ブギーポップの上遠野さんの作品なので読みました。
ミステリーだと思っていたら非常に良質のファンタジーだった感じ
でも一応ミステリーな作りにはなってますが
なにせ世界がファンタジーなのでトリックとかは
本格派ミステリーファンには納得出来ないかも?・・・
しかし世界感が素晴らしくキャラクターも魅力的なので
ひとつの小説として純粋に面白いです。
やっぱり上遠野さんは異質でハイセンスな才能の持ち主だと
改めて感じました。
ミステリーでもファンタジーでも良いや!とにかく面白い本が読みたいっ!
って方にオススメしたい一品
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殺竜事件: a case of dragonslayer (講談社ノベルス カO- 1) 新書 – 2000/6/1
上遠野 浩平
(著)
竜。それは善悪を超越したもの。勇者を十万、軍を千万集めても倒せぬ無数の存在。その力を頼りに戦乱の講和を目論んだ矢先に、不死身のはずの竜は完全閉鎖状況で刺殺される──「事態が不条理だからこそ、解決は論理的なのさ」戦地調停士ED(エド)は謎に挑むため仲間と混迷の世界に旅立つが──ミステリーの“謎解き”とファンタジーの“異世界”がひとつの物語に融合する。さあ読者諸君、仮面の男と冒険の旅に出かけよう!
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2000/6/1
- ISBN-104061821350
- ISBN-13978-4061821354
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
竜。それは善悪を超越したもの。勇者を十万、軍を千万集めても倒せぬ無敵の存在。その力を頼りに戦乱の講和を目論んだ矢先に、不死身の竜が完全閉鎖状況で刺殺される。戦地調停士EDは謎に挑むために旅立つ。
著者について
1968年生まれ。『ブギーポップは笑わない』で第4回電撃ゲーム小説大賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2000/6/1)
- 発売日 : 2000/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 268ページ
- ISBN-10 : 4061821350
- ISBN-13 : 978-4061821354
- Amazon 売れ筋ランキング: - 382,621位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年生まれ。98年『ブギーポップは笑わない』で第4回電撃ゲーム小説大賞を受賞しデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 クリプトマスクの擬死工作 (ISBN-13: 978-4396208721 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月11日に日本でレビュー済み
事件シリーズ1作目。最強かつ不死身の存在であるはずの竜が、結界という密室の中で刺殺された。戦地調停士のEDは世界中に散らばる容疑者たちと会う旅に出て、その事件の謎に迫っていく。
ファンタジーの世界観とミステリー要素を融合させた意欲作。旅の描写によってファンタジーの世界観が自然と生かされている。物語の多くが旅の場面で戦闘シーンも多く、ファンタジー要素の方が強めな印象。その中にも、ブギーポップシリーズとの繋がりを示唆する界面干渉学の存在があるのが面白い。単にファンサービスというだけではなく、物語にもしっかり関係してくる要素になっているのがいいよね。
打って変わって、終盤の解決編ではミステリーの面白さで締めくくる。人類には殺せない圧倒的な存在である竜がいかにして殺されたのか。その謎解きは好奇心をくすぐられるものがあるよね。謎解きに加えて、戦地調停士という立場であったり、このファンタジーである世界観を絡めることで、真相を単に解明するだけで終わらないところも見所。
竜の死の謎は物語のテーマにも深く関わってくる。
「死んだ竜の方が、生きている竜よりも人間にとって大きな脅威だ」
読み終わった後、この言葉の意味とその重みが心にほろ苦く残る。
ファンタジーの世界観とミステリー要素を融合させた意欲作。旅の描写によってファンタジーの世界観が自然と生かされている。物語の多くが旅の場面で戦闘シーンも多く、ファンタジー要素の方が強めな印象。その中にも、ブギーポップシリーズとの繋がりを示唆する界面干渉学の存在があるのが面白い。単にファンサービスというだけではなく、物語にもしっかり関係してくる要素になっているのがいいよね。
打って変わって、終盤の解決編ではミステリーの面白さで締めくくる。人類には殺せない圧倒的な存在である竜がいかにして殺されたのか。その謎解きは好奇心をくすぐられるものがあるよね。謎解きに加えて、戦地調停士という立場であったり、このファンタジーである世界観を絡めることで、真相を単に解明するだけで終わらないところも見所。
竜の死の謎は物語のテーマにも深く関わってくる。
「死んだ竜の方が、生きている竜よりも人間にとって大きな脅威だ」
読み終わった後、この言葉の意味とその重みが心にほろ苦く残る。
2017年12月13日に日本でレビュー済み
上遠野さんの作品の中でも1、2を争うくらい好きです。
この世界観がたまりません。
ファンタジーなのに事件に説得力があり、語りの魅力を堪能できます。
この世界観がたまりません。
ファンタジーなのに事件に説得力があり、語りの魅力を堪能できます。
2006年12月7日に日本でレビュー済み
いちばん大きな謎は、タネ明かしされるまで私には分からなかったが
カンの良い人には最初のうちに犯人が分かってしまう。
だが、この本が素晴らしいのは、容疑者の一人一人を尋ねてめぐる旅の
どれひとつとして不必要な過程が存在しない完全さだと思う。
戦争調停士エドワードがひとつずつ手がかりを手繰り寄せて
自らの疑問に対する解答を得るまでが、見事な一筋のラインとなる。
そこまで無駄なく追求を描いてきた物語は、
クライマックス間近に唐突に無駄に長い語りに入る。
そしてこの長い語りの部分が、最も重要な読者へのメッセージで
この部分ばかり何度も読み返してしまうのである。
カンの良い人には最初のうちに犯人が分かってしまう。
だが、この本が素晴らしいのは、容疑者の一人一人を尋ねてめぐる旅の
どれひとつとして不必要な過程が存在しない完全さだと思う。
戦争調停士エドワードがひとつずつ手がかりを手繰り寄せて
自らの疑問に対する解答を得るまでが、見事な一筋のラインとなる。
そこまで無駄なく追求を描いてきた物語は、
クライマックス間近に唐突に無駄に長い語りに入る。
そしてこの長い語りの部分が、最も重要な読者へのメッセージで
この部分ばかり何度も読み返してしまうのである。
2007年5月18日に日本でレビュー済み
上遠野 浩平 著「殺竜事件」を読んだ。ブギーポップシリーズの著者が贈る、ファンタジーとミステリが融合した作品である。
不死身であるはずの竜が殺され、謎を追う三人組の冒険。謎解き部分はちゃんとミステリしており感心感心。
ところが、キャラクター描写に難あり。三人組の内の男二人はいいのよ、探偵役の饒舌青年と、ワトソン役には正義感溢れる騎士。しかし紅一点であるヒロインが…。「ここでこういう行動はしないだろう」「こういう台詞は言わないだろう」という、言動のちぐはぐさが頻出して、興がそがれた。ラノベ作家がキャラクター描写をおろそかにしちゃ、いかんでしょう。
ともあれ、読みやすさはピカイチである。本作はシリーズ化されているらしいし、他の上遠野作品も視野に入れてみる
不死身であるはずの竜が殺され、謎を追う三人組の冒険。謎解き部分はちゃんとミステリしており感心感心。
ところが、キャラクター描写に難あり。三人組の内の男二人はいいのよ、探偵役の饒舌青年と、ワトソン役には正義感溢れる騎士。しかし紅一点であるヒロインが…。「ここでこういう行動はしないだろう」「こういう台詞は言わないだろう」という、言動のちぐはぐさが頻出して、興がそがれた。ラノベ作家がキャラクター描写をおろそかにしちゃ、いかんでしょう。
ともあれ、読みやすさはピカイチである。本作はシリーズ化されているらしいし、他の上遠野作品も視野に入れてみる
2013年4月7日に日本でレビュー済み
竜を殺した犯人と方法を求めて世界を旅する短編集のような冒険物語で、
ミステリ要素はおまけ程度なのであまり期待しないほうがいい
ファンタジーらしい世界観に個性的かつ魅力的なキャラと、ファンタジーとして読むなら
十二分に面白い
月紫姫がラストに出て近況を報告するぐらいのサプライズがあればなお良かった
あっさりしたファンタジーが好きな人にお勧めな作品かもしれない
ミステリ要素はおまけ程度なのであまり期待しないほうがいい
ファンタジーらしい世界観に個性的かつ魅力的なキャラと、ファンタジーとして読むなら
十二分に面白い
月紫姫がラストに出て近況を報告するぐらいのサプライズがあればなお良かった
あっさりしたファンタジーが好きな人にお勧めな作品かもしれない
2005年5月21日に日本でレビュー済み
ライトノベルの「ブギーポップ」で有名な方の小説です。
(ちなみに私はブギーポップは肌に合いませんでした)
ファンタジー的に事件が発生し、ファンタジー的にトリックが発生、最後にファンタジー的に事件が解決します。
これらすべてに説得力があるところが凄いです。
構成・世界観・雰囲気が独特で、結末を読むとなぜかうなりたくなります。
文章がすっきりしていて読みやすいので、ライトノベルはちょっと。。という人にも受け入れられやすいのではないでしょうか。
(ちなみに私はブギーポップは肌に合いませんでした)
ファンタジー的に事件が発生し、ファンタジー的にトリックが発生、最後にファンタジー的に事件が解決します。
これらすべてに説得力があるところが凄いです。
構成・世界観・雰囲気が独特で、結末を読むとなぜかうなりたくなります。
文章がすっきりしていて読みやすいので、ライトノベルはちょっと。。という人にも受け入れられやすいのではないでしょうか。
2005年10月2日に日本でレビュー済み
ファンタジーの融合とうたわれた作品。
事件の手がかりを求めて世界中を彷徨うというファンタジーであって、ファンタジーが八割以上を閉めるかな。
だから、ファンタジー好きが買うのがいいと思うかと。ミステリの部分は気にせず読んでびっくりしたほうがいいかと。
事件の手がかりを求めて世界中を彷徨うというファンタジーであって、ファンタジーが八割以上を閉めるかな。
だから、ファンタジー好きが買うのがいいと思うかと。ミステリの部分は気にせず読んでびっくりしたほうがいいかと。