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邪魅の雫 (講談社ノベルス) 新書 – 2006/9/27
京極 夏彦
(著)
連続する毒殺事件にあの男は……?
「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「――自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」
昭和28年夏。江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が続々と。警察も手を拱(こまね)く中、ついにあの男が登場する!「邪(よこしま)なことをすると――死ぬよ」
「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「――自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」
昭和28年夏。江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が続々と。警察も手を拱(こまね)く中、ついにあの男が登場する!「邪(よこしま)なことをすると――死ぬよ」
- 本の長さ817ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/9/27
- ISBN-104061824384
- ISBN-13978-4061824386
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/9/27)
- 発売日 : 2006/9/27
- 言語 : 日本語
- 新書 : 817ページ
- ISBN-10 : 4061824384
- ISBN-13 : 978-4061824386
- Amazon 売れ筋ランキング: - 336,152位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1963年生まれ。北海道小樽市出身。
日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。
1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄く満足しました。面白かったです。鵺の碑早く出ろ。後、木場修太郎が出番だんだん少なくなって来てるので増やして欲しいですね。でも物語に支障きたすなら結構ですけど。
2023年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
関口ファン、益田ファン、榎木津ファンは買いかなぁ。中禅寺さんの妖怪の話がたくさん読みたいなら、今作は違うかなぁ。益田(榎木津にナキヤマと呼ばれる)が主役の作品のような気もしたけど、キャラ的には主役はやはり榎さんなのかなぁ今作は。中禅寺さんの妖怪話の代わり?の、帝銀事件の話は興味深かったですね。
2022年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長編物でページ数も多かったけども面白くてドンドン読んでしまいました今までにない話で楽しかったです
2024年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ノベルズ本が欲しかったのですが、とにかく読みたかったので購入しました。
⭐︎3は内容ではなく、探していたノベルズ本が見つからなかった事の評価とさせていただきました
⭐︎3は内容ではなく、探していたノベルズ本が見つからなかった事の評価とさせていただきました
2014年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先日読んだのも300P弱まで出番がなかったのですが、こちらはそれを上回るくらいでした。
今回は、いつもの覇気がなくて、ちょっと残念。
とても哀しいお話でした。
今回は、いつもの覇気がなくて、ちょっと残念。
とても哀しいお話でした。
2008年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
榎木津が大暴れ!
京極堂がびしっと祓う!
関口君がうぅあぁと唸る!
と、毎回同じパターンを望んでいる人には向かないかな。
私は同じパターンの話を何話も読むのは嫌いなので
痛快な話もあれば哀切な話もある、って方が好き。
毎回同じじゃつまらないしね。
今回の話は、とにかく辛い。
読んでる側も心が痛い。
前作もかなり切なかったけど
ちょっと切なさや哀しさの種類が違うかな…。
ラストでは思わず涙が零れた。
もしかすると男性にはわかり辛いのかもしれない。
これは女性が読むと、相当辛くて鬱になりそう。
でも、とても面白い。
京極堂がびしっと祓う!
関口君がうぅあぁと唸る!
と、毎回同じパターンを望んでいる人には向かないかな。
私は同じパターンの話を何話も読むのは嫌いなので
痛快な話もあれば哀切な話もある、って方が好き。
毎回同じじゃつまらないしね。
今回の話は、とにかく辛い。
読んでる側も心が痛い。
前作もかなり切なかったけど
ちょっと切なさや哀しさの種類が違うかな…。
ラストでは思わず涙が零れた。
もしかすると男性にはわかり辛いのかもしれない。
これは女性が読むと、相当辛くて鬱になりそう。
でも、とても面白い。
2006年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気が進まないまま、榎木津がらみの依頼を
本人に内緒で調査する益田と、
行動をともにするいつになく雄弁な関口。
毒によって次々に死んで行く人、人、人。
江戸川、大磯、平塚。
転がる死体は、なぜ増えていくのか…。
毒が使われたということ以外、一見繋がりのない
その事件は迷走を重ね、警察は翻弄される。
八方塞かと思ったとき、黒衣の男の憑物落としがはじまった…。
それは推量なのか、事実なのか。
主観なのか、そうではないのか…。
人々は自分の世界で物ごとを捉え、
だから何かを見失う。
それが世界中で通用するのだと勘違いして。
残念ながら、今回は、定番の妖怪話や、
思想・宗教講和は、ほとんど聞くことができない。
けれども、もっと身近で無意識の思考についての
見解や有り様の解説も、楽しく読めた。
定番メンバーでは、益田、関口、青木が活躍。
箱根の事件以来、人が変わった山下も必見だ。
ちなみに、初回限定版についてる特典の小冊子は
なかなかおもしろい!!
何しろ作品ごとの解説だけじゃなく、色んな事件の年表とかついてます。
事件自体の年月だけじゃなくて、布石となった出来事まで
書かれているのだ。
大正11年秋、円覚丹、危篤状態の父と再会とか。
関口くん作家デビューとか、京極堂開店とか。
かなり細かくて、こちらも入手する価値あり。
本人に内緒で調査する益田と、
行動をともにするいつになく雄弁な関口。
毒によって次々に死んで行く人、人、人。
江戸川、大磯、平塚。
転がる死体は、なぜ増えていくのか…。
毒が使われたということ以外、一見繋がりのない
その事件は迷走を重ね、警察は翻弄される。
八方塞かと思ったとき、黒衣の男の憑物落としがはじまった…。
それは推量なのか、事実なのか。
主観なのか、そうではないのか…。
人々は自分の世界で物ごとを捉え、
だから何かを見失う。
それが世界中で通用するのだと勘違いして。
残念ながら、今回は、定番の妖怪話や、
思想・宗教講和は、ほとんど聞くことができない。
けれども、もっと身近で無意識の思考についての
見解や有り様の解説も、楽しく読めた。
定番メンバーでは、益田、関口、青木が活躍。
箱根の事件以来、人が変わった山下も必見だ。
ちなみに、初回限定版についてる特典の小冊子は
なかなかおもしろい!!
何しろ作品ごとの解説だけじゃなく、色んな事件の年表とかついてます。
事件自体の年月だけじゃなくて、布石となった出来事まで
書かれているのだ。
大正11年秋、円覚丹、危篤状態の父と再会とか。
関口くん作家デビューとか、京極堂開店とか。
かなり細かくて、こちらも入手する価値あり。
2014年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本屋に遠い山奥に越して世の中から遠ざかっていると、京極作品の世界観がぐっと身近に感じられます。読み応え満点で満足しました。