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密室の如き籠るもの (講談社ノベルス) 新書 – 2009/4/8

4.2 5つ星のうち4.2 85個の評価

大注目の刀城言耶シリーズ最新刊登場!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2009/4/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/4/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 352ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061826417
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061826410
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 85個の評価

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三津田 信三
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年4月14日に日本でレビュー済み
前々作、前作が大変な好評を博した著者のシリーズ最新作は

シリーズ初となる短編集形式。

物と物の「隙間」を覗くことで、

未来を幻視する不思議な力を持った女性にまつわる『隙魔の如き覗くもの』

こっくりさんにまつわる悲しい密室殺人を、

密室事件の由来なども解説しつつ解決する表題作『密室の如き籠るもの』

など全四作品を収録します。

一見すると人間の仕業には思えない事件を事件でも

刀条言耶の鋭い推理が快刀乱麻のごとく解決!!

・・・かに見えて、やっぱり不思議―

という変格小説ならではの面白さを存分に堪能できるラインナップです。

分量はいつもよりも短いものの

そのぶん、テンポよく物語が展開し、

シリーズのおもしろみが凝縮!!という印象を受けました。

また、前作から(かなり唐突に?)登場した編集者・祖父江さんも

すいぶんと物語になじんできた様子。

このままいくと、近いうちに犯人に捕まったりすると思われます。

さらに、既刊されてる他の作品の後日談がチラッと明かされており

シリーズ愛読者には嬉しいサービスも☆

短時間で読めるので、

『○○の如き』シリーズを読んだことがない方には、

ぜひ、読んでいただきたい1冊です☆☆
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表題作となっている「密室の如き籠るもの」が、4編の中で一番長いし、筆者も作品中に密室談義(ほら、カーや乱歩が分類している)を入れたりして、力を入れて書いているのは分かるが…残念ながら面白くない。
それよりも「迷家の如き動くもの」が一番良かったと思う。
『迷家(まよいが)』というと、遠野物語に出てくるメルヘンチックなお伽噺を思い出す。
村人が山の中で迷っていると、やがて一軒の家を見つける。立派な屋敷で、庭には花が咲き乱れ、牛小屋も馬屋もあるが、なぜか人の気配がしない。もしや山男の家かも、と怖くなった村人は、あわてて逃げ出し、ふもとの村までたどり着くことができた。
その家から逃げ出すとき、村人はお椀を一つだけ持ち出していた。これで米を計ると、不思議な事に、いつまでたっても米びつが空にならなかった。

ああ、ため息が出るような美しい民話です。でも、三津田信三の『迷家』は、怖ろしい。人を誘い込んで、家の中に入れ、喰ってしまうのだ。
怖かったなぁ。もう一人で登山なんかできないね。最後に、探偵役の刀城言耶の解釈で、一応解決する。日本アルプスで、地震多発地帯の山小屋の話だから、そういう考え方もできるだろう。

ただ、山登りしていて、予定より時間がかかり、宿泊地にたどり着く前に日が暮れてきたら…そんな時、半分朽ちかけた小屋が現れたら…中に入るより、野宿した方がいいと思わせるお話です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月14日に日本でレビュー済み
タイトル作の中編「密室の如き籠るもの」に短編三作を加えた作品集。私は作者の、「首無」、「厭魅」を読んで魅了され、本書を手に取ったのだが、濃厚な伝奇ホラー味と合理的解決の裏にある人智を超えた異界的解決(?)が持ち味の作風を活かすには、ある程度の分量が必要である事を再認識した。中短編ではアッサリし過ぎている感がある。

「首切」は、トリックに蓋然性が無い上に、前半の怪異譚と解決との関連性が薄く、平板そのもの。「迷家」は、「遠野物語」の山姥伝説の変形の語りが大半を占め、謎も矮小で興趣に欠ける。「隙魔」に到っては、戦中・戦後の教育問題がテーマの様で、もっとミステリ的膨らみが欲しい所。

「密室の如き籠るもの」は、いきなり舞台となる屋敷の見取り図が挿入され、一家の当主の前妻二人が同じ蔵座敷の二階で突然死し、今は"開かずの間"になっている事が語られる。そして、突然現れた葦子と名乗る謎の女が、その部屋で"狐狗裡さん"を用いた交霊会を開くと言う期待感を持たせる出だし。当主の後妻となった葦子は、"狐狗裡さん"占いを続け、巫女扱いされる。カー「赤後家の殺人」を思わせる呪いの赤箱の存在、葦子を被害者とする"曰くの部屋"での密室殺人。道具立ては申し分なく、刀城の"密室談義"も楽しめるが、普通に読めば真相の喝破は容易だろう。事件の背景となる民俗学的伝承や錯綜した人間模様の書き込みが無いため、作者の持ち味である妖異性・異界性が感じられない。

やはり作者には、禍々しい雰囲気を十二分に出せる舞台設定と捻りの利いたストーリー展開が可能な分量が必要であろう。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年12月15日に日本でレビュー済み
母へのプレゼントに購入しました。
発送も早くて驚きました。
ありがとうございました‼
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでにこのシリーズは3作読んだが、いずれも長編だった。それゆえに古い歴史とおどろおどろしい雰囲気を持つ地方の描写、そしてそこで起きる事件に入り込んで行けた。今回は短編集ということで、どうかな、と思ったのだが、これが案外良かった。

「首切の如き裂くもの」では、刀城は直接事件現場には関わらない。その代わり、編集者から話を振られて、推理を行うことになる。

「迷家の如き動くもの」では、刀城は実際にその場に居合わせる。山の中で起きる不思議。「動く家」という不思議さが、怪奇現象の雰囲気も醸し出していて良かった。

「隙間の如き覗くもの」では、隙間に何かを見てしまう家系に生まれた女性の体験から始まる。これも良かった。刀城は、だいぶ後から登場する。やはり編集者と共にだ。だから、直接事件には関わっていない。どうやら、瀬戸内海であった「鳥人の儀」にまつわる事件に関わり、帰ってきたばかりの様子の刀城。私はその作品をまだ読んでいないが、読んでみたいと思った。

そしてやや長い「密室の如き籠るもの」。これが一番長く、物語も何とも言えない不気味さから始まることから、作品世界を堪能できるかと思う。

刀城の経歴については、その都度物語の中で簡単に説明されているのだが、今度はいつか、刀城のお父さんの活躍も読んでみたいと感じた。そして、刀城と父親の親子の葛藤を実際に物語で読んでみたいとも思った。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月20日に日本でレビュー済み
短編4話構成。恐ろしい事件を怪奇小説家刀城言耶が今回も解決するシリーズ。
・『首切の如き裂くもの』『迷家の如き動くもの』『隙魔の如き覗くもの』『密室の如き籠るもの』

☆ ミステリなのでネタバレになると面白くないので内容には触れません。今回もゾクゾク…となんとも言えない感じで面白&怖かった!特に好きなのは『隙魔の如き覗くもの』。隙間というちょっとした空間から見る向こう側ってなんとなくリアリティがあってつい…「この隙間の向こうは」と考えてしまいそう…。次は『迷家〜』こちらも山中でこんな出来事にあったらと思うと…ゾォ〜としてしまう内容でした。このシリーズ表紙も不気味で読了後は家に置いて置きたくない気がするのは私だけでしょうか?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年1月3日に日本でレビュー済み
凶器消失、建物消失、アリバイ崩し、密室と様々なトリックが楽しめる中短編集。
自分は長編のみっちりとおどろおどろしさが詰め込まれた作品群の方が好きではあるが、本書もなかなか面白い。
まあ、最初の3作品は長編にするには厳しい題材だと思うので、短編で〇。
まず背景をねっとり書いて事件がなかなか起こらない(笑)いつもの刀城言耶ものに比べると、初めての人にはとっつきやすいかも。
その分ゾクゾク感が薄れるが。

ただ、やはり中編の表題作の方が面白い。
刀城言耶ものは推理と謎が解明できないホラーとの融合具合がちょうどいい塩梅で自分は好きなんだが、その持ち味(特にホラー部分)が短編ではあまり生きてこない。

長編の新作を待ってますよ、三津田先生。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年5月9日に日本でレビュー済み
短編三本、中編一本と本シリーズ初の短編集。
なので長編と違いある程度制約を受けるのは仕方ないですが、パワー不足かなと個人的に思いました(このシリーズを短編で扱うのは難しいのかも)。
シリーズを読んでる方なら予備知識等で各自フォローして楽しめるかなと思います。
しかし本格にホラーの要素を加えるとなると文量がある程度ないと雰囲気が出ないため、短い中にあれこれ詰め込むと消化出来ずに終わってしまうかなと。
なので本作がシリーズ初めての方にはウケが悪いかも知れません。
常連には及第点。でももっと面白くても良いかなぁと。
もう今年はこれでシリーズ出ないですよね…長編の新作読みたかったなぁ。(佐藤大)。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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