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τになるまで待って (講談社ノベルス) 新書 – 2005/9/6
“嵐の山荘”で起こる“密室殺人”!
森林の中に佇立する<伽藍離館(がらりかん)>。“超能力者”神居静哉(かみいせいや)の別荘であるこの洋館を、7名の人物が訪れた。雷鳴、閉ざされた扉、つながらない電話、晩餐の後に起きる密室殺人。被害者が殺される直前に聴いていたラジオドラマは『τ(タウ)になるまで待って』。“ミステリー”に森ミステリィが挑む、絶好調Gシリーズ第3弾!
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/9/6
- ISBN-104061824511
- ISBN-13978-4061824515
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/9/6)
- 発売日 : 2005/9/6
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4061824511
- ISBN-13 : 978-4061824515
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,899,151位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
今回、超能力者がでてきてマジックを披露しますが、建物の見取り図を何度みても見破れませんでした。建物の構造そのものがトリックのタネになっている作品は過去にもいくつかあったので絶対みやぶってやる、と思ったのですが。。。
マジックの方は海月君があっさりといてくれましたが、密室の殺人事件のトリックの方は犀川がタバコ1本吸い終わる前に解決という超スピード解決。やっぱり犀川は天才。
ただ今回も犯人は誰なのかわからず仕舞い。あとタイトルは被害者が殺される直前に聞いていたラジオ番組のタイトルなんですが、その意味も内容も明かされないまま終わりました。もうこのシリーズはこれがデフォルトなんだとあきらめるしかないですね。
赤柳にも何かいわくがありそうな素性なのも今回ちらっとほのめかされてます。今後の展開に期待。
なので、この作品の魅力は、途中に出てくる手品的な要素の解明でしょう。
典型的(?)なミステリーが好きな人は消化不良になるかもしれませんね。
もはやミステリーではないのかもしれません。ミステリーの条件が何なのか分かりませんが。でもとても引き込まれる魅力があります。
シリーズものなので、次の作品では何か明らかになるのでしょうか。楽しみです。
&萌絵)、Vシリーズ(紅子)、四季(真賀田四季)シリーズを踏襲
して出た作品である。ただ、つながりは薄いため、どれから手を取ってもさほど問題ではなく
(四季シリーズのみ、お奨めしないが)このシリーズも同様である。
そして、これはGシリーズの三作目である。
ミステリーをまったく知らずにこの作品を読むと、
少し不思議な短編を読んだような気分になるのではないだろうか
殺人事件が起こり、主要人物らしき人らがそれぞれの判断と良識に
そって動き、事件は解決する。著者特有の筆のはこびが物語を興味深い
ものの、特に非日常的な部分は無く、
(まったくこのシリーズ知識が無い場合)個性的な人達が事件に巻き込まれた話だなあ、
という風な形で読まれるのではないかと思う。
基本的に客観的な判断ができ、自制することができる人格の所持者らの集まりなので、
混乱も特に無く極めて妥当で着実な判断が積み重ねられていくだけの話といえば、
まあそれだけとも言えるかもしれない
シリーズとしてみれば、海月はいつものようで、他の主要人物も
いつものようで、とはいえ何か含みのあるような部分が幾つか見られる。
物語の大きな枠組みのの根元が少し明らかになり、
主要人物らがこの物語の大きな動きに触れる。今までのシリーズと
リンクする部分も少しある。
少し少し少しで、それを立方体にして、
ちょっと物語の大きな枠組みも
明らかになったと言っていいだろうがそれは、
そういえばそうであるといった程度で
今回の話は洋館殺人が主である。
というわけで、煽り文句が今回中々強烈で「ロートレック荘事件」
のような雰囲気をかもし出しているが、良くも悪くも
いつもの著者の特徴ある小説である
新書=黄金比(φ)
文庫=白銀比(τ)
今回も読者のこんな感じのトリック、結末かなっていう予想・期待をおもいっきり裏切ってくれます。
その意味でミステリーというか・・評価が分かれそうですね。
過去のシリーズの作品を読んだことがあると、つい「こんな感じのトリックかな」と予想してしまうわけですが、
いつもの登場人物たちの会話で同じ様な推理が登場し、「そんなわけないじゃん」的に蹴られます(泣)
多少自尊心が傷つく作品です(笑)
ただ、謎は謎のまま残るところがあるので・・次作以降に持ち越しなのか。
ん〜、分かりませんが、このシリーズ全体に謎やストーリーが隠されていそうです。
なので、この本だけ読もうという人にはおすすめできない気がします。
少なくとも過去2作を読んでないと登場人物すらよく分からないんじゃないかと。
最後に二言。
・読むつもりなら、ノベルのレビューは見ない方が。結末が少し分かってしまいます。
・多少有名なお笑い芸人さんの解説がこの本にはのっていますが、正直いりません。
S&M、V、四季シリーズと読んできて、四季シリーズくらいで・・・・と思っていましたが、
やはり何度も何度も読み返すと新しいものが読みたくなります。
そうやってこのシリーズに手をつけたのですが、昔、S&Mに出逢った感動は全くありません。
でも読みたい。すごい複雑な気持ちです。
出来るなら、小説として出版するなら、もう少し読み応えのある作品を世に出して欲しい。
何百円も出して、新刊買って、ちょっと損した気分です。