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ηなのに夢のよう (講談社ノベルス) 新書 – 2007/1/12
絶対に見逃せない、Gシリーズの転換点(ターニングポイント)!!
地上12メートルの松の枝に首吊り死体が!遺されていたのは「η(イータ)なのに夢のよう」と書かれたメッセージ。不可思議な場所での「η」の首吊り自殺が相次ぐなか、西之園萌絵は、両親を失った10年まえの飛行機事故の原因を知らされる。「φ(ファイ)」「θ(シータ)」「τ(タウ)」「ε(イプシロン)」「λ(ラムダ)」と続いてきた一連の事件と天才・真賀田四季との関連は証明されるのか?Gシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮!
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/1/12
- ISBN-104061825143
- ISBN-13978-4061825147
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/1/12)
- 発売日 : 2007/1/12
- 言語 : 日本語
- 新書 : 269ページ
- ISBN-10 : 4061825143
- ISBN-13 : 978-4061825147
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,521,592位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
このシリーズが今後どのように展開していくのかがとても楽しみ。
他殺であれ自殺であれ、私たちが"動機"として求めるのは、近づかない方がいい人、防衛した方がいい状況を見極めるための情報。なので、そうした予見性に繋がらない動機には、"不可解"と思ってしまう。というところは確かに、と思った。
あと細かいが、ある人物の自宅で自殺死体が見つかって善後策を考えるシーン。席を外した方がいいと感じた犀川先生が、「屋上を見に行こう」と提案したやり方は、上手だと思った。
オビに書いてあった「ターニングポイント」って本当ですね。
ここのところ凡人には難しい作品が続いていたと思うんですが、今回は私でも大丈夫でした(笑)。
印象が強かったのは・・・ひとつは、金子くんってあいかわらずすごいな、というところ。
もうひとつは、最後のエピソードです。
萌絵にとっても、森先生にとっても、何というか、区切りみたいなものなのかな、と思ったりしました。
[後日追記。]
ここ最近、森博嗣作品をミステリィだと思って読んではいませんでした。。
確かに、これを推理小説だと思って読んでしまうとおもしろくないだろうと思います。
それに、既に単品では成立しないのも確かだと思います。
別に、それはそれでいいんじゃないかとも思いますが。
前作「ε」もふれていますが、登場人物が死、自殺についての語るシーンが多いですよね。
真賀田四季博士「Fになる」で死んでいることが普通で生きていることがバクだと言ってましたし。。
Gシリーズ、または森ワールド全体のテーマなんでしょうか?犀川先生の死についての観点は一般的ではないと思いますが
私が考え付かないものだったので「なるほど。。」と思いました。もはやトリックはおざなりですが、テーマの中心に
近付いてきたなとワクワクしながら読みました。
探偵役にもなれないし、助手としても相応しくはない。
せいぜいが、火事場に好んで集まる野次馬の役目しかないのだ。
彼女がなぜいつも事件に首を突っ込み、執着するのかが今作で解明される。
人の心が最大のミステリーということなのかもしれない。
『避けられない。』
『だから最後くらい笑って送ってあげよう、、、。』
だなんて、綺麗ゴト。
あなたにもきっとあるはず。
自分のキャパシティを超えてしまった死が。
どうしても、受け入れられない死が。
でも大丈夫。
ヒトは年月を経て、成長する。
つまりは、鈍くなっていく。
こうして僕らは、
強く、
同時に、弱くなっていくのだ。
西之園萌絵も。
そして、
あなたも。
すでにミステリーの領域とは離れた感が否めない。
当初、Gシリーズのメインキャラと思われた学生も
既に脇役と化している気がする。
これまでのキャラの個性や関連性が強すぎて、彼らがメインキャラを務めるにはパンチが足りない。
本作品では、シリーズの愛すべきキャラ達が気前良く登場する。
それぞれの絡みも多少あるので、S&M、Vシリーズを読み終えた読者には嬉しいと思う。
これで伏線は大体整ったのではないか。
次回以降の展開に期待する。