鏡家サーガ。
高校生の頃読んでハマりましたが、残念ながら市場の需給バランスに勝てず消えてしまいました。ファンとしては悲しい限りです。
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エナメルを塗った魂の比重: 鏡稜子ときせかえ密室 (講談社ノベルス サK- 2) 新書 – 2001/12/1
佐藤 友哉
(著)
著者は戦慄の20歳!エッジな学園ミステリー!
青春は美しくない。私の場合もそうだった。2年B組に現れた転校生。校内で発生した密室。それらを起点として動き出す、不可解な連中。コスプレを通じて自己変革する少女。ぐちゃぐちゃに虐(いじ)められる少女。人間しか食べられない少女。ドッペルゲンガーに襲われた少女と、その謎を追う使えない男。そして……予言者達。私は連中の巻き起こす渦に呑まれ、時には呑み込んで驀進を続けた。
その果てに用意されていたのは、やはりあの馬鹿げた世界。
どんなに平穏で退屈に見える世界も、エナメルを1枚剥がせば底無しの暗黒――上遠野浩平
青春は美しくない。私の場合もそうだった。2年B組に現れた転校生。校内で発生した密室。それらを起点として動き出す、不可解な連中。コスプレを通じて自己変革する少女。ぐちゃぐちゃに虐(いじ)められる少女。人間しか食べられない少女。ドッペルゲンガーに襲われた少女と、その謎を追う使えない男。そして……予言者達。私は連中の巻き起こす渦に呑まれ、時には呑み込んで驀進を続けた。
その果てに用意されていたのは、やはりあの馬鹿げた世界。
どんなに平穏で退屈に見える世界も、エナメルを1枚剥がせば底無しの暗黒――上遠野浩平
- 本の長さ398ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/12/1
- ISBN-104061822101
- ISBN-13978-4061822108
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
2年B組に現われた転校生。校内で発生した密室。それらを起点として動き出す、不可解な連中。ドッペルゲンガーに襲われた少女と、その謎を追う使えない男。そして、予言者…。エッジな学園ミステリー。
著者について
■佐藤友哉(さとうゆうや)
1980年生まれ。北海道在住。高校卒業後、社会に出たり出なかったり。2001年、『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』にて第21回メフィスト賞を受賞、あの大塚英志と法月綸太郎の熱賛を浴び、90年代に10代のすべてを消費したいちばんはじめの作家としてデビューする。
1980年生まれ。北海道在住。高校卒業後、社会に出たり出なかったり。2001年、『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』にて第21回メフィスト賞を受賞、あの大塚英志と法月綸太郎の熱賛を浴び、90年代に10代のすべてを消費したいちばんはじめの作家としてデビューする。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/12/1)
- 発売日 : 2001/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 398ページ
- ISBN-10 : 4061822101
- ISBN-13 : 978-4061822108
- Amazon 売れ筋ランキング: - 474,877位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
悪い批評も多いですが、夢野久作も出た当時、今も?一部の熱狂的読者にしか受け入れられませんでしたので気にしませんが
今で言うなら電波系のメタミステリーとしては面白いと思います。
只、一般受けはしないでしょう。
只のミステリーでは物足りない変人向けの作品、故に楽しめるかは、読者が全ての常識を捨てて楽しめるかに掛かっていると思います。
今で言うなら電波系のメタミステリーとしては面白いと思います。
只、一般受けはしないでしょう。
只のミステリーでは物足りない変人向けの作品、故に楽しめるかは、読者が全ての常識を捨てて楽しめるかに掛かっていると思います。
2013年6月23日に日本でレビュー済み
ミステリっぽく展開してさあ最後はどうなるのかと思いきや、予想以上に斜め上な
結末が待っているという前作同様ミステリとして読んだらガッカリな作品で、
前作を読んだ上で覚悟して読めば、ハチャメチャな結末もまあある種のエンターテインメントと
して楽しめる可能性もある
ただあくまで可能性があるだけで、普通の人には三割ぐらいしか楽しめない作品であり
前作を読んでこの作者が気に入った人以外は買わない方がいいだろう
結末が待っているという前作同様ミステリとして読んだらガッカリな作品で、
前作を読んだ上で覚悟して読めば、ハチャメチャな結末もまあある種のエンターテインメントと
して楽しめる可能性もある
ただあくまで可能性があるだけで、普通の人には三割ぐらいしか楽しめない作品であり
前作を読んでこの作者が気に入った人以外は買わない方がいいだろう
2011年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デビュー作のフリッカー式よりさらにバイオレンス(いじめ)、グロテスク(カニバリズム)を書きなぐった作品。ミステリっぽい密室殺人がでてくるがトリックも何もあったもんじゃない。登場人物の多くが「予言者」で、いじめられっこが黒幕ってドMか!と突っ込みたくなりました.このような支離滅裂で無茶苦茶な物でも商品になるのかとボーゼントします.特に後半の展開は思いつきの羅列のような幼稚なものでとてもストーリになっていません.それでも最後まで読めましたから星2つ分くらいのでき。子供の残酷さのような幼稚さを感じました..
2011年1月31日に日本でレビュー済み
初めてこの作品を読んだのは二年前ですが、その年に最も衝撃を受けた小説となりました。
舞台は高校で、暴力と思春期に溢れた作品でした。
各章ごとに登場人物の視点が切り替わり、読んでて飽きることも全くありませんでした。
途中からいきなりな展開になり、愕然とするものの(悪い意味で)、私にはそれすら良しとさせ感動しました。
読んだ後に、爽快感と切なさと後味の悪さを感じます。
私は佐藤友哉の鏡サーガのなかでこの話が一番好きです。
他作品も期待して読んでみましたが、この作品の印象が薄れてしうだけかもしれないです。
シリーズ二作目ですが、個人的にはこれを読むだけで充分だと思います。
舞台は高校で、暴力と思春期に溢れた作品でした。
各章ごとに登場人物の視点が切り替わり、読んでて飽きることも全くありませんでした。
途中からいきなりな展開になり、愕然とするものの(悪い意味で)、私にはそれすら良しとさせ感動しました。
読んだ後に、爽快感と切なさと後味の悪さを感じます。
私は佐藤友哉の鏡サーガのなかでこの話が一番好きです。
他作品も期待して読んでみましたが、この作品の印象が薄れてしうだけかもしれないです。
シリーズ二作目ですが、個人的にはこれを読むだけで充分だと思います。
2006年8月23日に日本でレビュー済み
僕が求めていた世界観の全てがここにある。
ありえないくらい多数登場する「預言者たち」
未来が見える少女。
人を食す事でその人の記憶が読める少女。
存在を乗っ取られた少女。
自分以外の誰かに成りたいコスプレ少女。
ぐちゃぐちゃに虐められる少女。
そして。
そしてそして。
運命は加速する。
行く先は想定不能。
たどり着いた先に、かならず一段階進化した世界が見えてくるでしょう。
ありえないくらい多数登場する「預言者たち」
未来が見える少女。
人を食す事でその人の記憶が読める少女。
存在を乗っ取られた少女。
自分以外の誰かに成りたいコスプレ少女。
ぐちゃぐちゃに虐められる少女。
そして。
そしてそして。
運命は加速する。
行く先は想定不能。
たどり着いた先に、かならず一段階進化した世界が見えてくるでしょう。
2006年1月13日に日本でレビュー済み
いじめっ子だのいじめられっ子だの二重人格だの探偵もどきだのコスプレ娘だの色々出てきて非常に素敵な作品に仕上がってます。('-,_ω-`)プッ
読んでいる間始終付きまとって来る陰鬱さに僕は心を奪われました。気が滅入るようないじめ描写。自分が標的にならないようにいじめっ子の後ろをまるで金魚の糞のように付きまとう傍観者達。
本当に嫌になります。嫌になるけど、読み勧めるのを止められません。人間とは上っ面だけは愛想良く振舞っていても、エナメルを剥がしたその裏にはおどろおどろしいまでの残酷さを秘めているんだなぁと思わされてしまいました。('-,_ω-`)プッ
とにかくこれはオススメです。文章が文脈的に少しおかしな部分がありますが、まぁ気にならない程度でしょう。
メフィスト賞出身の作家の知名度では圧倒的に西尾維新が上回っていますが、僕はあえて佐藤友哉をオススメしますよ。ユヤタン最高。('-,_ω-`)プッ
読んでいる間始終付きまとって来る陰鬱さに僕は心を奪われました。気が滅入るようないじめ描写。自分が標的にならないようにいじめっ子の後ろをまるで金魚の糞のように付きまとう傍観者達。
本当に嫌になります。嫌になるけど、読み勧めるのを止められません。人間とは上っ面だけは愛想良く振舞っていても、エナメルを剥がしたその裏にはおどろおどろしいまでの残酷さを秘めているんだなぁと思わされてしまいました。('-,_ω-`)プッ
とにかくこれはオススメです。文章が文脈的に少しおかしな部分がありますが、まぁ気にならない程度でしょう。
メフィスト賞出身の作家の知名度では圧倒的に西尾維新が上回っていますが、僕はあえて佐藤友哉をオススメしますよ。ユヤタン最高。('-,_ω-`)プッ
2008年1月21日に日本でレビュー済み
加筆修正されたそうですが基本的には相変わらずなんです。どっかのレビューで佐藤作品は冷たいエンタメと評されていましたがまさしくその通り。もちろん細かい違いはあります。
その違いは読んでみてからということで、本文以外でのノベルス版との違いで最も特筆すべきは解説があの上遠野浩平であることです。上遠野浩平と言えば電撃文庫のブギーポップシリーズで有名な小説家さんですが、何故この人なのかというとたぶんノベルス版の帯を書いたのが上遠野さんだったので、じゃ今度は解説を、みたいなことかもしれません。今度の解説もブギーポップではお約束になっている作者もどきの2人によるあとがき形式(わかりにくい表現ですが読めば納得するはずです)を書いています。きちんと読み込んだうえで書いてるなという内容なのもいいですが、好きな作家が他の好きな作家について語っているところはなんともうれしい気持ちになります。
自分は「水没ピアノ」が最高傑作という気持ちもわかるのですが、佐藤友哉でしか味わえない感覚というのはこのエナメルが最高峰だと思っています。
特に公園で飢餓感に襲われて……というシーンは「自分は今、この文章を読んで空腹を感じた」という自分での感覚に恐怖しました。こういった生理的な感覚(感情ではない、そこが佐藤先生の持ち味)を催すところがさすがだと思います。
今でも類似品を書ける作家はいないでしょう。えもいわれぬ感覚に支配される小説が読みたい方にはオススメの一冊です。でもやっぱり初めての人は出版順に「フリッカー式」から読んで「クリスマス・テロル」まで流れた方がいいかな…。
その違いは読んでみてからということで、本文以外でのノベルス版との違いで最も特筆すべきは解説があの上遠野浩平であることです。上遠野浩平と言えば電撃文庫のブギーポップシリーズで有名な小説家さんですが、何故この人なのかというとたぶんノベルス版の帯を書いたのが上遠野さんだったので、じゃ今度は解説を、みたいなことかもしれません。今度の解説もブギーポップではお約束になっている作者もどきの2人によるあとがき形式(わかりにくい表現ですが読めば納得するはずです)を書いています。きちんと読み込んだうえで書いてるなという内容なのもいいですが、好きな作家が他の好きな作家について語っているところはなんともうれしい気持ちになります。
自分は「水没ピアノ」が最高傑作という気持ちもわかるのですが、佐藤友哉でしか味わえない感覚というのはこのエナメルが最高峰だと思っています。
特に公園で飢餓感に襲われて……というシーンは「自分は今、この文章を読んで空腹を感じた」という自分での感覚に恐怖しました。こういった生理的な感覚(感情ではない、そこが佐藤先生の持ち味)を催すところがさすがだと思います。
今でも類似品を書ける作家はいないでしょう。えもいわれぬ感覚に支配される小説が読みたい方にはオススメの一冊です。でもやっぱり初めての人は出版順に「フリッカー式」から読んで「クリスマス・テロル」まで流れた方がいいかな…。