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九十九十九 (講談社ノベルス) 新書 – 2003/4/7

4.0 5つ星のうち4.0 49個の評価

「苦しさを感じるなら、僕なんて愛さなくていいんだ」
超絶のメタ探偵・九十九十九の魂の旅。

聖書/『創世記(ジェネシス)』/『ヨハネの黙示録(アポカリプス)』の見立て連続殺人を主旋律に、神/「清涼院流水(せいりょういんりゅうすい)」の喇叭(ラッパ)が吹き荒れる舞台(ダンスフロア)で踊りつづける超絶のメタ探偵・九十九十九(つくもじゅうく)の魂の旅が圧倒的文圧で語られる
”世紀の傑作”はついに王太郎の手によって書かれてしまった!「ハァレルゥヤ!」

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「苦しさを感じるなら、僕なんて愛さなくていいんだ」 聖書や創世記などの見立て連続殺人を主旋律に踊る、世界をゆるがす超絶のメタ探偵の魂の旅。ダンテの「神曲」をイメージさせる圧倒的なスケール感で迫る。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2003/4/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/4/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 608ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406182306X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061823068
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 49個の評価

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大暮 維人
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかくメタメタメタメタメタメタメタ!
メタ小説を上回るメタ小説!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
JDCトリビュートとはいえ、ほとんど本家JDCとは関係なし。

とはいえ、冴え渡る舞城節はさすがとしか言いようがないです。

メタ的なネタや予想の斜め上を行く展開を楽しめるのはもちろんのこと、
『推理小説の探偵とは何か』ということに対する考察なども読み取れ、
ミステリ好きなら考えさせられるものがあるはず。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年12月31日に日本でレビュー済み
九十九十九(つくもじゅうく)と言えば、知る人ぞ知る清涼院流水『コズミック』から始まるJDCシリーズの、異能の探偵だ。あまりに美しすぎるゆえに、その瞳をみたものは皆、失神してしまうというキャラクター設定である。

本作品は、JDCシリーズのトリビュートでありながら、JDCシリーズの九十九十九とは別人。とは言え、本家本元の清涼院流水が、本作品のあちらこちらでちょっかいを出しているという、実にややこしいメタフィクションとなっている。

本作品そのものは、著者の『ディスコ探偵水曜日』の系譜に連なる位置づけだろう。
2018年5月28日に日本でレビュー済み
複雑な入れ子構造のメタ世界。エログロなんだけど、そんななかでも強く生きていこうという主人公の明るさがよい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年6月2日に日本でレビュー済み
勝手に日本五大奇書の五冊目に認定。

「ドグラ・マグラ」に悶えた方。
「黒死館殺人事件」に唸った方。
「虚無への供物」に感嘆した方。
「匣の中の失楽」に活目した方。
「九十九十九」はやってくれます。

「おいおい、それは過大評価ってやつだぜ」
と言われたら、実はその通りなんだけど
寛大誠実正直に免じてください。

メッタメタです。メタメタなメタ小説です。
まさに奇書。これぞ奇書。キショイよ奇書。
ファッキンストライクなクレイジーノベル。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年6月26日に日本でレビュー済み
東浩紀氏の ゲーム的リアリズムの誕生‾動物化するポストモダン2 (講談社現代新書) で知った舞城王太郎とこの作品「九十九十九」。しかし、かなり癖がありそうなので、舞城氏の他の作品で耐性を着けてから挑戦しました。
エログロですけど面白いですよ。

私達が生きている現実、小説中の現実、小説中の小説がグチャグチャに入り交じってます。本文中で主人公のツクモジュウクが東浩紀の
動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書) を読んでみる小ネタもありますが、不条理の殺人と病的なセックス描写は相変わらずです。

目次の章が1,2,3,5,4,7,6となっている時点でカオスです。どの章も九十九十九が別の世界を生きていますが、それ以前の章の内容が本人に小説の形で送られてきます。ただ別の世界の話なので、自分の過去が微妙に違う形で表現された小説を誰か書いて送ってるわけです。平行世界が小説として表現されるメタ世界が繰り返される訳です。また、タイムスリップにより平行世界が生じて、九十九十九が複数存在するというタイムパラドクスも生じます。
それぞれの世界で愛する家族を守りたい主人公が、メタ小説的に成長し、世界における自分の役割を認識するに至ます。私達の生きるこの世界も神が戯れに作ったシャーレなのかも知れません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年2月13日に日本でレビュー済み
 この本の中で、登場人物の死は「見立て」によりドラマ化=特権化されると述べられている。聖書の「見立て」に自己言及しながらメタ小説を展開し、主人公の視点が上に上に上昇した結果、最後に主人公が獲得した視点の「高さ」は必然的なもので、かつラストのエピソードもスピード感があって歯切れが良い。

 普段ミステリーを読まない僕はこの小説をポストモダン小説のような気構えで読んだが、D.バーセルミや高橋源一郎の小説ではこんな大作を読むのは本当に大変だったろうと思うけれど、ミステリーの「型」を辛うじて維持している本作の場合、多少長くは感じたが十分退屈せずに読めた。「見立て」と推理さえあれば成立するミステリーという分野だから、ここまで「形式」を高速スピンさせて脱構築してみせることが可能になったのだと思うが、その一方で最終章において親子や夫婦の愛情の謎を語る言葉が響き渡っているのが興味深い。(探偵神にも解けない謎があるのだ。)この小説家がやっていることは高橋源一郎の「先」できっちりエンタメと読後の希望を成立させる立派な「ブンガク」だと思う。舞城王太郎がその辺の「純文学作家」よりも遥かに多くの読者を抱えているという事実に、まだまだ小説マーケットと日本の読者って捨てたもんじゃないよな、と僕は希望すら感じてしまうのだ。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者に馬鹿にされそうですが,
本の仕掛けは分かっても,
だから何の本だったのか,
なにも分かりませんでした。
大仰な見立てとぐるりと回転して終息に向かうことを放棄した展開。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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