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カクレカラクリ (講談社ノベルス モF- 42) 新書 – 2008/7/8
その村には奇妙な伝説があった――。明治時代に作られた絡繰りが、村のどこかに隠されており、
120年後の今年、動き出すというのだ! 遥かなる時を経て、絡繰りは甦るのか!?
興味を持った郡司たちは、鈴鳴村を探索するのだが……。
- 本の長さ326ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/7/8
- ISBN-10406182595X
- ISBN-13978-4061825956
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/7/8)
- 発売日 : 2008/7/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 326ページ
- ISBN-10 : 406182595X
- ISBN-13 : 978-4061825956
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
会話の端々にくすりと笑えるユーモアがあって、面白かったです。登場人物の名前をそのまま変えてしまえば、Gシリーズが出来上がりそうな感じですね。
「森博嗣版、ラノベか?!というような、現実感のない、でも妙に濃いキャラと設定で始まる物語ですが…着地点は普通で常識的でした」
この本はタイトルの響きに惹かれて買いました。ホイっと買ってプイっと読むにはちょうどいい軽さのお話だと思います。
もっと濃い話になるかと思っていたのでラストへ向けて静かになっていく感じが不思議で面白かったです。
どんどん静かに地味になっていく謎とラストシーンの動きの対比もよかったと思います。
でも私はS&Mシリーズと黒猫の三角、女王シリーズが好きなのでこれは「うぅん…」という感じでした。
森先生にはいつかラノベにも挑戦してもらいたいです。もちろん流行イラストレータの絵付きというやつで、です。
もしかしたら既にチャレンジしているのかもしれませんが、先生の著書を全部読んでいるわけではないのでわからないです。
S&Mシリーズ辺りを英語にも翻訳してもらいたいですが難しそうですね。
裏表紙のコピーによれば「爽快青春ミステリィ」。うーんどうなんだろうと思いながら読み始めた。
工学部のお気楽な男子大学生2人が主人公のよう。ヒロインは、とある地方の村の名家のお嬢様。その村にある廃墟となった鉱山と工場を愛でるというのが男子2人の旅の目的のはずだったのだが・・・。というイントロ。さすが理系ミステリな森先生、自分は廃墟マニアではないのだが、機械装置まわりの描写がおもしろすぎてグイグイと引き込まれてしまう。
青春ミステリィということで、誰かが死んだり殺されたりするわけではないというのがポイントか。120年前に仕掛けられたというカラクリ仕掛けが村のどこかに隠されており、それが今年動き始めるはずなのだ、という伝説というか村の言い伝え。それはいったいどんな仕掛けなのか、どういう立地に設置されたはずなのか、当時使えたはずの工業材料や技術、120年間メンテフリーで維持できると期待できる構造、などなど。仮説を考えだしては捨て、思いついては検証を繰り返す。うーん、まさに理系ミステリの真骨頂、てな感じであります。
最後のほうの謎解き?は少々ご都合主義的な香りもしなくはないのですが、とにかくそこに至るまでの考察の数々が楽しくて仕方ありません。こんな変な読者ばかりではないかもしれませんが。
が、最近の彼の傾向なのか、トリックは単純で、キャラも似たようなキャラが多く、あんまり斬新さは感じなかった。
でも、好きだから、ファンだから、安心して読めちゃうんだよな。
今回の話は「絡繰り」をメインにしてる割にはいつもよりも
絡繰りが少なかったように思います。
わかりやすいようにはなっていますが。。
映像化するとなると、やはりあまり複雑なトリックなどは取り入れにくいのでしょうか。
でも、それぞれのキャラクターの思考回路や、
本文の所々に森先生の作品らしい所が感じられてよかったです。
いつもよりも気楽に読める、軽いタッチの作品だと思いました。
全体的に薄っぺらい感じ。いかにも商業的に書いた感じでちょっと残念です。
カクレカラクリを探すというミステリーよりも探検ものに仕上がっている。
グロテスクなシーンもなく、若い世代かでも読み終われそうな感じだ。
カクレカラクリ自体は「うーん」といった感じだが、
読後感はすっきりとしている印象。
シリーズ外作品として、楽しく読めた。