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神曲法廷 (講談社ノベルス ヤE- 5) 新書 – 1998/1/1

4.2 5つ星のうち4.2 18個の評価

神の声を聴いてしまう名探偵、佐伯神一郎登場!
一片の金属すら持込むことができない密室状態の中で弁護士が刺殺された。法曹関係者が連続して殺されていく事件の謎を「神の烙印」を押された検事、佐伯神一郎が追う。すべての真相は異端の建築家が造った「神宮ドーム」に隠されているのか!?読者を凍てついた神話世界に誘う、超絶本格推理ただいま開幕!

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

一片の金属すら持ち込むことができない密室状態の中で弁護士が刺殺された。法曹関係者が連続して殺されていく事件を「神の烙印」を押された検事、佐伯神一郎が追う。凍てついた神話世界の本格推理小説。

著者について

1950年、名古屋市生まれ。明治大学政経学部卒業。’74年、『神狩り』で衝撃的なデビューを飾る。’77年、『神々の埋葬』で角川小説賞を受賞。’82年に『最期の敵』で日本SF大賞受賞。近年は活躍の舞台を本格推理に移し、注目を集めている。『女囮捜査官』シリーズ(徳間ノベルス)は若手推理作家にも衝撃を与えた。近著に『妖鳥』『螺旋』(幻冬舎ノベルス)などがある。本書は久々の講談社ノベルス登場!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1998/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 492ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406182001X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061820012
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 18個の評価

著者について

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山田 正紀
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2009年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄いトリックに、文庫版で約650ページ、質・量ともに申し分なし。読み応え、読み終わった後の満足感も言うことなし。様々なジャンルの小説を発表しつづけている山田正紀の、ミステリの代表作になるだろう大作です。

雰囲気作りのとてもうまい作者、本作ではダンテの神曲を下敷きにし(もちろん神曲を読んでいなくとも十分に楽しめます)、緊迫感のある異様な空気に包まれた世界とそこで起こる事件、神の声を聞いた男・探偵役の佐伯神一郎の姿を描き出していきます。などといろいろ書いてみても、この独特の世界・雰囲気は伝わらないでしょう。どうぞ読んで驚いてください。

山田正紀、すごい作家だと再確認させられました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月23日に日本でレビュー済み
タイトルの通りに、ダンテの『神曲』を通底音として構成された推理小説。事件において明かされるトリック自体は実は単純で、したがって真相が明らかになったところで特に驚くようなものでもないし、そもそも物語のどこかに作者が「読者への挑戦」というページを差し挟むことができるほどは持ち札をすべて明らかにする語り口でもない。それゆえ「本格推理」という表現は決して適切ではないし、まして解説において笠井潔が述べるように「後期クイーン問題」への回答がなされているかというと、それは的外れでしかない。端的に言えば「探偵は神の立場に立つことが許されるのか」というのが「後期クイーン問題」の核心なのだが、しかしそれはつまるところ「作者は神の立場に立つことが許されるのか」という問いへと即座に回収されるはずだ。そしてその問いに対しては「当然許される」としか答えられない。なぜなら許されないわけがないから。もう少し突っ込んでいうなら「許す許さないの問題ではない」となるだろう。であるからには「後期クイーン問題」そのものが空論なのだから、回答が無意味なのは明らかだ。ただ単に「後期クイーン問題」の「一体何が問題なのか」を笠井がまったく理解していないだけである。
 ところで本署に戻ると、結末に近づくにつれて「おいおい、あの事件の真相が語られてないぞ」と思いつつ読み進めていくこちらの思惑を最後の最後でとんでもないやり方で裏切ってしまう終わり方には驚愕というよりも――物語の内容に即した意味を多分に込めた上での――絶望を感じずにはいられない。この終わり方は(賞賛の意味で)卑怯だ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年5月6日に日本でレビュー済み
ダンテの神曲の挿し絵と東京地裁のエントランスホールの天井をよ~く見比べてみて下さい。すると・・・山田正紀氏のメフィストフェレスの如き笑い声が・・・
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年5月31日に日本でレビュー済み
神曲になぞらえた推理小説。
山田正紀氏の多数の作品の中で、上位に入る作品と思います。SFを中心に読まれている方でも、この作家には、ジャンル分けなど不要と思いますが、あのSFの山田正紀氏の書いた推理小説ということでぜひ読んでください。間違いなく引き込まれるように読める作品です。
全体を覆う重たい雰囲気、無智(無意識?)からくる悲しさ、奇妙な後味の読後などなど、どっぷりはまってみてください。
続編があり「長靴をはいた犬」。絶対にこちらから読んでください。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年12月12日に日本でレビュー済み
「ミステリオペラ」がめでたく高い評価を得られたことで、今まで一部の読者のみが知る存在だった山田正紀ミステリもようやく正しい評価を得られつつあるようで、喜ばしい。
山田正紀は非常に多作であり、かつその小説のジャンルがあっという間に様々な方面へと軽々越境してしまうため、全体を把握するのはそう易しくない。とはいえ、作品単位で見れば、ほとんどの場合裏切られることはない希有な作家である。
本作「神曲法廷」は、「女囮捜査官」から疾走し始めた山田ミステリ、最初の頂点とも言える傑作である。どうにも中身を説明できないので、まずは読んで頂くしかない。帯や裏表紙になんと書いてあろうとあまり気にしないことだ。そして読み始めてしばらくは、本当にこれが面白いミステリなのか?と疑いたくなるかも知れない。
しかし・・・・・最後まで読んでいただければ、きっと・・・・。
「長靴をはいた犬」がこの続編なので、間違ってもこちらより先に「長靴」を読んだりしないでください。一生後悔します。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年9月21日に日本でレビュー済み
 まあ、話は分かる。トリックも凄い。しかし、言いたいことがある。
 これは医学書ではない。だからして医学的なことは関係ないはずだが、あまりにも不正確なので言っておく。
 副腎皮質ホルモンは、効く薬である。また、医師の指示のもとにきちんと用いれば、副作用もない。これは1990年時点ですでに確立されていたことである。その後、血迷った医者まで出たために、ちまたにはステロイド被害の本が出回っているが。
 私は皮膚炎でステロイドを使っているが、この話に出てくる病気についても調べてみた。不治の病ではないらしい。また、副腎皮質ホルモンは「気休めにもならない」どころか、特効薬であるとのこと。
 神の意志としか思えない偶然を強調したかったのは分かるが、これ以上ステロイドに対する偏見を助長するようなことはしないでほしい。
 いっそのこと、病気も自分で作ってくれれば良かったのにと思う。実在する病気を医学用語まで使って、実際と違うように書くのは、一番の反則だと思う。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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