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ジョーカー: 旧約探偵神話 (講談社ノベルス セA- 2) 新書 – 1997/1/1
- 本の長さ778ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1997/1/1
- ISBN-104061819461
- ISBN-13978-4061819467
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1997/1/1)
- 発売日 : 1997/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 778ページ
- ISBN-10 : 4061819461
- ISBN-13 : 978-4061819467
- Amazon 売れ筋ランキング: - 228,166位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1974年8月9日、兵庫県西宮市生まれ。
小説の既存ジャンルにこだわらない「大説家(たいせつか)」を自称する娯楽小説(エンターテインメント)作家。「The BBB」編集長。英訳者。マンガ原作者。
京都大学在学中の1996年、『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。
日本人の小説家やビジネス書著者の作品を英訳して全世界に発信するサイト「The BBB」を2012年12月にオープンし、著者、英訳者、編集者として、これまでに220作品以上の電子書籍を刊行。
TOEICスコア: 990(満点)を5回獲得。
2020年7月20日に受洗し、クリスチャン(カトリック信徒)となる。
最新刊は『どろどろのキリスト教』(朝日新書)。
NHK「ラジオ英会話」2021年4月号より、連載「英語で読む戦国武将列伝」(英文執筆: 早稲田大学名誉教授ジェームス・M・バーダマン先生)の和訳を担当中。
近著に『どろどろの聖書』(朝日新書)、『三日坊主でも英語は伸びる』『50歳から始める英語』(幻冬舎新書)、『きみと行く 満天の星の彼方へ』(リチェンジ)、『感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000』(明日香出版社)。
おもな著作に、
2018年1月に同時刊行した『純忠 日本で最初にキリシタン大名になった男』(WAVE出版)と『ルイス・フロイス戦国記 ジャパゥン』(幻冬舎)、
世界初のTOEIC小説『不思議の国のグプタ』(アルク)、
実在の英語学習者たちを描いたノンフィクション『社会人英語部の衝撃』(KADOKAWA)、
マイケル・ジャクソンの人生を描いた小説で、ビジネス書と音楽本の要素もある『キング・イン・ザ・ミラー』(PHP)、
デビュー15周年記念作品として2011年に刊行した『清涼院流水の小説作法』(PHP)、
小説仕立てのビジネス書『成功学キャラ教授 4000万円トクする話』(講談社)、
2007年に12か月連続刊行を達成した、英語と京都と運命の物語『パーフェクト・ワールド』(講談社)、
デビュー作と同じテーマに13年ぶりに挑んだ『コズミック・ゼロ 日本絶滅計画』(文藝春秋)、
『羊たちの沈黙』へのオマージュとして執筆した『B/W(ブラック・オア・ホワイト)完全犯罪研究会』(太田出版)、
ケータイ小説として1年間連載した初の純愛ミステリー『忘レ愛』(SDP)、
前半が小説で後半がゲームブックという特殊な構成の『LOVE LOGIC 〜蜜と罰〜』(KADOKAWA)、
見開きごとに新しい事件が起きる日めくりカレンダー的な仕掛けの『とくまでやる』(徳間書店)、
ゲーム・クリエイター飯野賢治氏との共著「RE(アールイー)」名義で、エンピツで本をこすると登場人物の心理が浮かび上がる『レッドブック ワルツの雨』(幻冬舎)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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このような作品を出したらたたかれるのは目に見えているのに。
作者は小説界随一の野心家だろう。
しかし作者が推理小説界に与えた影響は大きい。
最近はJDCシリーズが完結したせいか、少し影が薄くなっているようだが氏の作品を知らない人にはぜひ、コズミックと合わせて読んでほしい。
今まででもっとも異質な読書体験になるだろう。
推理小説好きにはたまらない構成と展開。だがその結末は、推理小説好きには受け入れ難いものになったはずだ。
推理小説を構成する要素を全て盛り込んだ物語は、果たして推理小説と呼べるのか。
この矛盾を内包した物語。推理小説好きなら、一度は読んでみてはいかがだろうか。
作中の「推理小説の構成要素三十項」を
全て制覇しようとするかの如く。
そしてどんでん返しの嵐です。
そのあまりのどんでん返しの連続に、
船酔いにも似た酩酊感を味わうかもしれません。
日本探偵小説四大奇書(黒死館・ドグマグ・虚無・匣の)
に肉薄する勢いです。
それゆえに、一度読んで犯人やトリックが分かっているのに何度も読み返してしまうんですよね(笑) 何度でも、「あっ!こんなとこに伏線が!」とか「この謎の答えは○○やもんね~!分かってんねんからっ!へっへーんだ」なぁ~んて思いながら楽しんでしまうのです。
流水氏の世界「流水大説」にどっぷりつかってみませんか?(なんかまわしもんみたいなってきた 笑)
とにかく、いいでち!
まず最初に示してある登場人物紹介はなんなのだろうか。
主人公とか犯人とかマークをご丁寧に書いているがブラフのつもりなのか興ざめ。案の定主人公と書かれている人物は主人公ではないし犯人は犯人ではない。
そんなものは推理物の読者を惑わす手段の一つでしかないのかもしれないけれど稚拙。
長々とどうでもいいエピソードを書き連ね1200ページにも及んでいるが、主要な部分を抑えればキュッと3分の1以下に収まるスケールの小ささ。
トリックも犯人も探偵の心理もどれもこれも稚拙な上に振り回される推理作家達の滑稽さと言ったら恥ずかしくて仕方がない。そして最後の最後に探偵の倫理観を疑う真犯人究明のオチはこれかいとため息しか出なかった。
この作者、読者の意表をつくことに変な執着があるようで、他の作品でも読者が騙されてしまう仕掛けがあるのだが、「だからどうなの?」と言いたくなることばかり。
これを通す編集も無能だろう。
しかしこれが一定の評価を受けているのが信じられない。
賛否両論当たり前の商業出版。誰が星を5つ付けようが、このコメント自体にアンチがつこうが削除されようが一向に構わないが、これだけは声を大にして言いたい。
この作品は例え1円の値段でも読む価値はない20世紀最大の駄作だ。
また、活字にしないと気づきにくいような、言葉遊びのようなトリック?もあるので面白い。
ただし、最後の最後で明かされる真犯人の正体は、『コズミック』を読まないと納得できないことがあるのも事実なので、『コズミック』と『ジョーカー』の二冊とも読まなければならないが、どちらもページ数が多いのでかなり根気がいる。
自分的には面白く読めたが、読む人によって好き嫌いがあると思うので、星3つ。