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煙か土か食い物 (講談社ノベルス) 新書 – 2001/3/7

4.3 5つ星のうち4.3 303個の評価

メフィスト賞が放つ圧倒的ミステリーノワール!

やりやがった。まったく楽しみな奴だよ。――福田和也

アメリカ/サンディエゴ/俺の働くERに凶報が届く。連続主婦殴打生き埋め事件。被害者は俺のおふくろ。ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー!腕利きの救命外科医・奈津川四朗が故郷・福井の地に降り立った瞬間、血と暴力の神話が渦巻く凄絶な血族物語(ファミリー・サーガ)が幕を開ける。前人未到のミステリーノワールを圧倒的文圧で描ききった新世紀初のメフィスト賞/第19回受賞作。
「密室?暗号?名探偵?くだらん、くたばれ!」
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

ある日、俺の働くERに凶報が届いた。連続主婦殴打生き埋め事件。被害者は俺のおふくろ。腕利きの救命外科医・奈津川四郎が故郷・福井に降り立った瞬間、凄絶な血族物語が幕を開ける…。新世紀初のメフィスト賞受賞作。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2001/3/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/3/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061821725
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061821729
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 303個の評価

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大暮 維人
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月1日に日本でレビュー済み
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ページあたりの文字の密度は高いのに、高速道路を突っ走る真っ赤なスポーツカー並みにドライブ感ある文体で、読者はいやがおうにも力づくでグイグインと牽引される。
 それはオープンカーの車内で立ち上がり、強烈な風を前から受けて体がのけ反りながらも、猛スピードで前進していくイメージか。
 暗号を解いていく探偵ミステリーの体裁でスタートした物語がそっちのけになり、いつしか奈津川家にまつわる父と一郎、二郎、三郎、四郎の4兄弟の物語に。
 その家族の物語は暴力に包まれ破滅に向かいながらも家族の愛にも包まれている。
 と、ここまで書くと「なんじゃそりゃ!」って感じでしょうが、一言でいうと「面白い」。
 面白さの一端をちょっと紹介しよう。

 小学生にして「苦痛が人間をどこまで追い詰めるのかを主眼に設定され根拠と確信のもとに」暴力を実行する二郎。二郎の暴力は、容赦がなく救いもない。自分をいじめた奴らへの復讐は徹底的だ。
 そんな二郎の書いた詩がこれだ。
「犬を三匹殺して山に捨てた。犬は三匹ナイフでさされて痛いといった。僕を恨むなクソ犬三匹め。」
2024年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これはこれでアリだと思う。主人公の魅力で読める。
2022年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一ページ目いや一行目だけでも読んでみる価値はある。
文体が独特さを極めているので他の作家とは違った読書体験ができること請け合い(元ネタとなった作家はいるらしいが)。なので一行目からこれは!と思う人はいるはず。脳内垂れ流しのような文章なのだが、ただ勢いだけで垂れ流しているわけではなく、理知的な思考の垂れ流し。物語のベースはあくまでミステリなので、そうでなければ推理が出来ない。粗暴だがインテリジェンスを感じさせるアメリカ勤めの医者である主人公が故郷の福井県西暁町で起きた事件を解決するために帰国するところから話が始まるが、ミステリ部分も現代の海外ミステリを強く意識しているのがわかる。素人探偵が駆けずり回り、暴れる。ただし日本の新本格ミステリの系譜があくまで基盤にある。特に第一回メフィスト賞作家の清涼院流水には思い入れがあるのか個人的に知り合いなのかは分からないが、後にJDC(日本探偵倶楽部)シリーズを書いたり(『九十九十九』)流水自身が作中に登場したりする。さらに『文楽』を標榜してそれに特化した作品も発表し芥川賞の候補にもなったりするが、そんな多様な要素の萌芽がこのデビュー作にごった煮されている。個人的には犯人の動機の奇妙さが不気味で好きなのだが。
この頃のメフィスト賞作家は化物揃いだが、当時のメフィストらしさを固めた作家の一人。
ここから順に登場人物を攫っていき、大部の『ディスコ探偵水曜日』で集大成となる。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年2月12日に日本でレビュー済み
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久しぶりにおもしろい小説を読みました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年9月27日に日本でレビュー済み
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作者のデビュー作にしてメフィスト賞受賞作。勢いと文体だけで書いていると良く言われるが、中々屈折している。題名は人間の末路の姿から。

主人公はアメリカの病院のERに務める外科医の四郎。母親が"連続オバさん殴打・生埋め事件"の5番目の被害者になったと聞いて日本に戻る。犯人への復讐に燃える四郎は早速事件の規則性を発見し、犯人が現場に残した暗号(乱歩「二銭銅貨」風)も解く。この辺までは疾走感があるのだが、家族の描写になった途端、ジメッとした雰囲気になってしまう。4人兄弟の名前は分かり易く、一郎、二郎、三郎と四郎。父丸雄と一郎は政治家。二郎は丸雄と犬猿の仲で名うての暴力者だったが、17歳の時に家の三角蔵(祖父が自殺した場所)から失踪して以来行方不明。三郎は環境に負けて無為の人。四郎も暴力性を受け継いでいる。しかし、二郎を中心とする兄弟の回想部分が長過ぎるのである。二郎と丸雄の相克や二郎の暴力性の増長に、これ程の頁数を割く必要があったのだろうか。結末の意外性も無くなり(作者は気にしていないかもしれないが)、せっかくのテンポがトーン・ダウンしてしまった。そして、NDE(Near Death Experience=臨死体験)の挿話辺りから雲行きが怪しくなり、後半は無残な進行である。作中で町田康氏「くっすん大黒」に言及している位だから、迫力とテンポを兼ね備えた作品を目指していたと思われるのだが、後半は女々しい感傷小説になってしまった。特に、最後に対決シーンが無いのは絶対にオカシイ。「長いお別れ」を引用した意味が無いだろう。

後半ガッカリさせられたが、文体に独自性があり、物語の構成次第で面白い作品も望めそうなので、次回作以降に期待したい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても綺麗だった。内容も良かった。
2023年4月26日に日本でレビュー済み
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それまでは文体が辛かった。
以降はそれまでが嘘のように怒涛の追い上げ。
一気呵成。
パワーとスピードに溢れていて良かった。
新鮮な体験をありがとう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文圧という言葉が最もしっくりくる作品。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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