
- 発売日2008/3/10
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- 本の長さ288ページ
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商品の説明
著者について
1947年、京都市生まれ。京都大学文学部史学科卒業。同大学大学院西洋史学博士課程修了。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授。専門は、ビザンティン帝国史。主な著書に、『ビザンツ帝国』、『ビザンツ皇妃列伝』、『ビザンツとスラヴ』(共著)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/3/10)
- 発売日 : 2008/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 406159866X
- ISBN-13 : 978-4061598669
- 寸法 : 10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 58,931位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 88位世界史一般の本
- - 115位ヨーロッパ史一般の本
- - 149位講談社学術文庫
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2023年3月26日に日本でレビュー済み
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ビザンツ研究の第一人者による名著。
平易な文章で読みやすく、構成も工夫されており、ビザンツに興味が出た人の入門書に向いている。
ただしユスティニアヌス帝による地中海再征服をバッサリ割愛、1行ぐらいしか触れていない。ビザンツ史において重要な出来事であり、他を減らしても、もう少し紙数をさくべきだ。
平易な文章で読みやすく、構成も工夫されており、ビザンツに興味が出た人の入門書に向いている。
ただしユスティニアヌス帝による地中海再征服をバッサリ割愛、1行ぐらいしか触れていない。ビザンツ史において重要な出来事であり、他を減らしても、もう少し紙数をさくべきだ。
2021年5月24日に日本でレビュー済み
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商品は予定通りに届きました。状態も良かったです。
2021年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国が始まってから滅ぶまで、約1000年間ローマ帝国の軍人皇帝時代のような(まぁ、東ローマがビザンツ帝国になったわけだから当然なんだけど)混乱が続くので読んでいて飽きない。
ヘラクレイオス時代から始まるイスラム教徒との国の存亡をかけた戦い、記録がない暗黒時代、バシレイオス時代に最盛期を迎え、彼の死後10年足らずで国がダメダメになる様、十字軍による首都制圧、ニカイア帝国、
そして最後はパライオロゴス王朝で国が滅ぶ様、、、、
とにかく歴史の密度が濃いので本当に楽しすぎる一冊。特に古代ローマ帝国が好きな人ならこの本は気にいると思う。コンスタンティヌス大帝以降の歴史をここまで読みやすくわかりやすく書いてる本は他にないだろう。
文章も専門的すぎず読みやすいのでオススメ。
読み終わった後、どこか悲しくなる感じがとても良かった。
ヘラクレイオス時代から始まるイスラム教徒との国の存亡をかけた戦い、記録がない暗黒時代、バシレイオス時代に最盛期を迎え、彼の死後10年足らずで国がダメダメになる様、十字軍による首都制圧、ニカイア帝国、
そして最後はパライオロゴス王朝で国が滅ぶ様、、、、
とにかく歴史の密度が濃いので本当に楽しすぎる一冊。特に古代ローマ帝国が好きな人ならこの本は気にいると思う。コンスタンティヌス大帝以降の歴史をここまで読みやすくわかりやすく書いてる本は他にないだろう。
文章も専門的すぎず読みやすいのでオススメ。
読み終わった後、どこか悲しくなる感じがとても良かった。
2021年11月29日に日本でレビュー済み
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かなり長く続いた国なので、とても一冊でしっかり理解できるものではないのだと思うが、一応通史として書かれているので、この本を読めばビザンティン帝国の歴史を把握できる。
惜しむらくは周辺国への言及が限られているため、突然外からトルコが攻めてきたり、十字軍が現れたりする感じを受けることである。これは一国史を記述する際に起きる難点であり、やむを得ないことではあるが、残念である。
自分が印象に残ったのは、キリスト教の神とローマ皇帝が同じ立場に立つという点である。神の名のもとに支配するという事である。これは構造として中国の皇帝が天と同じ立場にいる事に似ている。
このことは皇帝に権威を持たせるために必要なことなのかも知れないが、皇帝にとっては都合の良い話である。自分で考えた事を押し付けるのに、信仰の力を援用できるのであるから。
帝国の持つ柔軟性の話はこの本で特に面白かった話である。現実的でありながら、決してローマの看板だけは降ろさない頑なさ。
最近中国の歴史の本を読んでいるので、つい、日本顔負けの市場開放を進めながら、決して共産党の看板を降ろさない中国共産党の事が頭に浮かんで、洋の東西は違えど、似た国があるなぁと思って面白かった。
ちなみに、中国も漢の終わりに地主層が台頭し、一君万民体制が崩れて不安定化し、三國志の時代に突入する。この辺りも、貴族層の台頭によって弱体化するビザンティン帝国と似ているようで興味深い。
ビザンティン帝国史を扱った本自体珍しいと思うし、興味がある人にはお勧めしたい。
惜しむらくは周辺国への言及が限られているため、突然外からトルコが攻めてきたり、十字軍が現れたりする感じを受けることである。これは一国史を記述する際に起きる難点であり、やむを得ないことではあるが、残念である。
自分が印象に残ったのは、キリスト教の神とローマ皇帝が同じ立場に立つという点である。神の名のもとに支配するという事である。これは構造として中国の皇帝が天と同じ立場にいる事に似ている。
このことは皇帝に権威を持たせるために必要なことなのかも知れないが、皇帝にとっては都合の良い話である。自分で考えた事を押し付けるのに、信仰の力を援用できるのであるから。
帝国の持つ柔軟性の話はこの本で特に面白かった話である。現実的でありながら、決してローマの看板だけは降ろさない頑なさ。
最近中国の歴史の本を読んでいるので、つい、日本顔負けの市場開放を進めながら、決して共産党の看板を降ろさない中国共産党の事が頭に浮かんで、洋の東西は違えど、似た国があるなぁと思って面白かった。
ちなみに、中国も漢の終わりに地主層が台頭し、一君万民体制が崩れて不安定化し、三國志の時代に突入する。この辺りも、貴族層の台頭によって弱体化するビザンティン帝国と似ているようで興味深い。
ビザンティン帝国史を扱った本自体珍しいと思うし、興味がある人にはお勧めしたい。
2018年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ローマ人の物語読了後、本書を手に取った。
そもそも一冊本なので致し方ないが、あっさりしすぎていて、ローマ人の物語のような頭に歴史がこべりつく感覚は得られない。
もともとビザンティン帝国の歴史がある程度頭に入っている人にはいいのかもしれない。
私のように初見でこうもあっさり記述だと、ややこしい皇帝の名前がどうしても記憶に残らないし、かといって繰り返し読もうとも思わない。
塩野七生に書いてほしかった、というのが正直なところです。
そもそも一冊本なので致し方ないが、あっさりしすぎていて、ローマ人の物語のような頭に歴史がこべりつく感覚は得られない。
もともとビザンティン帝国の歴史がある程度頭に入っている人にはいいのかもしれない。
私のように初見でこうもあっさり記述だと、ややこしい皇帝の名前がどうしても記憶に残らないし、かといって繰り返し読もうとも思わない。
塩野七生に書いてほしかった、というのが正直なところです。
2019年6月18日に日本でレビュー済み
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「西欧」ではなかったがゆえに、日本人にとってあまり馴染み深くはないビザンティン帝国。
しかし、ローマ帝国亡き後も、ローマ的なるもの、キリスト教的なるものを取捨選択しながらも、約1000年間生き延び続けます。
時代や環境の変化に適応しながら、国家を存続させるための叡智と努力、そして、その限界。
ビザンティン帝国の歴史から我々が学ぶことは多そうです。
しかし、ローマ帝国亡き後も、ローマ的なるもの、キリスト教的なるものを取捨選択しながらも、約1000年間生き延び続けます。
時代や環境の変化に適応しながら、国家を存続させるための叡智と努力、そして、その限界。
ビザンティン帝国の歴史から我々が学ぶことは多そうです。
2019年1月12日に日本でレビュー済み
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確か高校の世界史では「東ローマ帝国」という名前で習った記憶があります。古代ローマ帝国が東西に分裂して、西ローマ帝国はゲルマン民族の侵入により紀元5世紀に滅亡したが、東ローマ帝国はしぶとく1453年にオスマントルコ帝国に滅ぼされるまで何と1千年も命脈を保ったと…。
この本では、1千年も生き延びた理由をかつての「ローマ帝国」の概念を意識しつつも生き残るために脱皮を繰り返し、全く新しい国家「ビザンティン帝国」として生まれ変わったことを理由に挙げています。キリスト教を取り入れたコンスタンティヌス1世、古代民主政治に否を突き付けて皇帝専制国家への道を拓いたユスティニアヌス1世、イタリア経営を放棄してスラヴ人の世界へと目を向けたコンスタンティノス5世、地方貴族の台頭を目の前にして彼らを支配体制に組み入れて国家を根本から転換したアレクシオス1世、自ら国営模範農場に力を注ぎ十字軍に占領された首都コンスタンティノープル奪回を目指したヨハネス3世、斜陽の帝国を救うべく自らバルバロイ(野蛮人)と軽蔑されてきた西欧に赴き援助を求めたマヌエル2世…。いずれの皇帝もやみくもに伝統に固執したのではなく新しいことにチャレンジしていた!
著者は、人類の歴史を「より豊かな社会、搾取や抑圧のない社会をめざす」ものと定義して「万人は皇帝の奴隷」という皇帝専制国家の建前のもとで、女性の地位や奴隷(本書では詳しいことが書かれていないことが残念だが…)といった人権が拡大して実質的な進歩が図られたのがビザンティン時代であり、この柔軟さが帝国を1千年存続させたとしている。
さらに、歴史学の使命として過去を顧みて現代社会を考察することが大切と訴えている。大変示唆に富む1冊である。
この本では、1千年も生き延びた理由をかつての「ローマ帝国」の概念を意識しつつも生き残るために脱皮を繰り返し、全く新しい国家「ビザンティン帝国」として生まれ変わったことを理由に挙げています。キリスト教を取り入れたコンスタンティヌス1世、古代民主政治に否を突き付けて皇帝専制国家への道を拓いたユスティニアヌス1世、イタリア経営を放棄してスラヴ人の世界へと目を向けたコンスタンティノス5世、地方貴族の台頭を目の前にして彼らを支配体制に組み入れて国家を根本から転換したアレクシオス1世、自ら国営模範農場に力を注ぎ十字軍に占領された首都コンスタンティノープル奪回を目指したヨハネス3世、斜陽の帝国を救うべく自らバルバロイ(野蛮人)と軽蔑されてきた西欧に赴き援助を求めたマヌエル2世…。いずれの皇帝もやみくもに伝統に固執したのではなく新しいことにチャレンジしていた!
著者は、人類の歴史を「より豊かな社会、搾取や抑圧のない社会をめざす」ものと定義して「万人は皇帝の奴隷」という皇帝専制国家の建前のもとで、女性の地位や奴隷(本書では詳しいことが書かれていないことが残念だが…)といった人権が拡大して実質的な進歩が図られたのがビザンティン時代であり、この柔軟さが帝国を1千年存続させたとしている。
さらに、歴史学の使命として過去を顧みて現代社会を考察することが大切と訴えている。大変示唆に富む1冊である。