薬屋探偵シリーズをずっと読んでいて、「ま、この作家さんなら」程度の気持ちで購入したんだけど、これは予想外に良かった!寝る前に少し読むかと本を開いて、結局最後まで読んでしまった。こんなのは久々ですよ。
すごく基本的なファンタジーだと思う。少し主人公に生身の感じがなさすぎるようにも思うけど、生い立ちなど考えるとそれもアリかな。むしろこれから色んなキャラクターとの出会いの中でどんどん「人間」になってくんじゃないかな、と思わせてくれる。それを狙ってるようにも思えるけど。
あんまり難しい事考えずに読める。ファンタジーってそういうほうが良い。
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孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス) 新書 – 2004/5/11
高里 椎奈
(著)
「薬屋探偵妖綺談」高里椎奈の新シリーズ!王家の末娘、フェンベルク。少女だが、師団の将軍でもある彼女は、皆が「獣」と忌み嫌うグールを仲間に戦果を上げていた。しかし陰謀から、他国に追放され……。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/5/11
- ISBN-10406182371X
- ISBN-13978-4061823716
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ストライフ王国で幼くして指揮官に就いたフェンベルクは、グールを従える獣兵師団を率いて外敵を打ち払い、順調に戦果を上げていた。しかし不意に舞い込んだ凶報が、次第に彼女を奈落の底へと導いていく…。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/5/11)
- 発売日 : 2004/5/11
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 406182371X
- ISBN-13 : 978-4061823716
- Amazon 売れ筋ランキング: - 774,417位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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水彩画、挿絵、漫画等
TVアニメ「さらざんまい」キャラクター原案/コミカライズ作画
画集「果ての天 青より遠く」ワニマガジン社
画集「てのひらの青」徳間書店
挿画/挿絵
「フェンネル大陸」シリーズ「トムソーヤの冒険」「朗読 宮沢賢治名作選集」シリーズ「甘栗と金貨とエルム」「甘栗と戦車とシロノワール」「カラクリ荘の異人たち」「ウィズ・ドラゴン」「さよならペンギン」「水彩画を描くきほん」「ナンシー・ドルー・ミステリ」シリーズ「リリーと海賊の身代金」「正しい魔女のつくりかた」「スパイ少女 ドーン・バックル」「星をさがして」毎日新聞童話「レンタルパパがやってきた!」「なかったことにするまほう」ほか
1976年12月27日生 (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『天球儀白話 フェンネル大陸 外伝』(ISBN-10:4061827413) が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年1月2日に日本でレビュー済み
表紙の絵が好きなイラストレーターのものだったので続刊と一緒に買いました。
ファンタジー? …うーん、この作家さんは今までどんな「ファンタジー」を読まれてきたんでしょうか。ただ出版社の煽りが間違っているだけでしょうか。
文体についてですが、漢字と仮名の使い分けが出来ていない、というか変に難しめの漢字をあちこちで使って、文の流れを止めている感があります。推理小説ならいいのですが、文体と作品世界が添っていないのです。
テンポが良いのではなく、矢継ぎ早に新しい人物が登場し、いつの間に場面も変わり、事件があったと思ったらもう過ぎて、と言った感じです。もうここまで来ると作者さんの盛り込みたいエピソードの継ぎはぎです。
正直なところ、あとがきを読んで本当にがっかりしました。そういうご性格なのかもしれませんが、本文を読んだ後では「言い訳」としか思えません。
人気のある作家さんのようですし、もう少し研究なさってから次なる「ファンタジー」に挑戦していただきたいです。
ファンタジー? …うーん、この作家さんは今までどんな「ファンタジー」を読まれてきたんでしょうか。ただ出版社の煽りが間違っているだけでしょうか。
文体についてですが、漢字と仮名の使い分けが出来ていない、というか変に難しめの漢字をあちこちで使って、文の流れを止めている感があります。推理小説ならいいのですが、文体と作品世界が添っていないのです。
テンポが良いのではなく、矢継ぎ早に新しい人物が登場し、いつの間に場面も変わり、事件があったと思ったらもう過ぎて、と言った感じです。もうここまで来ると作者さんの盛り込みたいエピソードの継ぎはぎです。
正直なところ、あとがきを読んで本当にがっかりしました。そういうご性格なのかもしれませんが、本文を読んだ後では「言い訳」としか思えません。
人気のある作家さんのようですし、もう少し研究なさってから次なる「ファンタジー」に挑戦していただきたいです。
2008年4月14日に日本でレビュー済み
これは面白いのでしょうか? 設定というか私には どうも小さな子供や年若い人達が英雄だったり どうもしっくりきません。人の気持ちの変化もいきなり変わったり なぜ?なぜ?で納得できない。一回,疑問が出ると もう色んなことに全然説得力を感じません。なにもかも力不足という感じがします。残念
2008年9月7日に日本でレビュー済み
完全なファンタジー小説。けれども、色々と「謎」が仕掛けてあるので、「薬屋」シリーズから入ってきた推理小説読者にも、わりと楽しめるのではないだろうか。
著者の特徴である「大人の作品」という色合いが強い。テーマは重いし、主人公がけっこう酷い目にあったりもする。骨太な物語という印象を受ける。その点では、なかなか読み応えのある一冊ではないかと思う。
ただ、随所に雑さを感じるのも事実。展開に難があるし、そもそも核心となる「秘密」に疑問を感じてしまう。
本書は長く続く物語の導入に過ぎない。安易に手に取るのは考え物かも知れない。
著者の特徴である「大人の作品」という色合いが強い。テーマは重いし、主人公がけっこう酷い目にあったりもする。骨太な物語という印象を受ける。その点では、なかなか読み応えのある一冊ではないかと思う。
ただ、随所に雑さを感じるのも事実。展開に難があるし、そもそも核心となる「秘密」に疑問を感じてしまう。
本書は長く続く物語の導入に過ぎない。安易に手に取るのは考え物かも知れない。
2007年9月20日に日本でレビュー済み
王道ファンタジー
辛口レビューも多いかなぁ?なんて思ったけど、
結構好きなんだよね、こういうの
前半、90ページ過ぎまでは国の名前やら、登場人物の把握がよくできなくって
(だって、カタカナ多し・・・)
いまいちだなぁ。。でも、シリーズで数冊でてるから、面白いはず、と、我慢しながら読んでたんだけど、急に面白くなってくるし。
たしかに、登場人物は次から次と、素通りっぽい感じで出てくるんだけど、それは、これが1巻だからで、きっとこれから先、絡んでくるはずと、信じてるんだけどw
今後の展開に大いに期待して星4つ!
辛口レビューも多いかなぁ?なんて思ったけど、
結構好きなんだよね、こういうの
前半、90ページ過ぎまでは国の名前やら、登場人物の把握がよくできなくって
(だって、カタカナ多し・・・)
いまいちだなぁ。。でも、シリーズで数冊でてるから、面白いはず、と、我慢しながら読んでたんだけど、急に面白くなってくるし。
たしかに、登場人物は次から次と、素通りっぽい感じで出てくるんだけど、それは、これが1巻だからで、きっとこれから先、絡んでくるはずと、信じてるんだけどw
今後の展開に大いに期待して星4つ!
2009年8月26日に日本でレビュー済み
全てを失った少女が旅立ちの決意をするとき、
その秘められた勇気に、私はとても感動しました。
過酷な宿命を背負いながら、ひたむきに進み続ける少女を、
本を読みながら、見守るような気持ちで応援していました。
木々の薫りや季節の風を実際に感じられるような世界観が素敵です。
ぜひ、あなたも、この少女・フェンの軌跡を、一緒に歩いてみませんか?
童話世界に迷い込んだようにストーリーに魅了されます。
その秘められた勇気に、私はとても感動しました。
過酷な宿命を背負いながら、ひたむきに進み続ける少女を、
本を読みながら、見守るような気持ちで応援していました。
木々の薫りや季節の風を実際に感じられるような世界観が素敵です。
ぜひ、あなたも、この少女・フェンの軌跡を、一緒に歩いてみませんか?
童話世界に迷い込んだようにストーリーに魅了されます。
2006年10月4日に日本でレビュー済み
タイトルが上手い。偽王ってどういういきさつ?
シリーズへの期待が否が応でも高まります。不足があるようでも必要なことは収まっている文体。時間と湿度、風の流れが独特。
メフィスト賞からそのまま新書(ノベルズ)で出されている作家さんですが今回は装丁から言って単行本か文庫本。同じ講談社ならホワイトハートかya!でもいいかと思います。
腕がたち、獣兵団を率いてなおかつ自らが最前線で戦っていたとしても、その戦闘能力に比例することなくフェンはまだ色々なことを「知らない」少女なのです。
彼女は生きていく必要はないといいながも水を欲することを自覚し、育った「世界」が幾つもある国のひとつにすぎないと「気づく」ことができます。
いままでの指揮官として習い性が犬死することを良しとしないというのもありますが、もともとの資質として生きていたい気持ちが強い子なのです。
それは他者が介在するのとのない、誰かのためでも世界のためでもない、自身にすら寄りかからない靭さです。
彼女「失意と旅立ち」が収められた1巻はほんのほんの序章です。
シリーズへの期待が否が応でも高まります。不足があるようでも必要なことは収まっている文体。時間と湿度、風の流れが独特。
メフィスト賞からそのまま新書(ノベルズ)で出されている作家さんですが今回は装丁から言って単行本か文庫本。同じ講談社ならホワイトハートかya!でもいいかと思います。
腕がたち、獣兵団を率いてなおかつ自らが最前線で戦っていたとしても、その戦闘能力に比例することなくフェンはまだ色々なことを「知らない」少女なのです。
彼女は生きていく必要はないといいながも水を欲することを自覚し、育った「世界」が幾つもある国のひとつにすぎないと「気づく」ことができます。
いままでの指揮官として習い性が犬死することを良しとしないというのもありますが、もともとの資質として生きていたい気持ちが強い子なのです。
それは他者が介在するのとのない、誰かのためでも世界のためでもない、自身にすら寄りかからない靭さです。
彼女「失意と旅立ち」が収められた1巻はほんのほんの序章です。
2005年12月12日に日本でレビュー済み
正直言ってこれを買ったのは挿絵の方のファンだったからですが、読んでみてそのまま引き込まれラストまで読んでました。
無実の罪を背負わされ、海送りにされる少女フェン。それでも彼女は強く生きようとしてるのです
今、自分がなにをすべきか。
引き取ってくれたテオ。彼の存在も、どうして拾ったのか、という謎も最後で明らかになった時には胸に来る物がありました。今でも彼が何考えてるか分かりませんが;
読んでいて、難しい表現もありますが、フェンたちの行く道を私も一緒に歩いて行きます。
無実の罪を背負わされ、海送りにされる少女フェン。それでも彼女は強く生きようとしてるのです
今、自分がなにをすべきか。
引き取ってくれたテオ。彼の存在も、どうして拾ったのか、という謎も最後で明らかになった時には胸に来る物がありました。今でも彼が何考えてるか分かりませんが;
読んでいて、難しい表現もありますが、フェンたちの行く道を私も一緒に歩いて行きます。