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竹馬男の犯罪 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス イI- 2 綾辻・有栖川復刊セレクション) 新書 – 2007/11/7
- 本の長さ414ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/11/7
- ISBN-104061825631
- ISBN-13978-4061825635
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/11/7)
- 発売日 : 2007/11/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 414ページ
- ISBN-10 : 4061825631
- ISBN-13 : 978-4061825635
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,389,900位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1960(昭和35)年、東京生れ。明治大学商学部卒。
学生時代から文学賞の懸賞金稼ぎを続け、1983年「よけいなものが」の星新一ショートショートコンテスト優秀作受賞をきっかけにデビュー。幾つもの受賞作を収録した短編集『異形博覧会』で注目される。
主な著書に、『夜会 吸血鬼作品集』、『四角い魔術師』などの短篇集(ショートショートを多く含む)、『夜の欧羅巴』などのダークファンタジー、『竹馬男の犯罪』に代表される幻想ミステリなど、さまざまなジャンルに渡って、ファンタスティックなモチーフを貫いている。
短篇小説の復権を目指して自ら企画したオリジナル・アンソロジー《異形コレクション》の監修で、1998年に第19回・日本SF大賞特別賞を受賞。同シリーズは現在まで全51巻に及ぶ(最新刊は『秘密』2021年刊行)。アンソロジストとしても活躍し、海外の異色短篇作家作品の再評価にも努めている。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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これはその中でも、ミステリのガイドブックにも紹介されるほどのクオリティを備えた作品。
あたかも江戸川乱歩を思わせるような、怪しくも美しい、まるで万華鏡の中に入り込んだような異形の世界に、読者は遊ぶ事になるでしょう。白昼夢。
ミステリとしてみた場合、骨格を支えているのは、かなりスレスレとも思える大技一発トリックです。然しこれがその特異な世界観と相まって、読んでて齟齬を感じさせないのは見事ではないでしょうか。面白いです。
残念ながら、この作品はシリーズ化はされてないんですね。ミステリ専門の作家さん!ではないから仕方ないのかもしれませんが‥‥。続編などを望んでいるのは僕だけではないと思います。
一応というのは、はたして著者が本書を本格ミステリを意図して書いたかどうか、という点が大変グレーだからだ。
ストーリーは、この手のミステリ好きにはとても魅力的である。
サーカス芸人のいる奇妙な舞台、不可思議なモノローグ、連続殺人、不可能興味といった、本格ミステリのガジェットが盛りだくさんである。
それだけで、本格好きのハートはくすぐられる。
しかし、ラストまで読むと、本作に込められた著者のたくらみに気づき、驚き、そして舌を巻くことになる。
本作初読のとき、著者の専門がホラーだということをまだ知らなかった。
まるで、アルジェントやフーパーのホラー映画を見たような気分になり、くらくらと眩暈がしたものだ。
今おもえば、なるほどとうなずけるテイストである。
こういう作品を、こういうタッチで書くことができる作家は、他にいない。
綾辻が似ているようで、ちょっと違う。
竹本健治なら、できるかも。
著者は本業のホラーのほうが忙しいようで、なかなかミステリを書いてくれない。
本書が刊行されてからでも、もう随分になる。
こういう作品の書けるひとなのだから、5年に一度くらいでも良いから、もっとミステリを書いて欲しい。
本書が復刊されたことは、実にうれしいかぎりである。
本作を支持するひとの声が大きくなって、著者を動かしてくれたらと願う。
十年に一度の、まぎれもなく大傑作である。
初版刊行時、綾辻行人氏が新聞にこの作品の書評を書いていた。だからと言うわけではないが、まあ、本格推理の好きな人には楽しめる作品である。井上雅彦唯一の本格推理? とくとご覧あれ!