この物語は日常に退屈した少年が非日常を求めるところから始まる。
主人公の串中弔士は毎日が退屈で何もかもが嫌だった。
それでもちょっとした非日常を味わえているのは友達の病院坂迷路がいたからだ。
ある日、彼の前でとてつもない事件が起こるのだがそれを非日常だと感じて
病院坂が探偵となり自分は助手、そして犯人探しのゲームが開始される!
この話は前半が主人公とその姉とその他の個性的なキャラクターとの
西尾維新特有の言葉遊びを使った掛け合いが笑えるストーリー展開になっている。
しかし後半からある事件をきっかけにしてがらっとミステリ展開となる。
感想だけどとても斬新で面白くできていると思う。
相変わらずキャラクターが強烈で、無口だけど表情で言葉を表す病院坂迷路をはじめとして嘘ばかりつく先輩や嘘を見破れる同級生など多彩なモノ。
また、前半でキャラクターを紹介しといて後半からそれらが容疑者となるギャップがすさまじく、一気にいままで好感を持てた人物が恐ろしくなるところがポイント。
ただラストでの主人公の本性がとても恐ろしく、前半で好意的に見えていた部分がすべて崩れたのが一番の衝撃!
確かに一読の価値は十分にあるがタイトル通り後半から最後にかけて不気味な印象を私は感じた。
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不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス) 新書 – 2007/10/10
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購入オプションとあわせ買い
退屈な“日常”はいらない。 欲しいのは、“異常”――。
西尾維新が今再び放つ「きみとぼく」本格ミステリ!
時計塔が修理されない上総園学園の2学期の音楽室。
そこから始まった病院坂迷路と串中弔士の関係。歪な均衡を保つ学園の奇人三人衆、串中小串、童野黒理、崖村牢弥。そして起こってしまった殺人事件。迷路と弔士による探偵ごっこの犯人捜しが始まり、崩れたバランスがさらに崩れていく……。これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ!
西尾維新が今再び放つ「きみとぼく」本格ミステリ!
時計塔が修理されない上総園学園の2学期の音楽室。
そこから始まった病院坂迷路と串中弔士の関係。歪な均衡を保つ学園の奇人三人衆、串中小串、童野黒理、崖村牢弥。そして起こってしまった殺人事件。迷路と弔士による探偵ごっこの犯人捜しが始まり、崩れたバランスがさらに崩れていく……。これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ!
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/10/10
- 寸法10.6 x 1.3 x 17.4 cm
- ISBN-104061825577
- ISBN-13978-4061825574
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/10/10)
- 発売日 : 2007/10/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4061825577
- ISBN-13 : 978-4061825574
- 寸法 : 10.6 x 1.3 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 311,589位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビューする(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (ISBN-13: 978-4061826816 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年10月21日に日本でレビュー済み
『きみとぼくの壊れた世界』のシリーズで出たこの本
きみぼくが気に入ってることと西尾維新ファンである私は即買いました
きみぼくと同様、同じく学校が舞台になっています (学校自体は違いますが)
相変わらず個性的な登場人物の会話が面白くって、電車の中で読むと思わず吹きそうになりますw
ミステリーにはあまり無いような笑いがありますね
事件の発端の被害者にはちょっとびっくりしました
話の中では、西尾維新さんの得意な最後の真相での展開がやはり一番です
普通は事件を解いたら終わりですが、こうゆう+αがあるとより一層読みがいがありますね
感嘆の息を漏らすばかりです
西尾維新さんの作品を読んだことが無いかたは一度読んでみることをお勧めします
きみぼくが気に入ってることと西尾維新ファンである私は即買いました
きみぼくと同様、同じく学校が舞台になっています (学校自体は違いますが)
相変わらず個性的な登場人物の会話が面白くって、電車の中で読むと思わず吹きそうになりますw
ミステリーにはあまり無いような笑いがありますね
事件の発端の被害者にはちょっとびっくりしました
話の中では、西尾維新さんの得意な最後の真相での展開がやはり一番です
普通は事件を解いたら終わりですが、こうゆう+αがあるとより一層読みがいがありますね
感嘆の息を漏らすばかりです
西尾維新さんの作品を読んだことが無いかたは一度読んでみることをお勧めします
2009年5月7日に日本でレビュー済み
一本取られました。 そして物凄く面白かったです。 言葉遊びにも、トリック、その他諸々にも様々な感心を持ちました。 こんなに面白い本は久しぶりです。
2015年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の考えが怖い。
小さな望みを叶える為、とんでもないことをやる主人公が怖い、
自分の手を汚さずというところが嫌ですね。
小さな望みを叶える為、とんでもないことをやる主人公が怖い、
自分の手を汚さずというところが嫌ですね。
2008年1月5日に日本でレビュー済み
6時間くらいかけて読みました。本当は2日かけて読むつもりだったのに・・・。
主人公が魅力的だなぁって思ってたらやっぱりこの作者は癖がありますね、いろいろ
考えさせられました。私みたいな文字離れ進んでる奴でも読みやすい作品というのは
貴重ですので☆5にしました。
主人公が魅力的だなぁって思ってたらやっぱりこの作者は癖がありますね、いろいろ
考えさせられました。私みたいな文字離れ進んでる奴でも読みやすい作品というのは
貴重ですので☆5にしました。
2007年10月16日に日本でレビュー済み
『世界シリーズ』の2作目になります.
ミステリは大掛かりで,それっぽい推理や図解もあるのですが,
前作同様,物語のためという程度で,本題はあくまでもそのあと.
急な場面展開にはやや戸惑わされるも,真相にはおどろくばかりで,
同時になんとも言えない感情がこみあげてきて,気分が悪くなります.
その上で読み返してみると,あのときの言動は…とまたイヤな気分に.
おそらく,1度目より2度目のほうが,よりグサリときて楽しめるのでは.
このあたりの受け止め方で,かなり好き嫌いの別れる作品になりそうです.
ただ,少し気になったのは,冒頭からつづく掛け合いなどの多さ.
おもしろいのですが,他作品でも見られるため,ややマンネリ感が.
ほかでは,キャラクタの設定上仕方ないのですが,探偵役の影が薄く,
強烈な個性を持つと語られるも,今ひとつ伝わらなかったのが残念です.
物語に繋がりはないため,こちらから読んでもだいじょうぶですが,
独特の世界観はシリーズ共通で,前作からの『ゲスト』も出てきます.
そのため,できれば前作のほうから先に読まれることをおすすめします.
あと,このシリーズのイラストは,すべて章の先頭に入っているのですが,
本作では,物語の核心に触れるようなイラストがいくつか含まれていました.
これにはちょっとガッカリで,未読の方はそちらにも注意したほうがよいかと.
また,あとがきも先に読まないようにしましょう.『楽しみ』がなくなりますよ.
なお,同時刊行されたハードカバー(講談社BOXピース)版との違いは,
イラストの有無(あちらにはなし)とあとがきで,内容は同じとのこと.
ミステリは大掛かりで,それっぽい推理や図解もあるのですが,
前作同様,物語のためという程度で,本題はあくまでもそのあと.
急な場面展開にはやや戸惑わされるも,真相にはおどろくばかりで,
同時になんとも言えない感情がこみあげてきて,気分が悪くなります.
その上で読み返してみると,あのときの言動は…とまたイヤな気分に.
おそらく,1度目より2度目のほうが,よりグサリときて楽しめるのでは.
このあたりの受け止め方で,かなり好き嫌いの別れる作品になりそうです.
ただ,少し気になったのは,冒頭からつづく掛け合いなどの多さ.
おもしろいのですが,他作品でも見られるため,ややマンネリ感が.
ほかでは,キャラクタの設定上仕方ないのですが,探偵役の影が薄く,
強烈な個性を持つと語られるも,今ひとつ伝わらなかったのが残念です.
物語に繋がりはないため,こちらから読んでもだいじょうぶですが,
独特の世界観はシリーズ共通で,前作からの『ゲスト』も出てきます.
そのため,できれば前作のほうから先に読まれることをおすすめします.
あと,このシリーズのイラストは,すべて章の先頭に入っているのですが,
本作では,物語の核心に触れるようなイラストがいくつか含まれていました.
これにはちょっとガッカリで,未読の方はそちらにも注意したほうがよいかと.
また,あとがきも先に読まないようにしましょう.『楽しみ』がなくなりますよ.
なお,同時刊行されたハードカバー(講談社BOXピース)版との違いは,
イラストの有無(あちらにはなし)とあとがきで,内容は同じとのこと.
2011年9月24日に日本でレビュー済み
ストーリーは軽快に、会話も物語シリーズを思わせるテンポで心地良く進みます。読んで損はしないと思います。
でも、犯行動機がいまいち、説得力がないように思えました。
でも、犯行動機がいまいち、説得力がないように思えました。