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暗闇の中で子供 (講談社ノベルス) 新書 – 2001/9/6

3.8 5つ星のうち3.8 23個の評価

傑作。
破壊せよ!生成せよ!舞城王太郎!
体内の札束……ミステリ史上最悪の見立て殺人……
いまもっとも危険な“小説”がここにある!

あの連続主婦殴打生き埋め事件と三角蔵密室はささやかな序章に過ぎなかった!
「おめえら全員これからどんどん酷い目に遭うんやぞ!」
模倣犯(コピーキャット)/運命の少女(ファム・ファタル)/そして待ち受ける圧倒的救済(カタルシス)……。奈津川家きっての価値なし男(WASTE)にして三文ミステリ作家、奈津川三郎がまっしぐらにダイブする新たな地獄。
――いまもっとも危険な“小説”がここにある!
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「おめえら全員これからどんどん酷い目に遭うんやぞ!」 模倣犯、運命の少女、そして待ち受ける圧倒的救済…。奈津川家きっての価値なし男にして三文ミステリ作家、奈津川三郎の新たな地獄。奈津川家血族物語第2弾。

著者について

舞城王太郎(まいじょうおうたろう)
1973年福井生まれ。2001年、『煙か土か食い物 Smoke,Soil or Sacrifices』にて新世紀初となる第19回メフィスト賞を受賞し、デビューする。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2001/9/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/9/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 480ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061822063
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061822061
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 23個の評価

著者について

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大暮 維人
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カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
。。。。。。。。。。。。。。。为什么amazon.cn不用这个?
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年3月12日に日本でレビュー済み
前作『煙か土か食い物』は、有能な外科医・四郎が主人公だったから、物語は『悪童日記』の如くにクールでスピーディだった。でも、今回は迷い多き三郎君が主人公なので前作のようにはチャッチャッチャッとクールにいかず、読み手の根性を要求してくる。前作より破綻度は増しているし。
とはいえ、思わず声を出して笑ってしまったり、思わずビクッとしてしまったり、胸が苦しくなったり、と五感に訴えてくるシーン満載で読者に対するサービス精神(?)はバッチリなのだ。
更に、前作と合わせて、三郎視点と四郎視点から同じ舞台設定・登場人物を描き分けることによって、奈津川ファミリーがこの作品世界の中で立体的になり三次元的になった。この作品世界に登場する魅力的に壊れた人物たちについて、もっと知りたい、という欲求を抱かせる。
今作の過激な暴力描写は残虐さを帯び陰鬱ですらある。前作ですら、18禁?と思ったが、しかし、考えてみれば、年齢の問題ではない。14歳であろうが、41歳であろうが、関係ない。関係ないがこの本は人を選ぶ。読んではいけない、あるいは、読ませたくない人というのが確実に存在する。
 ―この作品における暴力や破壊や残酷さというものが、"比喩"であり「真実を語る」ための"装置"なのだ、ということがきっちり分かる人以外にはお薦めできない。
副作用がこわくて薬が飲めるか!ぐらいの気持ちで、どうぞ。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく、たくさんの人が軽快に殺されて
それがまたアホみたいに残酷なので、なお良い。
と書くと、危ない人だと思われるかもしれないけれど
この手の作品ってのは本来、猟奇的な心情を育てるためではなく
読むことでスッキリするためにあるんだと考えている。
キチッキチッとした正統派小説が好きな人からすると
ワケわからん小説かもしれないけれど
好きな人は本当に好きという作家じゃないかな?
非現実的で胡散臭くて鬼畜で、これ一番大切だけど
すごく面白いミステリーです。
軽々しいレトリックも良きなり。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の作品は良くても分厚い本にあの独特話し言葉表現は読むの面倒くさすぎる。普通の文章ならすらすら行く所が前に読む気力失わせる。目つかれれる。
2009年3月5日に日本でレビュー済み
↑の影響力を持った作品です。「いまもっとも危険な小説」というキャッチコピーの中の「いま」は過去にも、現在にも、そして未来にも通じるもので、それはこの作品が、人間が自然と持っている既成概念を容赦なく破壊する性質のものだからです。舞城氏の想像力は良心や倫理の遥か向こう側の、ほとんど前人未到と呼べる地点で生み出されており、この作品を読むことで、多くの人は自分の中に新たなる視座を持つことになります。暴力的な想像力によって創作された映画やマンガやゲームに接しても、「舞城に比べればヌルいな」という思いが頭をもたげてくるのです。ただ舞城氏の想像力が完全に独創的なものかというと決してそうではありません。過去を振り返ればW・バロウズもいれば島田荘司氏という先駆者もいます。しかし実際のドラッグ体験による幻覚症状を書き殴ったバロウズや、純粋にミステリのトリックのために働かせていた島田氏の想像力には、舞城氏が持っているダダイズムとニヒリズムの土台はありません。何より読みやすい。冒頭の引きの強さは他の作家と別次元です。ドストエフスキーの「地下室の手記」と肩を並べます。けれどミステリです。予習として舞城氏の処女作「煙〜」は必読。本作はその続編だからです。舞城氏の特徴となると、句読点や改行の少ない、リズムと加速度に重きを置いた文体がよく挙げられますが、個人的に一番の特徴だと感じるのは舞城氏の自作に対する自己批評的な観点の存在です。本作では前作の「煙〜」がその対象で、「煙〜」のなかば破綻した物語の中で唯一の「希望」とも言えた二郎の現在が、その弟のミステリ作家で本作の語り部である奈津川三郎によって否定されます。「希望」は血の色、奈津川家の「現実」色に染まります。何故舞城氏はそんなことをするのか。舞城氏を丸雄、「煙〜」を二郎に置き換えると、本作での舞城氏の「煙〜」への否定は、丸雄の二郎への「おめえは山ん中で拾うてきた子や」という言葉と同じ意味のように思えます。嫌悪や恐怖だけでなく、そこには愛があるはずです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月11日に日本でレビュー済み
読了。前作ほどの疾走感はない。
語り部を奈津川四郎から奈津川三郎に変えたせいだとおもう。
前作と似ているのは、語り部が自分の努力とは無関係に何かを与えられ救われる、という点。
ただ、救われ方が前作に比べ格段にえずい。
これが何かを手に入れようとしてあきらめなかった四郎と、自分の問題に決着をつけきれなかった三郎との違いなのかもしれない。
前作を読んだ方だけにおすすめします。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年10月2日に日本でレビュー済み
 の続編。三郎を主人公にすえて話。
 だが、ぶっ壊れかたは前回の非ではない。
 とにあえず、最初のほうでいきなり引っかかると思うんだけど、とにかく読み進んでほしい。
 矛盾も妄想も現実もすべて内包して舞城は突き進んでいくのだから。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月21日に日本でレビュー済み
「煙か土か食い物」の続編(?)、奈津川四兄弟のうち比較的まともな三男 ミステリ作家の三郎が主役だ。前作を読んでいなければチンプンカンプンなのだが、そもそも舞城作品を読み慣れていないと思考停止に陥るだろう。

ぶっ壊れた美少女を中心に、超グロテスクで荒唐無稽な連続殺人が絡むという、ミステリのフォーマットですがまともに受け止めると壁本もの。虚構と現実が交差するマジックリアルズム的な手法は、著者のその他の作品によく見られるが、本作品はその境目が判然としない。なので、よけい分かり難くなっているのだと思う。

色んなものをはぎ取って、ぎゅうぎゅうに絞り切ると、残ったものは無垢な愛でした、というのが僕の見方だ。

いつものコトバの奔流があまり楽しめなかったのが残念。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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