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彩紋家事件 後編 下克上マスターピース (講談社ノベルス) 新書 – 2004/2/6
- 本の長さ403ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/2/6
- ISBN-104061823485
- ISBN-13978-4061823488
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/2/6)
- 発売日 : 2004/2/6
- 言語 : 日本語
- 新書 : 403ページ
- ISBN-10 : 4061823485
- ISBN-13 : 978-4061823488
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,108,822位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1974年8月9日、兵庫県西宮市生まれ。
小説の既存ジャンルにこだわらない「大説家(たいせつか)」を自称する娯楽小説(エンターテインメント)作家。「The BBB」編集長。英訳者。マンガ原作者。
京都大学在学中の1996年、『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。
日本人の小説家やビジネス書著者の作品を英訳して全世界に発信するサイト「The BBB」を2012年12月にオープンし、著者、英訳者、編集者として、これまでに220作品以上の電子書籍を刊行。
TOEICスコア: 990(満点)を5回獲得。
2020年7月20日に受洗し、クリスチャン(カトリック信徒)となる。
最新刊は『どろどろのキリスト教』(朝日新書)。
NHK「ラジオ英会話」2021年4月号より、連載「英語で読む戦国武将列伝」(英文執筆: 早稲田大学名誉教授ジェームス・M・バーダマン先生)の和訳を担当中。
近著に『どろどろの聖書』(朝日新書)、『三日坊主でも英語は伸びる』『50歳から始める英語』(幻冬舎新書)、『きみと行く 満天の星の彼方へ』(リチェンジ)、『感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000』(明日香出版社)。
おもな著作に、
2018年1月に同時刊行した『純忠 日本で最初にキリシタン大名になった男』(WAVE出版)と『ルイス・フロイス戦国記 ジャパゥン』(幻冬舎)、
世界初のTOEIC小説『不思議の国のグプタ』(アルク)、
実在の英語学習者たちを描いたノンフィクション『社会人英語部の衝撃』(KADOKAWA)、
マイケル・ジャクソンの人生を描いた小説で、ビジネス書と音楽本の要素もある『キング・イン・ザ・ミラー』(PHP)、
デビュー15周年記念作品として2011年に刊行した『清涼院流水の小説作法』(PHP)、
小説仕立てのビジネス書『成功学キャラ教授 4000万円トクする話』(講談社)、
2007年に12か月連続刊行を達成した、英語と京都と運命の物語『パーフェクト・ワールド』(講談社)、
デビュー作と同じテーマに13年ぶりに挑んだ『コズミック・ゼロ 日本絶滅計画』(文藝春秋)、
『羊たちの沈黙』へのオマージュとして執筆した『B/W(ブラック・オア・ホワイト)完全犯罪研究会』(太田出版)、
ケータイ小説として1年間連載した初の純愛ミステリー『忘レ愛』(SDP)、
前半が小説で後半がゲームブックという特殊な構成の『LOVE LOGIC 〜蜜と罰〜』(KADOKAWA)、
見開きごとに新しい事件が起きる日めくりカレンダー的な仕掛けの『とくまでやる』(徳間書店)、
ゲーム・クリエイター飯野賢治氏との共著「RE(アールイー)」名義で、エンピツで本をこすると登場人物の心理が浮かび上がる『レッドブック ワルツの雨』(幻冬舎)などがある。
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「彩紋家事件と『白夜叉』の正体を若き鴉城蒼司が追う」
という内容です。
今までのJDCシリーズ
『コズミック』 『ジョーカー』 『カーニバル』
を読んでいる僕としては、
「カーニバル後の○○○○は○○○○○なのでは・・・」
(九十九十九ではない)
と下衆な勘繰りをしてしまうのだが・・・
にしても
今回のあとがきでの作者の発言は、もうJDCシリーズが
残り少ないのを暗示しているのでは?
(今までと明らかに作品に対する態度が変わっていると感じた)
作者が以前に言及していた「色々なタブー」についても、短絡的に拒絶するのではなく、作者の真意とある程度以上の正しい知識があれば問題になるほどではないだろう。歴史的な記述なども井沢元彦氏の本などを読んでいると、抵抗なく受け容れられた。
本作の最大の仕掛けは「彩紋家事件」解決後の展開だろう。その怒濤の展開は、『コズミック 流』を思わせる作者のパワーを久々に感じさせてくれた。これを全編に敷いてほしかった…との希望は、そもそも流水大説に望むのが筋違いなのかもしれない。作者の流れに身を任せ、奇抜な仕掛けを楽しむのが流水読者の正しい姿勢なのかも。
ただ、いくら正当に入手できる参考文献を元にしている(かもしれない)とはいえ、数々の奇術のトリックが明かされるので、(絶対に手品のタネを知りたくないという人など)一部の人には注意が必要。これには、前編での「全ての人は奇術士か奇術士でないかの2通りに別れる」という釘が効いてくる。つまり、タネを知っていても驚ける、あるいは演出や技術に賞賛を送れる奇術師タイプの人しか読んではいけないのかもしれない。逆にいうと、「あなたの奇術士度が試される本」なのかもしれない。
これをミステリコーナーに置くことすらためらわれる作品。事件の犯人や解決に至るまでの思考は決して万人が納得できるものではない。というか、唖然とした。読者の予想を裏切るのがいいミステリだというのならば最高なのかも知れないが、斜め上の方向に裏切っている上に期待まで裏切っている。大風呂敷を広げておいて畳まずに新しい風呂敷を広げだしたみたいな感じ。まともに読んでた時間を返して欲しくなる。
マジックに興味があり、素晴らしい寛容さと忍耐力を持った上で、さらに時間を潰したくてしょうがない人にはお薦めします。