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陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス) 新書 – 2003/8/9

3.9 5つ星のうち3.9 71個の評価

凄い!京極小説。
あの「夏」の衝撃が甦る。未体験の京極ワールド。

白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」は、主の5度目の婚礼を控えていた。過去の花嫁は何者かの手によって悉く初夜に命を奪われているという。花嫁を守るよう依頼された探偵・榎木津礼二郎は、小説家・関口巽と館を訪れる。ただ困惑する小説家をよそに、館の住人達の前で探偵は叫んだ。――おお、そこに人殺しがいる。

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

湖畔に聳える洋館「鳥の城」の主から、花嫁を守るよう依頼された探偵・榎木津は、小説家・関口と館を訪れる…。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2003/8/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/8/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 752ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061822934
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061822931
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 71個の評価

著者について

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京極 夏彦
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1963年生まれ。北海道小樽市出身。

日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。

1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
71グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
駄目だという評価が多いが、それは今までのシリーズと比較するからだろう。
今までと比べてと考えるのもアリかとは思うが
そういう先入観を持ってこの作品を読むのは余りに勿体ない。

今までの話を一度頭からとっぱらって、0にして読んでみて欲しい。
少なくとも私は泣いた。
余りにも切なくて悲しくて、そして遣る瀬ない。
これはミステリであって、推理小説では無い。
そこだけは念頭に置いて読んで欲しい。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 伊豆の事件で人間崩壊の瀬戸際まで追いやられた関口君が、やっと語り部として復活します。まだちょっと調子はずれなところはあるけれど、彼独特の内省的な描写は健在です。

 おまけに彼のものした掌編まで読める。

 殺人犯についてはほとんど隠されていないので、犯人探しよりももっと細かい部分を楽しんでみてはどうかと。

 なお、キャラとしては、番外編で出てきた伊庭という元刑事の老人がいい味だしてます。今作では一番立ってたのでは。

 主役が榎木津だと思うとがっかりするかもしれません。エノさんはそんなに活躍しませんから。つーか、京極堂も地味めな印象で、「絡新婦」での圧倒的な美しさは見せていません。

 伊庭元刑事にしろ関口君にしろ、一旦は人生を投げ出した人々だけど、今回の事件に対する京極堂の憑き物落しがもう一度生き直すきっかけになるでしょう。

 最後に、伊庭の家の軒先で、関君と二人で笑みを交わすのはいいシーンでした。

 哀しい物語ですが残虐さや猟奇性はなく、最後は二人の新しい人生を予感させるように幕を閉じるのは気持がいいものです。

 「絡新婦」や「宴」のような名作に比べると少々小粒に見えますが、関君と伊庭刑事のために素直に祝福してもいいかと思います。

 なにしろ、「宴」で出てきた大物が、まだ登場していないんだし、ますます期待の京極堂シリーズです。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発売までずいぶん待っただけに残念です。
今まで京極堂シリーズは(外伝は別にして)
どれをとっても、どれから読んでも面白かった。
個性ある登場人物とその描写、織り込まれた知識、謎解き、、
いくつもの面を持った宝石のような作品ばかりでした。
もちろん本作にも、すべての要素が含まれているのですが
どうも、好評だった映画の続編のようなイメージを思い浮かべてしまいます。
犯人?と犯行の理由?が、早い時点でわかってしまったからでしょうか?
京極堂シリーズは単なる探偵物ではないのですが、
探偵物をベースにしている以上、致命的だと思います。
次回作に期待しています。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すばらしい。天才だ。これだけのボリュームで勢いが落ちることなく最後まで突っ走ってくれます。時間のあるときにがっつりと読むのがお薦め
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今にも倒れそうな関口、傍若無人の榎木津、突っ走る木場、渋面の京極堂とやっと揃った面々を前に言う事なし。
更には路上で朦朧となった関口に語りかける謎の作家の登場や姑獲鳥の新解釈など楽しい趣向が満載である。
京極ファンなら、是非とも購読されたい。読み進む内にゾクゾクとした恐さが、行間から溢れ出て来る。
「姑獲鳥の夏」から京極作品に邂逅した私としては、それぞれのソロ活動も、それなりに嬉しいが、
このカルテットの織り成す、複雑なリズムとハーモニーのぶつかり合いこそ待ち望んだものだ。
そして、ソロを取る主旋律の憑物落としが、哀しくも不可思議な世界を解き明かし鎮める。
出来れば今後も彼らの演奏を一作でも多く聴かせ賜えと、かしこみかしこみもまをす。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直言って、少し物足りなかった。京極堂シリーズというブランド故に、期待値も大きかったのだが。「認識のズレ」を鮮やかに納得させることが、京極堂シリーズの真骨頂なのだが、まさかと思うぐらい犯人がすぐわかってしまうし、謎解きもいまいち『憑物が落ちるような納得』がない。「死」を本当に『そのように捉える』ことが可能だという実感を読み手に理解させるのは、少し難しかったようだ。残念だ。
とはいえ、林羅山について仏教の儒教化や彼の思想化としての戦略を語る部分は、とても興味深かった。家康のブレーンの天海や羅山が、そのような関係で語れるとは、興味深かった。他の歴史小説を読むときに、いろいろ深読みできる知識だ。冗長だが、読ませてしまうその筆力は健在ですね。まるでなんの関係も無いことのようでいて、その本質の部分が、犯罪等様々なパターンと同型というのが、京極さんの手法ですよね。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月22日に日本でレビュー済み
今、読み終わりました。

正直な感想は、「何だか、わかったようなわからんような。」

皆さんの感想を読むと、途中から先が読めたなんていうのがありますが、

私の頭では最後の京極堂の説明が始まるまで誰が誰だか。

アノ人がコノ人を殺して、コノ人がアノ人を殺して、アノ人がソノ人でって、

ソノ人って誰!?。

途中から深く考えることを放棄しました。

とにかく3年ぶりの、この雰囲気に浸ることに喜びを感じて。

まあ、私の頭でも2、3回読めば理解できるでしょう。

何しろ次までまだ数年あるんでしょうから。

星の数はこのシリーズ五つ以外ありません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去の作品に比べると、シンプルな気がするが、それはようやくこのシリーズの読み方を習得したせいかもしれない。
榎津のはじけ方に少し物足りなさを感じたり、ストーリーからふくらんでいく話が今までに比べて「わかり易かったり」したが、決してファンの期待を裏切るものではなかった。早くもシリーズ新作を心待ちしてしまう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート