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冷たい密室と博士たち (講談社ノベルス モF- 2) 新書 – 1996/7/1
- 本の長さ297ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1996/7/1
- ISBN-104061819178
- ISBN-13978-4061819177
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
著者について
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1996/7/1)
- 発売日 : 1996/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 297ページ
- ISBN-10 : 4061819178
- ISBN-13 : 978-4061819177
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,382,166位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
しかしながら密室のトリックは完成度が高く、一つ一つの謎にちゃんとヒントが用意されており、時間をかけて読めば自分で解けた方も多いのではないでしょうか。
あるいは完全ではないとしても、ぼんやりとトリックの一端は理解できる難易度だと思うので、真犯人が明かされそうなところで一度読み返してみるのもよいでしょう。
「これ以上読むと答えが出るな」と予期させてくれる演出もユーザフレンドリィに作られています。
シリーズ恒例となるラブコメ要素も適切なレベルで用意されています。一部脈絡が感じられず「なぜ?」と思わされた部分もありますが、さすがにラブコメにまでロジカルさを求めなくても良いだろう、と納得しています。
次回作となる「笑わない数学者」では今作よりトリックがシンプルで、哲学的テーマとミステリィがうまい具合に関連づけられているので、今回の重厚な謎解きに疲れた方は是非読み進めましょう。
犯人の動機は相変わらずかなり適当ですけどトリックの緻密さは完璧ですね。
トリックがわかったと言う人がいますが私はまるでわかりませんでした。
それにしても最後の全員を集めての犯人あては見事ですね。明かされるトリックの
論理的なこと。感情や疑問が挟まる余地がない。凄いですね。
逆に言えばそこがこの作者の欠点ではないでしょうか?つけいる隙がない女性を
男性は好んでいません。完璧なトリックも他人と語るべきものが何もない。つまり
娯楽としては欠点とも言えますね。やはりせめて狂言回しである女の子は普通のぼんくらの
女の子にしておくべきだなと思いました。
密室を解きたい。と言う方には最高の作品だろうと思います。作品に深みはありませんが
それはヒロインと犯人に作り込みがされていない為です。トリックには関係ないです。
それにしてもFでもでましたが殺人現場の前に必ず防犯カメラを設置する
設定にしてますね。現代の密室ミステリーの基本条件なんでしょうね。
そこ以外はとても良かったですとても
それが本作があまり高評価でない要因になっているように見受けられます。
はたして、前作と比べて本作は見劣りするのか?
本作もやはり理系理系していています。
例として、中盤、手に汗握るスリリングなシーン(萌絵ちゃんが・・・!)が展開されますが、
ここでの構成要素に、パソコンにあまり馴染みがない方には分かりにくい、
しかし当時を知る人には、おぉっ!?と思えるようなネタがあります。
また、今回は舞台そのものがおおよそ理系という物質で構成されている、
と言っても過言ではありません。
当然、それだけで理系小説?くらだらない・・・なんて言わせない面白さがあります。
今回は前作のような、敢えて言うなら「森博嗣式推理小説」とは若干異なるかもしれません。
趣向性の違いとでも言いましょうか。
上記にも挙げましたとおり、サスペンスのような、
ドキドキハラハラせずにはいられない展開が見受けられます。
謎が謎を呼ぶ、不可解な現象が次々と起こる・・・というよりは、
物語りが進行する度に新しい発見あったり、予想だにしなかったピンチが迫り来る・・・、
という感覚を抱きました。
どうなってしまうのか? 大丈夫なのか?
不安と期待をない交ぜにした感情は、ページをめくる指を止めさせてくれません。
ですがそこは森博嗣、数学の解を証明するように、
きちっと話しは進んでいき、謎をすぱっと解明していきます。
前作は本当に先を予想させない未曾有の推理小説でしたが、
なら本作が霞むかというと全くそんなことはなく、
悲しみと憎しみに囚われたピュアな親子愛の行方を織り交ぜつつ、
前作同様、読み手をぐいぐい引き込む大変面白いミステリーを描いたように思います。
方向に多少の違いはあれど、前作で森博嗣氏が好きになった方なら、
私は今作も何の迷いもなくお勧めできる一冊だと思います。
新しい登場人物と、犀川先生&萌絵ちゃんの関係の変化?だって楽しめるのですから。
しかしそれは、一作目の印象がとても強く、また面白かったからである
もちろん、この作品もとても面白いので一読する価値がある。
仕掛けとしては少し足りなかった気もしないではあるが、犯人の心情
は読んだ後も考えさせられる
※あくまでも個人の感想です