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四季・夏 (講談社ノベルス) 新書 – 2003/11/8
孤島の研究所。13歳の天才少女が起こした事件。
米国から帰国した真賀田四季(まがたしき)は13歳。すでに、人類の中で最も神に近い、真の天才として世に知られていた。叔父、新藤清二と行った閉園間近の遊園地で、四季は何者かに誘拐される。瀬在丸紅子(せざいまるべにこ)との再会。妃真加(ひまか)島の研究所で何が起こったのか? 『すべてがFになる』で触れられなかった真相が今、明らかになる!
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/11/8
- ISBN-104061823396
- ISBN-13978-4061823396
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/11/8)
- 発売日 : 2003/11/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4061823396
- ISBN-13 : 978-4061823396
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,848,786位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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人間は絶対的なものになろうと志向するよりも、過去のものに自己を見いだし、未来に自分の分身を残そうと志向する方が合っている。
と言った内容の文。
その後で四季が、「自分が誰から生まれたかは関係ない。」と言っていたが、その一言が自分には凄い励みになった。
この一連の作品には順番を考える楽しみがありますね。
でも女王シリーズは汲み込まないでほしいなあ。まだ読んでないので伝聞ですが。
とにかく春はおもしろくなかったけど、夏はおもしろかった。ただ登場人物みんなひねくれてるなあと改めて思った。好みが分かれる所ですね。
そんなことをしみじみと思わせる一冊でした。
パズルとも、心理ゲームとも、なぞなぞとも違う、思考ゲーム、そこにこの作品の色気を感じます。
なんだか作者の掌の中じゃん!って最後に思わなければ、幸せになります。
内容?
それはご自分で。
この本だけを読んでも、脳みそが刺激されることは請け合います。
装丁は「春」の方が好きですけど(^^;
とりあえず,読み返してみることにします。四季ってこんな感じの人でしたっけ??
特に真賀田博士が殺人を犯してしまった、その謎が解明されます。
森先生のS&Mシリーズ、Vシリーズの登場人物の昔の姿が書かれていたり、ファンにはたまらない作品でしょう。
特に印象的だったのは真賀田博士の思考シーン。
頭の中での思考のスピードが歯切れのよい活字、行間により再現されています。
あの事件の真相が漸く明かされる。
四季シリーズの起承転結の承の巻。面白い。ミステリーというよりも物語に近い雰囲気がある。
人は誰でも何かに固執する。天才・真賀田四季であっても然り。時間の流れはすべての人に対して平等なのに、その中を泳ぐ速さは個々で違う。そして、生物にとって肉体と思考の速度の差異は、現実として我々に突きつけられた越えられない壁である。
天才の成長も凡人と同じであり、時間は同じに流れるのだから、四季にとっては止まっているのも同じ。この解離に対して四季が求めた答えは・・・。
というのが、今回のテーマだと思う。絶対に春から読まないとついていけなくなると思います。前作よりもS&MシリーズとVシリーズとのリンクが多くなってきていますが、両シリーズを知らなくても『春』から読んでいけば、問題なく読めると思います。