なぜだかよくわからないままデビュー作からずっと読み続けている浦賀和宏さんの松浦純菜シリーズ3作目。
元々モノローグのやたら多い作家さんではあったのですが、このシリーズになってからその傾向がより顕著になりました。何と言うか、全編オール愚痴といった感じの小説です。
もう、叙述トリックも何もあったもんじゃありません。好きな人は好きだろうし、嫌いな人はとことん嫌いになる小説なんじゃないでしょうか。
それにしても「大風呂敷を広げたはいいが畳めない」というこの人得意のパターンからはそろそろ脱出して欲しいところです。以前の「安藤君シリーズ」(元は読切がシリーズ化してしまった)の悲惨な最期はもう見たくありません。
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上手なミステリの書き方教えます (講談社ノベルス) 新書 – 2006/6/7
浦賀 和宏
(著)
友だちもいない、女にもまったくもてない。唯一仲よくしてくれていた大切な妹は、暴漢に撃たれ、意識不明の重態。心和むのは、自分の部屋でガンプラを作っているときくらい……。不幸の女神に愛された男、八木剛士の前人未到なほど前途多難な恋。やっと訪れた「青春」が剛士にもたらすものは?
結末圧倒的感動必読!!
結末圧倒的感動必読!!
- 本の長さ342ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/6/7
- ISBN-104061824759
- ISBN-13978-4061824751
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/6/7)
- 発売日 : 2006/6/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 342ページ
- ISBN-10 : 4061824759
- ISBN-13 : 978-4061824751
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,469,860位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年6月21日に日本でレビュー済み
暴走なのかそれとも大きな意味があるのか,大いに悩む作品です.
各章の最初に『上手なミステリの書き方』ということで,
ミステリ作品を書く上でのセオリーのようなものが出てくるのですが,
実際にはそのセオリーとは逆の方向へ物語が展開していきます.
最初は変わっていておもしろいと思って読んでいたのですが,
今までのシリーズとはまったく関係のないエログロな表現など,
次第に過去2作とはまったく違う雰囲気についていけなくなりました.
正直なところ,不快に感じる描写もかなりありますし….
これまでのように事件や謎解きもほとんどありませんし,
メインとなるはずの人物たちの登場機会も少なめです.
なぜこのような感じになってしまったのかよくわかりません.
やろうとしていることはわかるけれどなぜという感じです.
『結末圧倒的感動』という最後も,不快感が勝って大きな印象はありません.
ただ,次回作へ向けた謎のページや過去の事件に触れるなど,
夏に出る続刊への大きな伏線らしきものはいくつかありました.
今回感じた違和感も含めて,次作が大きなポイントになりそうです.
各章の最初に『上手なミステリの書き方』ということで,
ミステリ作品を書く上でのセオリーのようなものが出てくるのですが,
実際にはそのセオリーとは逆の方向へ物語が展開していきます.
最初は変わっていておもしろいと思って読んでいたのですが,
今までのシリーズとはまったく関係のないエログロな表現など,
次第に過去2作とはまったく違う雰囲気についていけなくなりました.
正直なところ,不快に感じる描写もかなりありますし….
これまでのように事件や謎解きもほとんどありませんし,
メインとなるはずの人物たちの登場機会も少なめです.
なぜこのような感じになってしまったのかよくわかりません.
やろうとしていることはわかるけれどなぜという感じです.
『結末圧倒的感動』という最後も,不快感が勝って大きな印象はありません.
ただ,次回作へ向けた謎のページや過去の事件に触れるなど,
夏に出る続刊への大きな伏線らしきものはいくつかありました.
今回感じた違和感も含めて,次作が大きなポイントになりそうです.
2006年11月4日に日本でレビュー済み
恋、特に片思いをしたことある人には心打つ最後1頁だと思います。
もちろん主人公の心理描写のプロセスが深いからこそ、最後1頁で私は心を打たれたのだと思います。
もちろん主人公の心理描写のプロセスが深いからこそ、最後1頁で私は心を打たれたのだと思います。