無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
塗仏の宴宴の支度 (講談社ノベルス キF- 6) 新書 – 1998/3/1
京極 夏彦
(著)
昭和28年春。小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼が齎(もたら)された。伊豆山中の集落が住人ごと忽然と消え失せたのだという。調査に赴いた関口に郷土史家を名乗る和装の男が嘯(うそぶ)く。──「世の中には不思議でないものなどないのです」男が現出させたこの世ならざる怪異。関口は異空間へと誘われるのか?6つの妖怪(ぬっぺっぽう・うわん・ひょうすべ・わいら・しょうけら・おとろし)の物語で、「宴」の「支度」は整い、その結末は「始末」にて明らかとなる。待望の最新作。
- 本の長さ613ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1998/3/1
- ISBN-104061820028
- ISBN-13978-4061820029
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
昭和28年春。小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼があった。伊豆山中の集落が住人ごと忽然と消え失せたのだという。男が現出させたこの世ならざる怪異。関口は異空間へと誘われるのか。6つの妖怪の物語。
著者について
昭和38年、北海道生まれ。著作・『姑獲鳥(うぶめ)の夏』(講談社ノベルス)『魍魎(もうりょう)の匣(はこ)』(講談社ノベルス)『狂骨(きょうこつ)の夢』(講談社ノベルス)『鉄鼠(てっそ)の檻』(講談社ノベルス)『絡新婦(じょろうぐも)の理(ことわり)』(講談社ノベルス)『嗤う伊右衛門』(中央公論社)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1998/3/1)
- 発売日 : 1998/3/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 613ページ
- ISBN-10 : 4061820028
- ISBN-13 : 978-4061820029
- Amazon 売れ筋ランキング: - 427,374位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1963年生まれ。北海道小樽市出身。
日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。
1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
66グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多々良さんという新キャラ、メインキャラクターの仲間入りしそうで楽しみです。凄い物知りだなあ。京極堂とも対等に話せるなんて凄い!!
2018年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
騒がしい落ち着かない。まったく関わりのないような日常が、ざわざわしたモノにより、交差し始める。読んでいるこちら側まで、耳障りな音を感じる。どのように始末をつけるのでしょうか。楽しみに続きます。
2021年7月3日に日本でレビュー済み
数十年振りに再読しました。
・今作は短編からなっていて、短編としては勿論、1つの物語としても楽しめます。
・全編に渡ってあやしい複数の団体が何かあやしい事をしている感が楽しめます。
・過去作に登場した様々な人達が再登場して活躍します。
・聡明なあの人が退場するのは残念でした。
・ちなみに、こちらの本は分冊の前編です。
読むときっと後編も読みたくなると思います。
・今作は短編からなっていて、短編としては勿論、1つの物語としても楽しめます。
・全編に渡ってあやしい複数の団体が何かあやしい事をしている感が楽しめます。
・過去作に登場した様々な人達が再登場して活躍します。
・聡明なあの人が退場するのは残念でした。
・ちなみに、こちらの本は分冊の前編です。
読むときっと後編も読みたくなると思います。
2011年5月30日に日本でレビュー済み
著者の作品は長い。
しかし、その長さを意識させない面白さがある。
本作も、問題編ともいえる「宴の支度」は、まるで短編集のような出で立ちであり、その各編は中途半端なかたちで放り出されて終わる。
しかし、そこは著者の作品であり、‘長編’であるから、各編はどこかで密に繋がっているはずである。
それがどこかを探りながら、漫然と作品世界を漂うことになる。
その基本線は最初の「のっぺらぼう」に明示されているので、それが分かれば微妙な繋がりの影は、見えてくるはずである。
著者の他の作品でも同様だが、作中の特に前半部分では、いったい何が起こっていて、どういう状況にあるのかが理解し難い場合が多い。
しかし、本作はスタイルが短編仕立てになっているため、そのあたりは比較的分かり易いものになっている。
だから、なにが謎なのか、なにが不可思議なのかが早い段階で分かる分、特に登場人物の会話の中にある様々な糸口も分かり易い。
それはまた、作品世界に嵌りこみ易いということに繋がり、だからこそ作品の持つ魅力、面白さを堪能することができる、ということになる。
今のところ、本シリーズでは最長作品ということらしい。
長ければ良いというものではないが、本作はこの長さがぜひとも必要であり、その長さをだれることなく読み切ることができる。
傑作である。
しかし、その長さを意識させない面白さがある。
本作も、問題編ともいえる「宴の支度」は、まるで短編集のような出で立ちであり、その各編は中途半端なかたちで放り出されて終わる。
しかし、そこは著者の作品であり、‘長編’であるから、各編はどこかで密に繋がっているはずである。
それがどこかを探りながら、漫然と作品世界を漂うことになる。
その基本線は最初の「のっぺらぼう」に明示されているので、それが分かれば微妙な繋がりの影は、見えてくるはずである。
著者の他の作品でも同様だが、作中の特に前半部分では、いったい何が起こっていて、どういう状況にあるのかが理解し難い場合が多い。
しかし、本作はスタイルが短編仕立てになっているため、そのあたりは比較的分かり易いものになっている。
だから、なにが謎なのか、なにが不可思議なのかが早い段階で分かる分、特に登場人物の会話の中にある様々な糸口も分かり易い。
それはまた、作品世界に嵌りこみ易いということに繋がり、だからこそ作品の持つ魅力、面白さを堪能することができる、ということになる。
今のところ、本シリーズでは最長作品ということらしい。
長ければ良いというものではないが、本作はこの長さがぜひとも必要であり、その長さをだれることなく読み切ることができる。
傑作である。
2006年10月14日に日本でレビュー済み
「京極堂」シリーズの第6作。「村が消滅した」というキャッチ・コピーとこれだけの大部である事から期待して読んだが、正直期待外れだった。この他、盛り沢山の趣向があるのだが、本質的に面白くないのである。以下ではネタを割っているので、知りたくない方は飛ばして下さい。
まず「村が消滅した」話は、読む前、村(人)が消滅したと早合点していて、それなら怪異譚や不可思議現象に繋がると予想していた。ところが、読んで見ると「村人が入れ替わった」という説明でガッカリした。そんな事ができるのは国家権力しかないではないか。
この他、前作の犯人を殺害の被害者にさせ、しかも犯人として関口を捕らえさせるというエピソードを挿入しているが、これは関口の精神構造に全面的に依存したもので、感心できない。
更に、新興宗教、気功道場、謎の少年等を登場させ、紙面を賑わせているが、それに関る不可思議な事件が全て「後催眠」で説明されるのはヒドイと思った。元々、本シリーズは本格ミステリを目指したものではないので、全て合理的に説明しろとは言わないが限度がある。「後催眠」で全てが説明できるなら、どんな不可能犯罪でも可能になってしまう。
分量の多さ、趣向の多様さに反比例するかのように中身の乏しい作品で残念である。
まず「村が消滅した」話は、読む前、村(人)が消滅したと早合点していて、それなら怪異譚や不可思議現象に繋がると予想していた。ところが、読んで見ると「村人が入れ替わった」という説明でガッカリした。そんな事ができるのは国家権力しかないではないか。
この他、前作の犯人を殺害の被害者にさせ、しかも犯人として関口を捕らえさせるというエピソードを挿入しているが、これは関口の精神構造に全面的に依存したもので、感心できない。
更に、新興宗教、気功道場、謎の少年等を登場させ、紙面を賑わせているが、それに関る不可思議な事件が全て「後催眠」で説明されるのはヒドイと思った。元々、本シリーズは本格ミステリを目指したものではないので、全て合理的に説明しろとは言わないが限度がある。「後催眠」で全てが説明できるなら、どんな不可能犯罪でも可能になってしまう。
分量の多さ、趣向の多様さに反比例するかのように中身の乏しい作品で残念である。
2008年11月12日に日本でレビュー済み
とうとう2冊に分かれた京極本。覚悟はしていましたが、中を開いてみると、短編のようになっていて、思っていたより、読み進めることが出来ました。
この作品は、大変登場人物が多いです。そこで人間関係を整理する力を必要とします。
今回は今まで以上に過去の作品の登場人物が、重要な場面役割で出てきます。もう一度ウブメから読み直したくなりました。
関口君の壊れ具合は見ものです。大変心配になりました。
この作品は、大変登場人物が多いです。そこで人間関係を整理する力を必要とします。
今回は今まで以上に過去の作品の登場人物が、重要な場面役割で出てきます。もう一度ウブメから読み直したくなりました。
関口君の壊れ具合は見ものです。大変心配になりました。
2004年1月16日に日本でレビュー済み
coachのかばん。
JALカード。
ユザワヤ友の会会員証。
ゾリンゲンのポケットナイフ(貰い物)。
カシオのPDA(lowest-end)。
ヨメの年金手帳(なぜか二冊)。
ここ3年分くらいの給与明細(せめて開封しろよ)。
携帯カメラなんていらん電話。
財布。一月分の私的福利厚生費全額。
さあもうおわかりでしょうか。
上記は本日私が東葉高速鉄道の網棚に置いてきた物の一覧です。
あのね。素面だったんですよBelieve it or not。
見ると不幸が訪れると言われている妖怪の描写を読んでいると、乗り換えの西船橋駅でドアが閉まりかけてる。あわてて飛び降りる。
もちろん架線橋渡ってホームを移動する間も目は文庫本に釘付け。
それから総武線は東船橋まで行ってからかばんがないことに気づく。
京極某は至急私にカネ返せ。あなたのせいだ。
いや、お金よりも重要なことが。
私に憑いた京極某は、私の愚息と同名の、能弁な古本屋と雖もそう簡単には祓えまい。
JALカード。
ユザワヤ友の会会員証。
ゾリンゲンのポケットナイフ(貰い物)。
カシオのPDA(lowest-end)。
ヨメの年金手帳(なぜか二冊)。
ここ3年分くらいの給与明細(せめて開封しろよ)。
携帯カメラなんていらん電話。
財布。一月分の私的福利厚生費全額。
さあもうおわかりでしょうか。
上記は本日私が東葉高速鉄道の網棚に置いてきた物の一覧です。
あのね。素面だったんですよBelieve it or not。
見ると不幸が訪れると言われている妖怪の描写を読んでいると、乗り換えの西船橋駅でドアが閉まりかけてる。あわてて飛び降りる。
もちろん架線橋渡ってホームを移動する間も目は文庫本に釘付け。
それから総武線は東船橋まで行ってからかばんがないことに気づく。
京極某は至急私にカネ返せ。あなたのせいだ。
いや、お金よりも重要なことが。
私に憑いた京極某は、私の愚息と同名の、能弁な古本屋と雖もそう簡単には祓えまい。