中古品:
¥274 税込
配送料 ¥240 5月29日-31日にお届け(12 時間 13 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: ◆◆◆おおむね良好な状態です。中古商品のため若干のスレ、日焼け、使用感等ある場合がございますが、品質には十分注意して発送いたします。 【毎日発送】
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

好き好き大好き超愛してる。 (講談社ノベルス) 新書 – 2006/8/8

4.3 5つ星のうち4.3 224個の評価

舞城文学の傑作。新しい表現がここにある!
続きを読む もっと少なく読む

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2006/8/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/8/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061824945
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061824942
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 224個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
大暮 維人
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
224グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2023年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の本を初めて読んだけど、独特な語り口がある意味真を突いていて、好きです。
夢の世界にいるみたいに、情景と心情がふわ〜っと入ってくる。
あ、そうそう、こんな感じ、と思う。
現実はこんな感じで、まったく切り分けられずに続いていくし、捉え方も、ある部分はあいまい。
鋭いなあ、と思いながら読んでます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかくよい!
2021年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
百物語など最近の作品を読んで、昔のものを読みたくなって改めて読み返しました。

"愛は祈りだ"と、喪失の悲しみを振り切るように、愛というものの美しさが書かれており、若さを感じる一方、それぞれのキャラクターの真っすぐさに心打たれました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんと可愛らしい作品だろうか…。
 舞城さんの小説を読むのは初めてになるが、これほど可憐な作品を書く方だとは思わなかった。連作の中編集のように仕上がっているが、それぞれのエピソードが絡まりあい、清楚な雰囲気を醸し出している。
 不治の病にかかった彼女の死。それにはどんな言葉を尽くしても語り切れない悲しみが上手く表現されている。
 ただ、ストーリテリングとしては今一歩弱い。それとともにテーマが露骨に描かれ過ぎているので、作品の完成度としては及第点に達していない。だが、本作の根底には生と死の深い悲しみが横たわっている。
 作品の完成度が今一歩なのと、前述したようにストーリテリングがもう一つなので星は三つなのだが、可憐で美しい物語に魅了された。
 著者は純文学作家としてはかなり多作で、今、『九十九十九』を読んでいるが、本作とはまったく異なった世界が展開されている。
 舞城さんの小説は手元に幾つかあるが、読み漁るのが楽しみだ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どれだけ読み進めるのが辛いのだろう…とレビューを見ながらも、怖いもの見たさに購入しました。
たしかにぶっ飛んだ小説でした。

私は最近失恋をして大きな喪失感を感じていましたが、この小説を読み、大切な存在がいなくなってもなお人生は続いていくものだ、愛はお返しがなくても愛なのだ、恋愛は2人でするものであるが独りよがりな愛もまた愛なのだという共感を得ました。
死について書いてありますが、大切な存在を失ったという点で、前に進むきっかけをくれたように感じ、心にそよ風が吹いています。

常人には到底思いつかない表現や話の展開が多く、短編がいくつも合わさっているので、世界についていくのが大変でしたが、得られたことはシンプルに私の胸に刺さっています。

また愛とは?と迷ったらこの本に戻ってくるかもしれません。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月14日に日本でレビュー済み
作者や出版社にとっては賞を取れた方が良かったのでしょう。
ですがファンとしては安っぽく批評されるより、感性をアップデートしない大御所に隠されてしまった名作であってくれてよかったと思います。

独特の世界観で意味が分からない部分も多々あるのに共感してしまう。
じんわりと、執着も悲嘆も醜悪さも受け入れた恋と愛が紡がれて沁みてくる。
表紙と紙面のギャップに最初は驚きましたが、改行を許さないほどの愛情が表現されているようにも感じました。

身近な人の死を経験したばかりの人には辛いかもしれません。
ただ死にまつわり死を取り巻く人々の心理をよく理解されて綴られた物語だと思います。
言葉で愛を表現できる人間だからこその愛のかたちや感触に心がふるえるすごい作品でした。

これからもずっと応援していきます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文字も大きいし、行間もあるし、この本の世界に慣れなくて‥しばらく読んで正直『失敗した』と思った。
この世界に慣れてくると途端に面白くなる。

この表紙と本の世界観が違いすぎる。表紙って大事なんだなって思う。
2019年1月11日に日本でレビュー済み
この小説の冒頭数ページの、ローマ教皇の演説のような、印象的なステイトメント。
言葉というものは全てを造り、まさしく神なんであるそうだ。

しかし、神にも良い神と悪い神がいるように、
言葉にも人を輝かせる愛・祈りの言葉と、人を疎外・「メタ化」する言葉がある。

人を疎外する言葉というのは、現実的な言葉であるが、「リアル」な言葉ではない。
その言葉は、必ず何らかの欠損を生んでいる。智恵子の切り離された腕や脚のように。
対して、祈りの言葉はナンセンスだ。
だからこそ人のこころはそれに希望や奇跡を見出し、愛し、求める。

そのようなことを、可憐なヒロインの柿緒はよく理解していた。
何が書いてあったのか結局分からない手紙の一通目、目的不明な11月の外出。
ナンセンスな欠損を敢えて作っておくことで、その空白の中で柿緒はいつまでも生き続ける。

この物語の中では、愛が陳腐で直情的でその場限りな言葉で叫ばれ続ける。
陳腐な言葉は無意味でナンセンスで余白だらけだ。
そして、その余白に愛は宿るのだと思う。

私は普段、殆ど小説なんて読まないし、小説界の出来事やニュースにも疎い。
マイジョーという名前すら知らなかった。
そんな私がこの小説を知ったのは、ある女性から薦められたからだった。
その人は私の久方ぶりの片恋の相手だ。多分、10年ぶりくらい。

私では全く釣り合いの取れない人。
一緒にそばにいることだけでも、普通なら現実的に思えない人。
そのナンセンスは、恋をよりリアルなものへ感じさせた。

あなたに出会ってからは、この感情のせいで、何も手が付かなくなった。充実の空白。
この恋は破れる。
でも気持ちを受け止めてくれるだけでも、本当に嬉しかった。
素敵な恋を、どうもありがとう。
あなたにきっと、幸せな未来がありますように。
好き好き大好き!超愛してる!
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート