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笑い陰陽師 (KODANSHA NOVELS SPECIAL ヤK- 9 山田風太郎) 新書 – 1994/6/1
山田 風太郎
(著)
甲賀忍者崩れの大場易者果心堂は、好奇心と向学心に富んだ天下のいたずら者。伊賀忍者だった美人女房お狛とともに出した見台を訪ねる客は、奇天烈至極な悩みを抱えた者ばかり。著者自身が「忍法帖の最高傑作」と認定する連作珠玉集!
- 本の長さ291ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1994/6/1
- ISBN-104061817442
- ISBN-13978-4061817449
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
甲賀忍者崩れの大道易者果心堂は、好奇心と向学心に富んだ天下のいたずら者。伊賀忍者だった美人女房お狛とともに出した見台を訪ねる客は、奇天烈至極な悩みを抱えた者ばかり。著者自身が「忍法帖の最高傑作」と認定する連作珠玉集!
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1994/6/1)
- 発売日 : 1994/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 291ページ
- ISBN-10 : 4061817442
- ISBN-13 : 978-4061817449
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,125,205位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1922年、兵庫県生まれ。東京医科大学卒業。47年、「宝石」新人募集に応募した「達磨峠の事件」がデビュー作。48年「眼中の悪魔」で第2回探偵作家 クラブ賞短編賞を受賞。その後「甲賀忍法帖」を始めとした忍法帖シリーズなどを精力的に発表した。2000年、日本ミステリー文学大賞受賞。01年7月死 去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 八犬傳 下(新装版) (ISBN-13: 978-4331614044)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
別な意味で山田風太郎の代表作。何と言っても作者自らA級と言っているのだから。でもあまり売れなかったらしい。因みに「A」と言っている所は歴史を感じさせる。よくもまあ、これだけメチャクチャな小説が有った物だ。山田センセイは忍法帖シリーズを「全く意味の無い物を書きたかった」と評している。物書きでこんな暴言を吐くとは、いや正直と言うべきか。「笑い陰陽師」は可笑しさでは多分一番だと思う。余韻とか感動とは一切ない!山田センセイは書きながらドンドン変わっていくタイプの物書きだ。だから本作でも雰囲気がドンドン変わって行く。それにつれて作者がドンドン参加しだす。本作は風太郎センセの悪ノリが一番顔を出す作品だと思う。とにかくアイディアが凄い。意味が分かって、一瞬唖然としてしまう感覚はちょっと類が無い。
2006年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山田風太郎の最高傑作と言えば?
普通なら『魔界転生』と答えるだろうし、ファンの間では、『風来』や『甲賀』と答える人も多いだろうが、作者はこれと答えている。
なら、是非とも読んでみようと読んでみたが……。
馬鹿馬鹿しすぎて笑える。
これを選んだ作者のセンスには脱帽ものだが、でも読めば読むほど……ますます馬鹿馬鹿しい。(笑)
忍法のネーミングセンスや、主人公の果心堂と、その妻お狛も、某忍法帖の悲劇的カップルの馬鹿馬鹿しいパロディに見えるし、やっている事も馬鹿馬鹿しい。
しかし、この馬鹿馬鹿しさが、知らぬ間に、不思議な魅力になる、馬鹿馬鹿しい作品です。
『馬鹿馬鹿しい』
これが、この作品の魅力です。
普通なら『魔界転生』と答えるだろうし、ファンの間では、『風来』や『甲賀』と答える人も多いだろうが、作者はこれと答えている。
なら、是非とも読んでみようと読んでみたが……。
馬鹿馬鹿しすぎて笑える。
これを選んだ作者のセンスには脱帽ものだが、でも読めば読むほど……ますます馬鹿馬鹿しい。(笑)
忍法のネーミングセンスや、主人公の果心堂と、その妻お狛も、某忍法帖の悲劇的カップルの馬鹿馬鹿しいパロディに見えるし、やっている事も馬鹿馬鹿しい。
しかし、この馬鹿馬鹿しさが、知らぬ間に、不思議な魅力になる、馬鹿馬鹿しい作品です。
『馬鹿馬鹿しい』
これが、この作品の魅力です。
2004年6月15日に日本でレビュー済み
山田風太郎は性の作家と言うべき人だが、本書はまさに氏の書いたセックス・ジョークそのものだろう。そして本書のジョークは愉しむ為だけにある。
各話にて狂言回しとして登場する元忍者の辻易者の夫婦。旦那の果心堂が引っかき回し、女房のお狛が取り納める。とにかく寄せられる性の悩みはただただ笑うしかない。
読んで面白いかは読者次第。だが書いた著者はきっと楽しかったに違いない。読み終わっても、見事なまでに何も残らない。ただふわふわした何やら楽しかった読後感だけが残っている。
各話にて狂言回しとして登場する元忍者の辻易者の夫婦。旦那の果心堂が引っかき回し、女房のお狛が取り納める。とにかく寄せられる性の悩みはただただ笑うしかない。
読んで面白いかは読者次第。だが書いた著者はきっと楽しかったに違いない。読み終わっても、見事なまでに何も残らない。ただふわふわした何やら楽しかった読後感だけが残っている。
2004年4月27日に日本でレビュー済み
所謂「忍法帖」とは路線を異にした連作短編集。下ネタ中心の馬鹿馬鹿しいドタバタ劇、文壇の内輪ネタなどの小ネタ諸々、と奇想と虚無の山田風太郎作品の中でも異色極まりない作品。ではあるが一読すればなぜ作者がこの作品を完成度第一としたか分かってもらえると思う。とにかく笑える!そして結末が!
筑摩の忍法帖短編全集に入ってないってどーゆーことだ(#゚Д゚)ゴルァ!!
乞復刊!!
筑摩の忍法帖短編全集に入ってないってどーゆーことだ(#゚Д゚)ゴルァ!!
乞復刊!!