もし、受賞したと知らずに読んだとしても、読み終わったところで「この小説は何という賞を受賞したでしょうか」と問われたら、「メフィスト賞!」と即答できちゃう、そういう感じのミステリ作品です。
シニカルなユーモアとともに次々と繰り出されるミステリネタに、ついニヤニヤしてしまうので、ミステリマニアにこそ読んでほしいと思います。
たまに元ネタの分からない箇所があった私は、まだ精進が足りません。今後も様々なミステリの摂取に励もうと思います!
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パラダイス・クローズド THANATOS (講談社ノベルス ミI- 1) 新書 – 2008/1/11
汀 こるもの
(著)
「本格ミステリを討ち倒そうとする生意気な新人が現れた。」――有栖川有栖 推薦
第37回メフィスト賞受賞作
周囲の者が次々と殺人や事故に巻き込まれる死神(タナトス)体質の魚マニア・美樹(よしき)と、それらを処理する探偵体質の弟・真樹(まさき)。彼ら美少年双子はミステリ作家が所有する孤島の館へ向かうが、案の定、館主密室殺人に遭遇。犯人は館に集った癖のあるミステリ作家たちの中にいるのか、それとも双子の……?最強にして最凶の美少年双子ミステリ。
第37回メフィスト賞受賞作
周囲の者が次々と殺人や事故に巻き込まれる死神(タナトス)体質の魚マニア・美樹(よしき)と、それらを処理する探偵体質の弟・真樹(まさき)。彼ら美少年双子はミステリ作家が所有する孤島の館へ向かうが、案の定、館主密室殺人に遭遇。犯人は館に集った癖のあるミステリ作家たちの中にいるのか、それとも双子の……?最強にして最凶の美少年双子ミステリ。
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/1/11
- ISBN-104061825798
- ISBN-13978-4061825796
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/1/11)
- 発売日 : 2008/1/11
- 言語 : 日本語
- 新書 : 243ページ
- ISBN-10 : 4061825798
- ISBN-13 : 978-4061825796
- Amazon 売れ筋ランキング: - 689,908位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人を選ぶという意味で星4にしていますが、個人的には好きな作品なので高めの評価にしています。薔薇が始め読むといろいろと衝撃を受けます…。
主人公たちの周りで人がよく死ぬっていう死神という設定面白い。
この双子に何かしらあるのだろうと気になる。
先ほども書きましたが、1番のネックはやはり薔薇の部分ですが、それも美樹という人物の特徴でもあると思います。
双子とハマればハマる作品なので読んでみて決めるのが1番です。
本当に…癖の強い作品ではありますが、これはこれで面白いと思いますよ…?
主人公たちの周りで人がよく死ぬっていう死神という設定面白い。
この双子に何かしらあるのだろうと気になる。
先ほども書きましたが、1番のネックはやはり薔薇の部分ですが、それも美樹という人物の特徴でもあると思います。
双子とハマればハマる作品なので読んでみて決めるのが1番です。
本当に…癖の強い作品ではありますが、これはこれで面白いと思いますよ…?
2016年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メフィスト賞受賞作おさかなミステリ。Kindle は文庫だけど私はノベルスのほうがおすすめです。動機についてなんだのかんだのと挙げられてるけど文庫のほうがまだ言及されてるほうだと。もう十回以上は再読してるけどいまだに分かんないネタばかり。でもそれでも面白いのが魅力。
2012年2月19日に日本でレビュー済み
双子の美少年のキャラクターや設定は興味深かったですが
いかんせん薀蓄が多くて長過ぎ。
魚関係に興味ある人ならまだしも、一般人には辛かった。
もっと簡潔に(ポイントをテンポよく)すると面白いのにと
思い、次回作に期待します。
いかんせん薀蓄が多くて長過ぎ。
魚関係に興味ある人ならまだしも、一般人には辛かった。
もっと簡潔に(ポイントをテンポよく)すると面白いのにと
思い、次回作に期待します。
2016年3月16日に日本でレビュー済み
かつてこんなにお魚についての雑学を語るミステリーがあっただろうか、と言いたくなるくらい魚についての蘊蓄がふんだんに登場します。蘊蓄の量が非常に多いので、たしかに読む人を選ぶところもあると思いますが、それらの雑学を楽しめる人であるならばおすすめできる作品だと思います。
2016年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつもの、孤島の館で密室殺人が起こり、それから連続殺人事件が起きるというスタイルです。新本格ミステリーのお約束の設定です。キャラクターは結構立っていて面白かった。他のレビュアーが言及している、この作家の薀蓄ですが、私は半分は楽しめて、半分はうんざりでした。それにしても密室トリックものって読んでて疲れますなwww
2016年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いです。新書、文庫、電子書籍と3冊持っています。新書と文庫で冒頭が若干違うような気がします。読み比べが楽しかったです。
2013年3月31日に日本でレビュー済み
他の方達も書いておられるように、前半の衒学的な描写が些かクドいものの、
全体的には読ませてくれるプロットでした。
ただ気になったのが、海洋生物への異様な執着と、『本格』ミステリに対する敵愾心です。
筆者は本格ミステリのせいで親しい人に不幸でもあったのだろうかと邪推してしまう程、
所々に『本格』に対するライバル意識のようなものを感じます。
本書はその二つがテーマなので筆者の私見が漏れ出ていても気にならないようなっていますが、
まるで「筆者から見た一人称」のような三人称なのは終始気になる所でした。
とは言え、有栖川有栖氏も言っているように、最後にはしっかりと『本格』らしいオチも用意しているあたり、
推理小説としても海洋生物薀蓄ものとしても楽しめるのではないかと思います。
全体的には読ませてくれるプロットでした。
ただ気になったのが、海洋生物への異様な執着と、『本格』ミステリに対する敵愾心です。
筆者は本格ミステリのせいで親しい人に不幸でもあったのだろうかと邪推してしまう程、
所々に『本格』に対するライバル意識のようなものを感じます。
本書はその二つがテーマなので筆者の私見が漏れ出ていても気にならないようなっていますが、
まるで「筆者から見た一人称」のような三人称なのは終始気になる所でした。
とは言え、有栖川有栖氏も言っているように、最後にはしっかりと『本格』らしいオチも用意しているあたり、
推理小説としても海洋生物薀蓄ものとしても楽しめるのではないかと思います。