単発掲載での好評から連作モノになった。
発想は有りがちだが、人物の描き方が秀逸で良かった。
ナンバー７は永井豪ヒロインの中では、弓さやか、牧村美樹に次ぐ出来映えであろう。
可愛らしさと悲哀に満ちた特出すべきヒロインになっている。
設定的には「将棋」をモチーフにしたロボットの闘いだが、将棋の様に奪った駒を自軍の駒として再利用出来るのではなく破壊して使えなくしてしまうのは「将棋」というより「チェス」風であるが、駒設定は「将棋」だ。
日本では「将棋」の方が断然ポピュラーなので理解し易さから「将棋」としたのか？
それとも永井豪が「チェス」に無知だった結果だろうか？
元々単発設定だったストーリーを読者と編集部に乞われて連作にした為に第一部完にて未完となっているのが惜しまれる。
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