青春ミステリと銘打っているが、現在青春を過ごしている人に
この作品を共感できる人が多いとは思えない。しかし、主人公は青春時代に
ありがちな自意識過剰な面を持っていて、うまく表現している。
ミステリとしては、特に驚くようなことや意外なことがないのが少し残念であった。
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火事と密室と、雨男のものがたり (講談社ノベルス) 新書 – 2005/7/7
浦賀 和宏
(著)
- 本の長さ329ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/7/7
- ISBN-104061824376
- ISBN-13978-4061824379
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/7/7)
- 発売日 : 2005/7/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 329ページ
- ISBN-10 : 4061824376
- ISBN-13 : 978-4061824379
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,572,354位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月27日に日本でレビュー済み
「上手なミステリの書き方教えます」を店頭で見つけた時に浦賀和宏に興味を持って、読んでみようと思ったらシリーズ物だったので遡ってみたら、間違えて「火事と密室と、雨男のものがたり」を読んでしまったというまぬけな話。2作目なんですね、これ。
メフィスト賞ものには本格推理もあれば、そうじゃないものもあるので意外ではないのですが、これは読んでいて正直しんどかった。不死身の力を得ている八木と、雨を降らすことができる南部。いじめられて登校拒否になった者とそうでない者。力一杯、精一杯、「自分が悪いんじゃない」と言う(もしくは思う)んやけど、読んでいて何か引いてしまいます。
「それをいっちゃああかんやろ」と思ったり、「分かるんやけどなぁ」と思ったり……で、この作品てそういう読み方をすればいいの? 所々に挿入されるガンダムネタの大半が分かってしまいますが、最後まで読んで、「あ、そうかミステリやった」と思ったくらい結局の所、ホントは本筋が何なのか分からなくなりました。
「上手なミステリの書き方教えます」 まで続けて読もうと思わなくなったあたりが正直な感想じゃないかと思います。で、かなり辛めですが★一つ。
メフィスト賞ものには本格推理もあれば、そうじゃないものもあるので意外ではないのですが、これは読んでいて正直しんどかった。不死身の力を得ている八木と、雨を降らすことができる南部。いじめられて登校拒否になった者とそうでない者。力一杯、精一杯、「自分が悪いんじゃない」と言う(もしくは思う)んやけど、読んでいて何か引いてしまいます。
「それをいっちゃああかんやろ」と思ったり、「分かるんやけどなぁ」と思ったり……で、この作品てそういう読み方をすればいいの? 所々に挿入されるガンダムネタの大半が分かってしまいますが、最後まで読んで、「あ、そうかミステリやった」と思ったくらい結局の所、ホントは本筋が何なのか分からなくなりました。
「上手なミステリの書き方教えます」 まで続けて読もうと思わなくなったあたりが正直な感想じゃないかと思います。で、かなり辛めですが★一つ。
2005年9月13日に日本でレビュー済み
いじめを受け登校拒否になるか、何があっても休まないか。
相反する対応だが、タイプは同じプライドが高い人に思う。
この本にはミステリーがきちんと盛り込まれ、犯人探しも事件の解明もある。
でも、読後印象に残るのはいじめを受けた二人の男の子の叫びだ。
いじめを受けたからか、力がこの二人には備わっている。
外に出ると雨が降る力
火事に遭遇しても、拳銃で撃たれても死なない力
でもその力は、思春期に備わる力ではないかぐらいの簡単な説明だけ。
上下2段いかに過去いじめをどういう風に受けたとか
今高校生活でどんないじめを受けているか
そっちに割いたページがあまりに多い。
いじめを受けてるけど僕は特別な人間なんだ。
そう思うことで心の安定が保てるのかもしれないが、特別な人間じゃなくてもいいやん。
私は肩に力一杯の二人にそう言ってあげたい。
相反する対応だが、タイプは同じプライドが高い人に思う。
この本にはミステリーがきちんと盛り込まれ、犯人探しも事件の解明もある。
でも、読後印象に残るのはいじめを受けた二人の男の子の叫びだ。
いじめを受けたからか、力がこの二人には備わっている。
外に出ると雨が降る力
火事に遭遇しても、拳銃で撃たれても死なない力
でもその力は、思春期に備わる力ではないかぐらいの簡単な説明だけ。
上下2段いかに過去いじめをどういう風に受けたとか
今高校生活でどんないじめを受けているか
そっちに割いたページがあまりに多い。
いじめを受けてるけど僕は特別な人間なんだ。
そう思うことで心の安定が保てるのかもしれないが、特別な人間じゃなくてもいいやん。
私は肩に力一杯の二人にそう言ってあげたい。
2006年4月20日に日本でレビュー済み
前作の「松浦……」を読んでいなかったのだが、このシリーズに違和感なく入っていく事はできた。
少なくとも、探偵役の八木剛士は、安藤直樹よりは感情移入できた。
しかし、本作で語られるイジメの告白は読んでいて辛かった。
そのあたりは簡潔にしてミステリ部分を充実させてほしかったが、安藤シリーズより軽め(イジメを除けば)で死者も少なく、本格物ではないのでこれ以上は無理なのかもしれない。
SF部分も、何故そのような能力が備わったのかという説明は無いので、読んだ範囲で納得するしかなく少し辛い。
荒唐無稽な設定に思える部分はあるが、登場人物への関心は大きく、続編を読んでみたいという気持ちはできてよかった。
少なくとも、探偵役の八木剛士は、安藤直樹よりは感情移入できた。
しかし、本作で語られるイジメの告白は読んでいて辛かった。
そのあたりは簡潔にしてミステリ部分を充実させてほしかったが、安藤シリーズより軽め(イジメを除けば)で死者も少なく、本格物ではないのでこれ以上は無理なのかもしれない。
SF部分も、何故そのような能力が備わったのかという説明は無いので、読んだ範囲で納得するしかなく少し辛い。
荒唐無稽な設定に思える部分はあるが、登場人物への関心は大きく、続編を読んでみたいという気持ちはできてよかった。