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発売元 浅見書店
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QED 鬼の城伝説 (講談社ノベルス) 新書 – 2005/1/14

4.3 5つ星のうち4.3 46個の評価

桃太郎に虐げられし、鬼たちの慟哭(どうこく)が聞こえる!
「QED」シリーズ第9弾!!

岡山・吉備津神社に今も伝わる、占ト(せんぼく)「鳴釜神事(なるかましんじ)」。大和朝廷によって退治され、土中深く埋められた鬼神――温羅(うら)の首が、釜を唸(うな)らせて人の吉凶を告げるという。一方、これとは逆に、総社(そうじゃ)市の外れ、鬼野辺(きのべ)家に先祖代々伝わる大きな釜には、鳴ると凶――主(あるじ)が死ぬという言い伝えがあった。そして……、不吉の釜が鳴り、土蔵に長男・健爾(けんじ)の生首が!?旅の途中、事件に遭遇した崇(タタル)は、事件の核心“桃太郎伝説”の騙(かた)りを衝く!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2005/1/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/1/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061824090
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061824096
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 46個の評価

著者について

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高田 崇史
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昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED 百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『鬼神伝』(ISBN-10:4061827359)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
46グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年4月4日に日本でレビュー済み
シリーズを通してオーディブルで聴いていますが、この作品から声が変わった様な気がします。
大森ゆきさんで変わってないはずですが、気になるレベルで声の違和感があるのでレビューに書きました。
2021年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者のQEDシリーズを取り敢えず1回読んだが、これからもう一度読み直して、内容をもう少し理解しようと思っています。
2012年9月11日に日本でレビュー済み
桃太郎に虐げられし、鬼たちの慟哭。

桃太郎の連れは、犬と猿と雉。吉備の国の吉備団子に釣られて鬼退治。
テレビ番組でも紹介されていたが、鬼は丑寅だから虎のパンツに角。その反対に戌申酉。
ところが丑寅の反対は午未である。なるほど調べてみるとその通りであった。

鬼の正体は、岡山県に勢力のあった大国で、製鉄技術と豊かな土地を持っていた。
鬼は、百済からきた王子だともいう。
朝廷は、この土地を収奪すべく、鬼退治となった。
気の毒なのは、殺された鬼たちである。
朝廷は、鬼の国の中で裏切り者をそそのかし、鬼の国を裏切らせ、ついに国を奪う。
朝廷に、収奪され、殺戮される。これに抵抗する鬼たち。
日本の国は、こうして大和朝廷に統一されていく。

この小説で知ったことだが、226事件で殺された犬飼毅の先祖は、この鬼退治のときの桃太郎の腹心だったそうである。そして、この犬飼こそが犬なのだと明かされる。

226事件は、東北の飢える人々を訴える反乱だったという。
犬飼が殺害されたのは、古代から続く歴史の報復かもしれない。

天皇は、この反乱軍を許さなかったという。
また東北は、朝廷が最後まで支配できなかった国だという。
ようやく制圧できたのは、明治になってからだともいう。
天皇家は、そのことをよく知っていただろう。

そして、現代。同じような話が繰り返されている。
虐げられた者が、鬼のようにいわれる。
そして勝てば官軍。
やりきれない思いにかられてならない。
そんな世界は、もう終わりにしてほしい。

QEDシリーズの中に流れる通奏低音。
それは鬼と、鬼を封じる神武天皇から続く朝廷の呪。

私の知るある修験者のひとりは、オニゴトという儀式を行う。
彼らは、朝廷によって封じられたオニを開放しているという。
オニのひとつが、国津神だともいうが、
どうやらオニは、国津神だけではないようだ。
そんなこともツラツラ思い出させた小説であった。

なお別の修験者のひとりは、宮内庁のある関係者とも交流がある。
彼の祝詞は昭和天皇の祝詞の響きと似ているという。
今の天皇家の状況についても、相談を受けているようだ。

今でも日本は、呪の国なのかもしれない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
殺人事件に絡めたフリをしてひたすら蘊蓄を開陳し続けるこのシリーズ、
今回は岡山旅情編、
ネタは桃太郎と温羅(うら)伝説、あと鬼ノ城についてです。

犬・猿・雉は鬼門の真逆の方位だ、といい加減なことを言いだしたのが
滝沢馬琴だった、というのはいい情報を提供してくれました。
犬飼姓は全国に2000人、鳥飼姓は800人いるそうですが、
猿飼(猿養)姓も25人ほどいるそうです。多くは香川県在住です。
楽々森彦命(ささもりのひこのみこと)がなぜ猿のモデルとされるのか、
”楽々”でなぜ”ささ”と読めるのか、についてなどは
もう少し突っ込んだ説明をして欲しかったと思います。

刺身のツマの殺人事件はいつもほどの荒唐無稽さも無関係さもなく、
充分に楽しめました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年7月20日に日本でレビュー済み
~岡山で起きた密室殺人と、桃太郎伝説の裏に隠された歴史の真相。
天才型探偵のタタルが用事で後から到着する、というあたりもミステリの定番ですね。
密室殺人についてはそれほど驚愕のトリックはありませんでしたが、
桃太郎伝説についてはまあまあ。
桃太郎については『古事記』と、井沢元彦の著作を読んでいたので、
実にすんなりと理解できま~~した。
こちらについては絶対に真相だとは信じきれませんが、少なくとも筋は通っています。
日本古代史に詳しくない人は“真実”と思ってもらえるだけの内容でしょう。
しかし何作読んでもこのシリーズは食玩と同じで、
主と従が逆転している感じがします。
歴史の謎がメインで、殺人がおまけになっている、という感じです。
相乗効果という感じがし~~ない/ミステリーとして昇華されていないのが惜しい。~
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年1月22日に日本でレビュー済み
桑原崇がなかなか登場しなかったのはもどかしかったが、つい最近、岡山に行ったところだったので、温羅・桃太郎の話など、非常に面白く読めた。
(代わりに、地元の女の子二人(異様に詳しい)と棚旗沙織の解説で物語は進む。)
本シリーズの面白さは、「行ったことのある場所、これから行く場所に対する認識が変わる」ところにあるのではないだろうか。
そしてもう一つの面白さは、、、やはり棚旗奈々と桑原崇の恋愛(?)物語だろう。
本書における桑原崇の意味深な言動、棚旗奈々のあからさまな態度。
次作での大きな進展ありか・・・?
今後の二人に注目だ。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年6月10日に日本でレビュー済み
桃太郎伝説を始めとした岡山の歴史と現代の殺人事件との関連のさせ方が無理矢理すぎる。
登場人物たちは納得しているが、そんなことで殺人が起こる・看過されるとは到底思えない。殺人事件のトリックにも見るところはない。というより作者の歴史講釈がメインで殺人事件はおまけくらい。
ミステリー部分は雑。
2008年5月21日に日本でレビュー済み
おなじみのQEDシリーズです。
今回は吉備で昔話の桃太郎に込められた騙りを暴きます。
ただ、
さすがに桃太郎についてはもう語り尽くされていて、なのか
さすがにこれだけ長いシリーズだとマンネリ化、なのか
あまり新味のある話ではありません。
現代の殺人事件の解決もかなり無理矢理、という印象です。
だんだんこのシリーズ、旅情サスペンスみたいになってきたなぁ
と、少し残念な感想です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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